ノンフィクション映画から学ぶ英会話:英会話初心者に役立つ無料の英語学習コンテンツ
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今回は、実話に基づいた映画『The Theory of Everything/博士と彼女のセオリー』をご紹介します!
かの有名な故スティーヴン・ホーキング博士を描いた本作ですが、彼の功績を称えるだけのストーリーではないのが印象に残ります。
Contents
筋委縮性側索硬化症(ALS)を抱えながらも、「車椅子の天才科学者」として多くの功績を残してきたスティーブン・ホーキング博士。
この映画は長年連れ添った妻ジェーンとの関係に焦点を当て、ホーキング博士の半生を描いています。
主演を務めたエディ・レッドメインは、この作品でアカデミー賞の主演男優賞を獲得しました。
天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)はケンブリッジ大学大学院に在籍中に詩についての勉強をしていたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。
その直後、彼はALSを発症し余命は2年だと言われてしまう。
それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーン。
二人で力を合わせて難病に立ち向かっていくが・・・。
《スティーヴンがある定理を閃いた時》
Stephen: If Einstein is right, or if general relativity is correct, then the universe is expanding, right?
もしアインシュタインが正しければ、一般相対性理論が間違っていなければ、宇宙は膨張しているってことだよね?
Jane: Yes,
ええ。
Stephen: Okay, so if I reverse time, then the universe is getting smaller.
じゃ、もし僕が時間を戻したら、宇宙は小さくなるんだ。
Jane: All right.
そうね。
(中略)
Stephen: Yes. So the universe, getting smaller and smaller, getting denser and denser, hotter and hotter as we.
そうだ。そしたら宇宙は、どんどん小さくなって、どんどん密集して、どんどん熱くなるんだ。 僕たちみたいに。
動詞のgetは「手に入れる」を意味しますが、その他にgetの後に形容詞を伴って「~な状態に変わる」「変化する」という意味を持っています。
動詞のgetを進行形のgettingにすることにより「今まさにその変化が進行している」状態を表すことになります。
セリフの「the universe is getting smaller」は形容詞のsmallの比較級smallerが使われていますので、「宇宙は(どんどん)小さくなっていくんだ!」という臨場感を感じますね。
セリフの「 the universe, getting smaller and smaller, getting denser and denser, hotter and hotter」のように形容詞比較級を重ねていうと、よりドラマチックに「だんだんと(ゆっくり)変化」してくる様子が表現できます。
Maggie: I feel the weather is getting colder and colder, day by day.
なんだが日に日にだんだん寒くなってきた気がする。
Rachel: Winter is just around the corner. It’s time to place Kotatsu in my room!
もう冬の季節だね。 こたつを出さないと!
Maggie: I can’t believe it’s already December.
もう 12 月だなんて信じられない。
Rachel: It’s already time for Christmas!
もうクリスマスの季節だね!
《スティーブンの介護に疲れ、自暴自棄になっているジェーンが教会を訪れ、聖歌隊の指導者ジョナサンと初めて出会い見送られるシーン》
Jonathan: Thank you for coming. You will be a-a valuable asset.
来てくれてありがとう。 きっと君は僕たちの財産になる。
Jane : Thank you. Well, I should be going.
ありがとう。そろそろ行かないと。」
Jonathan: And if your son wants those piano lessons, just-
もし息子さんがピアノのレッスンを受けたかったら…
Jane : Yes, absolutely.
ええ。もちろんよ。」
Jonathan: Call me.
呼んで。
Jane: I, um- I will do.
ええ。 そうするわ。」
Jonathan: Great.
よし。」
Jane: My husband adores music too.
夫も音楽をとても大切にしているの。
ネイティブの会話や映画やドラマのセリフに「should be」はとてもよく出てきます。
まずは助動詞shouldの意味を確認しましょう!
①「~すべきである・~した方がよい」:義務
You should see the doctor.
医者に診てもらうべきだよ。
You should call your mother.
お母さんに電話したほうがいいよ。
②「~はずだ・たぶん~だろう」:推測
She should be back soon.
彼女はすぐに戻るはずです。
He should be home today.
彼は今日家にいるはずです。
If I have a serious disease, the doctor should be testing my blood.
もし大きな病気であれば医者が今頃血液検査をしているはずよ。
should be ~ing は現在進行形にあたるので、「今~しているはず」という訳になります。セリフの「I should be going.」は「今既に行っていなければならない」つまり「行ってるべきなのにまだ行けていない=もう行かなくっちゃならない」というJaneの別れがたい気持ちが伝わってきますね!
adoreはloveよりもさらに深く「深く愛している、熱愛している」という意味です。
「like<love<adore」と好きの度合いが深まっていきます。
like:好き、好む、気に入る
love:大好き、愛している
adore:崇拝する、敬愛する、熱愛する
I like music.音楽が好き
I love music.音楽が大好き
I adore music.音楽をとても大切にしている、とても愛している
likeやlove はよく会話でも使われるので馴染みがありますが、 ぜひ「とっても大好き!」という場合はadoreを使ってみてください。メージとしては、男性より女性がよく使います!)
ちなみにワタクシMaggieは、私の読書愛をお伝えしたいので、自己紹介のときに“I adore reading books.”と言っています。
原題の「The Theory of Everything」は直訳すると「万象の理論」。ホーキング博士の追う理論そしてJaneとの関係など深い意味を感じます。
ぜひアカデミー主演男優賞にも輝いたエディ・レッドメインの素晴らしい演技にも注目してご覧ください!
===Maggie===
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