こんにちは!Nappiです。
3月に入り、花粉症には辛い季節となりました。
b のレッスンでも
I’m suffering from hay fever.
なんて声が聞こえてきます。
そんな時にオススメなのはティーツリーやペパーミントなど花粉症を楽にしてくれるアロマを香らせたお部屋で映画に没頭!!
本日は、かの有名なイギリスの推理作家で『ミステリーの女王』とも称されるアガサ・クリスティーの小説が原作の
『オリエント急行殺人事件』から、使える英語を紹介いたします♪
アガサ・クリスティーのなんとも言えない世界観、表現法、そして、結末に、思わず絶対に原作を読みたい!と思う作品です!
Contents
◆Story of “Murder on the Orient Express”◆
トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットが刺殺された。
車両には、教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌と共通点といえば目的地のみというさまざまな境遇の13名が居合わせた。
そして、もう一人乗り合わせた“世界一の探偵”エルキュール・ポアロは、列車がユーゴスラビアの雪だまりで立ち往生する中、列車という密室で再び殺人者が人を襲う前に、事件を解決しなければならない・・・。
◆One point English from “Murder on the Orient Express”◆
Let us catch a killer.(さあ、殺人鬼を捕まえよう。)
の一言から始まった、ポアロによる乗客全員の取り調べ。
何かを見たの?という質問に決死の表現で答えた、ハーバード夫人の一言がこちら。↓↓
I saw the man rummaging around in my cabin in the middle of the night.
―― 真夜中にわたしの部屋を物色している男を見たの。
※rummage=くまなく探す/物色する/あさる(動詞)
この文章には、ある重要な語法が省略されています。
それが、関係代名詞です!!
名詞に詳しい情報や説明を付け足すのが関係代名詞の役割です。
実はこの文章、正確に言うと
I saw the man who was rummaging around in my cabin in the middle of the night.
このwhoが関係代名詞にあたります。
・I saw the man.
・The man was rammaging around in my cabin.
この2文、ハーバード夫人が見た〔the man〕 と、
彼女の部屋を物色していた〔the man〕は同じ人物であることにお気付きでしょうか?
なら!1文にしちゃおう!という、繰り返しを嫌う言語である英語特有の表現が関係代名詞なのです!
関係代名詞は上記のように省略できちゃう場合があります!それが、修飾節に、進行形または受動態を含む場合です。
動詞のingは動名詞として、また過去分詞は、そのものに名詞を修飾するはたらきを持っているので、単独で使うことが出来ちゃうのです。
① 修飾節に受動態を含む場合
・This is my younger sister.(こちらは私の妹です。)
・She is invited to the party tonight.(彼女は今夜のパーティーにお呼ばれされています。)
→This is my younger sister who is invited to the party.
⇒This is my younger sister invited to the party.
――― 今夜のパーティーにお呼ばれされているのは私の妹です。
② 修飾節に進行形を含む場合
・There was a boy in the park.(公園に男の子がいました。)
・The boy was running so fast.(その男の子はとても早く走っていました。)
→There was a boy who was running so fast in the park.
⇒There was a boy running so fast in the park.
――― 公園にはとても早く走っていた男の子がいました。
いかがでしたでしょうか?
皆さまが殺人事件の事情聴取を受ける・・・なーんてことはないとは思いますが(笑)、
こんな人がいたの!こんな人見たの!なんて表現は日常会話の中でたくさん使えるのではないでしょうか!
第三者の状況まで伝えられるようになると、より一層英会話上級者さんになれちゃいますね!
さっそく今日から!最寄りの駅でこんな人見たの!なんて、レッスンパートナーに教えてあげてください☆
映画の話しに戻ります!
終盤で謎が解明される場面では、容疑者たちが長いテーブルについています。
これはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をモチーフとした、物語の山場でもある1シーンです。
ネタバレになってしますので、ここまでにしておきますね。
ぜひご自宅でじっくりポアロと一緒に謎解きをしてお楽しみください!
Nappi