世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの小説を原作に、父親が残した機械人 形に隠された秘密を探る少年の冒険を「映画の父」として知られるジョルジュ・メリエスの映画創世記の時代とともに描き出す「ヒューゴの秘密の発明」。
2012年・第84回アカデミー賞では作品賞含む11部門で同年最多ノミネート。撮影賞、美術賞など計5部門で受賞を果たしました。
◆ Story of “Hugo”◆
1930年代のフランスはパリ。
博物館に勤める父(ジュード・ロウ)を火事で失ったヒューゴ(エイサ・バターフィールド)は、駅の時計台に隠れ住み、駅の時計のネジを巻いて毎日を過ごしていた。
独りぼっちになった彼の唯一の友だちは、父が遺した壊れたままの“機械人形”。その秘密を探るうちに、機械人形の修理に必要な “ハート型の鍵”を持った少女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と、過去の夢を捨ててしまった老人ジョルジュ(ベン・キングズレー)に出逢う。
やがてヒューゴは、それぞれの人生と世界の運命をも変えてしまうほどの秘密のメッセージが機械人形に隠されていることを知る。機械人形に導かれたヒューゴの、 世界を修理するための冒険が今、始まる。
Sakityの印象に残ったのは、
主人公ヒューゴが、機械人形に残されたメッセージを探る途中、家族を失った寂しさや生きる意味を模索している自分の思いを少女イザベルに語るこのシーンです。
I'd imagine the whole world was one big machine.
Machines never come with any extra parts, you know.
They always come with the exact amount they need.
So I figured, if the entire world was one big machine, I couldn't be an extra part.
I had to be here for some reason.
世界がひとつの大きな機械なんだと想像するんだ。
機械には決して余計な部品なんかないだろ。
必ず必要な数の部品があって成り立っているんだ。
だからわかったんだ、もし世の中がひとつの大きな機械なんだとしたら、ぼくは余計な部品なんかじゃない、何かの理由があってここにいるんだってことを。
<オスカー受賞作『ディパーテッド』などで知られる世界的巨匠、マーティン・スコ セッシ監督が初めて3Dでの撮影に挑んだ本格ファンタジー>
と紹介されていたので「ファンタジー」というイメージだけ持って映画館に行きましたが、ただのファンタジーではなく、映画が生まれた頃のエピソードとともに当時映画に夢を抱いていた人物の苦悩と映画に対する思いにも触れる、心温まる「ヒューマンファンタジー」でした☆
謎とスリルで満ち溢れたストーリーとともに、3Dにより臨場感たっぷりに描かれている犬たちやパリの街に降る雪の映像も楽しめます♪
Sakity
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