source: Netflix.com
小さい頃からディズニー・チャンネルが大好きで、いつかはオリジナル音声でディズニーの世界を楽しめるようになりたいと思ったのが英語に興味を持ったきっかけです。
現在は『b わたしの英会話』で英語学習をキッカケに、世界観が広がった経験を活かし、お客様の英会話力UPのためのお手伝いをしています!
今回はNetflix作品『マイライフ with ウォルターボーイズ(My Life With the Walter Boys)』をご紹介します!
Contents
『My Life With the Walter Boys)』ってどんなドラマ?
『My Life with the Walter Boys』は、2023年にNetflixで初公開されたアメリカのティーンドラマシリーズです。このドラマは、オンラインプラットフォームWattpadに投稿されたアリ・ノヴァクの小説を原作としています。
注目の若手俳優ニッキー・ロドリゲスが主演を務め、突然の悲劇により人生が一変した10代の少女が、田舎町に住む大家族に引き取られ、新しい環境の中で愛、希望、そして友情を学びながら成長していく姿が描かれています。
ロマンティックなシーンも盛り込まれており、観る人の心をキュンキュンさせるドキドキ感あふれる作品です!
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『My Life with the Walter Boys』のあらすじは?
ニューヨークのマンハッタンに住む優秀で完璧主義のティーンエイジャー、ジャッキー・ハワード(Nikki Rodriguez)が主人公です。
ジャッキーは痛ましい事故で家族全員を失い、母親の親友であるキャサリンとその家族のもとで暮らすため、都会を離れてコロラドの田舎で新しい生活を始めます。
キャサリンと夫ジョージには、いとこを含む10人の子どもがいる大家族で、ジャッキーは慣れない田舎暮らしやわんぱくな兄弟たちとの生活に、なかなか馴染めずにいました。
ジャッキーはプリンストン大学合格を目指して勉強に集中しようと決心しますが、ウォルター家のまったく異なる2人の兄弟に次第に惹かれていきます。
恋愛や友情、さまざまな出来事を通して、ジャッキーはウォルター家との絆を深めていき・・・。
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ドラマに出てくる覚えて便利なアドバイス・励まし・同意のフレーズ!
《第1話より:NYからコロラドの空港に到着し、叔父のリチャードとビデオ通話をしながらキャサリンの迎えを待つシーン》
Richard:Listen, I’m sorry I couldn’t come with you to meet the Walters. I—
聞いてくれ、今日は付き添えなくてごめんな、私は・・・
Jackie:I think I see them. I better go.
迎えが来たみたい。もう行った方がいいね。
Richard:Jackie,I know it’s a big change. Keep your head up. I’m here whenever you need me. All right? Text me later.
ジャッキー、これは大きな変化だが、前を向いて頑張れよ。私はいつでも味方だからな。後でメールして。
Jackie:Okay.
わかったわ。
had better + 動詞の原形:~した方が良い
「had better」は、〈had better + 動詞の原形〉の形で用いられ、強いアドバイスや提案、また命令を表します。
特に、そのアドバイスを無視した場合に悪い結果が起こる可能性があることを暗示するニュアンスがあります。
「better」は比較級で使われることが多いですが、アドバイスや提案の文脈で使うときは
「better=より良い」という意味を持ち、「何かをすることが望ましい」=「した方が良い」というニュアンスを伝えます。
カジュアルな会話では、通常「had」が短縮されて「’d better」となります。
※上記のシーンのJackieは「I better go.」と「’d」も省略しています。
■一人称・二人称・三人称を主語として「~すべきだ」「~した方がよい」とアドバイスや提案の意味での使用例
(1) We’d better leave early to avoid traffic.
私たちは渋滞を避けるために早めに出発した方がいい。
(2) You’d better check the weather before going out.
あなたは出かける前に天気を確認した方がいい。
(3) She’d better follow the instructions carefully.
彼女は指示に注意深く従った方がいい。
■二人称を主語として「~しなさい」という命令の意味での使用例
(4) Sarah, you’d better clean your room before your guests arrive.
サラ、ゲストが来る前に部屋を掃除しなさい。
「had better」 は上記の (1) (2) (3) のように、一人称・二人称・三人称を主語として「~すべきだ」「~した方がよい」という意味を表します。
また、(4)のように、二人称を主語として「~しなさい」という命令の意味でも使われます。
Rita : Hey, have you seen Mom? I’m looking for her, and I need her to style my hair.
ねえ、お母さん見なかった?髪の毛をアレンジして欲しいんだけど。
Dad:You’d better not talk to her right now, she is in a bad mood after fighting with your sister.
今は話しかけない方がいいよ、お姉ちゃんと喧嘩した後で機嫌悪いから。
Rita:Ah okay, I’ll talk to her later then.
そうなんだ、じゃあ後でにしとく。
**********
Rita:I’m leaving now, Mom! I’m gonna be late for the party.
お母さん、もう出かけるね!パーティーに遅れちゃう!
Mom:You had better bring an umbrella. It’s gonna be heavy rain tonight.
傘を持っていった方が良いわよ!夜は大雨になるから。
Rita:Ugh, I just got my hair styled!
えー、せっかくヘアアレンジしてもらったのに!
さらに、カジュアルな会話では、主語を省略して「Better be careful.(気をつけた方がいいよ。)」のように「Better~」の形で使うこともよくあります。
・Better hurry up!
急いだ方がいいよ!
・Better ask for directions.
道を聞いた方がいいよ。
・Better bring a jacket.
ジャケットを持って行った方がいいよ。
「Better~」は日本語の「~した方がいいよ。」のニュアンスなので、目上の人やビジネスシーンには適さないのでご注意ください。
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Keep your head up:元気を出して・前向きでいてね
「Keep your head up」は、直訳すると「頭を上げておきなさい」ですが、励ましのフレーズで、「元気を出して」「前向きでいてね」という意味で使われます。
友人や家族が困っているときや、気分が沈んでいるときに、よく使われる言葉です。
・Keep your head up, things will get better.
元気を出して、状況は良くなるよ。
・Stay positive and keep your head up, you’ve got this!
前向きで元気を出して、大丈夫だよ!」
また、人生の試練や挑戦に直面している時に「前を向いて、負けずに進んでいこう」というポジティブなメッセージを伝えるのにもぴったりです。
・I know it’s tough losing the game, but keep your head up. We’ll learn from this and come back stronger next time
試合に負けて辛いけど、前を向いていこう。この経験から学んで、次はもっと強くなれるよ。
・Life can be hard, but if you keep your head up and stay focused, you’ll get through it.
人生は大変なこともあるけど、元気を出して集中していれば、きっと乗り越えられるよ。
さらに、「Head(頭)」を「Chin(顎)」に変えて「Keep your chin up」(顎を上げておきなさい)というフレーズも同様に使われ、困難な状況でも「元気を出して」と励ます意味を持ちます。
アメリカ英語では「Keep your chin up」のほうがやや一般的とされていますが、どちらのフレーズもよく使われます。
・Keep your chin up, even when things seem hard. You’re doing great.
どんなに厳しい状況でも元気を出して。あなたはよくやっているよ。
・I know it’s tough right now, but keep your chin up. You’ll get through this.
今は大変だと思うけど、元気を出して。きっと乗り越えられるよ。
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《第6話より:ジャッキーが付き合い始めたアレックスとの関係について友人達と話し合うシーン》
Jackie : Okay, Alex has got to chill on the PDA.
彼は人前でイチャイチャしたがるの。
Skylar : Are you not into it? Because if you’re not—
嫌なの?もしそうなら・・・
Jackie : No. No, it’s…it just feels a little extra. Right? In public.
嫌じゃないけど少し度を越してると思うの。公の場だよ。
Grace : Way public.
たしかに。
Skylar : True.
そうだね。
Jackie : He was not like this at all over winter break, or when we’re at home.
冬休み中はあんな感じではなかったし、家でも違うわ。
Grace : Really? ‘Cause he wasn’t like this with Paige either.
本当?だって、ペイジと付き合ってた時も違ったわ。
Skylar : He wasn’t. I was just about to say. I’ve never seen Alex like this.
今僕も同じこと言おうとしてた。
Jackie : Wait, what? Alex and Paige used to date?
待って、彼はペイジと付き合ってたの?
Grace : Yeah, I mean, I’m pretty sure she was Alex’s first.
うん、初めての彼女じゃないかしら。
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either:〜もまた〜ない
学校でやたらといちゃついてくるアレックスのことを「今までこうではなかった」と困惑するジャッキーに対し、友人のグレースが「元カノと付き合っていたときもあんなじゃなかった」という意味で「he wasn’t like this with Paige either」と言っています。
文中の「either」は、「〜もまた〜ない」という意味で、否定的な文脈での比較を示しています。
この文ではジャッキーの「今までこうではなかった」に同意して、グレースが「(今までこうではなかったし、)元カノに対してもこうではなかった」というニュアンスを持っています。
同意を表す「too」と「either」「neither」の使い分け
1. too:〜もまた・〜も同様に
肯定文で使われ、前述の内容に同意する時に用います。
A : I really like this pizza, it’s tasty!
私のこのピザ大好き、すごくおいしい!
B : I like this pizza too.
私もこのピザ好き。
2. either:どちらかも〜・〜もまた
否定文で使われ、前述の内容が当てはまることを示します。ただし、会話の流れでは「either」も肯定的に使われることがあります。
A : I don’t think this project is a good idea, there are too much things to do.
このプロジェクトはやる事が多すぎて良いアイデアとは思わないわ。
B : I don’t think it’s a good idea either.
僕もこれは良いとは思わないな。
3. neither:どちらも〜ない
否定文で使われ、前述の内容に対して同様の否定を示します。
「either」と同じように、否定文に対する同意をするときに使われる言葉ですが、「either」とは違い、その使い方は2種類あります。
■「Me neither.」の使い方
「Me neither.」は、否定文のバージョンの「Me too.」です。前の発言に同意して、「私もそうだ」という意味を伝えます。
A: I haven’t slept well recently.
最近全然眠れないんだよね。
B: Me neither.
私もだよ。
■「Neither 〇〇 I.」の使い方
「Neither 〇〇 I.」という表現も「私もそうだ」という意味で使われますが、表現の仕方が少し複雑です。
ここでは、相手の否定文から「not」を取り除いた形の動詞を使います。
A: I don’t like this movie.
私はこの映画が好きじゃない。
B: Neither do I.
私も好きじゃない。
■まとめ
neitherは、前述の否定文に対して同様の否定を示す言葉です。
「Me neither.」: 否定文の内容に同意する時に使います
「Neither 〇〇 I.」: 相手の否定文の動詞から「not」を取って同じように否定する時に使います
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I was about to +動詞:今から~するところだった
I was just about to say. 今僕も同じこと言おうとしてた
このセリフは、アレックスの急なイチャつき問題に対して、グレースが「元カノの時だってこんなことはなかった」と言った後、もうひとりの友人のスカイラが言ったものです。
スカイラはグレースの発言に共感し、同じ意見を言おうとしていたのですね!
「I’m about to + 動詞」は「今から〜するところだ」という意味ですが、過去形の「I was about to + 動詞」は「今から〜するところだった」という意味になります。
「just」を加えることで、「まさに〜しようとしている」や「ちょうど〜するところだ」というニュアンスが加わり、すぐ間近に迫った未来のことを表します。
例えば、電話しようと思っていた矢先に、その相手から電話が掛かってきた!そんなときに
I was just about to call you.(ちょうど今、君に電話しようと思ってた。)
と使います。
例文を見てみましょう!
A: Did you hear? We’re throwing a surprise party for Emma!
聞いた?エマのサプライズパーティーを開くよ!
B: Really? I was just about to text her to see if she’s free this weekend!
本当に?今週末が空いてるかエマにメッセージしようとしてたところだよ!
**********
A: Did you eat the last cookie?
最後のクッキー食べた?
B: No, I was just about to share it with you!
いいえ、君と分けようとしてたところだったよ!
A: Oh, really? You had it all to yourself!
本当に?全部一人で食べてたんじゃないの!
『My Life With the Walter Boys』はシーズン2の制作も決定しており、私は楽しみで仕方がありません!ジャッキーとウォルターボーイズの関係がとても気になるところですが、ドラマの中では恋愛だけでなく、海外のホリデー(サンクスギビング)や学校のイベント(ホームカミング)など、日本にはない文化も見ることができ、海外気分を味わうことができます。まだ見たことがない方はぜひチェックしてみてくださいね♪
===Rita===