イギリス人作家のクレシッダ・コーウェルの児童小説を、「リロ&スティッチ」のディーン・デュボア&クリス・サンダース監督が映画化したファンタジーコメディ。
弱虫なバイキングの少年ヒックと傷を負ったドラゴンのトゥースの出会いが、バイキング一族の未来に奇跡を起こします!
Contents
◆ Story of “How to Train Your Dragon” – 『ヒックとドラゴン』ストーリー◆
遠い昔、バーク島では、バイキングとドラゴンが長年にわたる戦いを繰り広げていました。
そのバイキングのリーダーの息子ヒックは、偉大な父とは正反対で貧弱で気弱な少年。
大切な家畜に危害を加えるドラゴンを狩ることができなければ一人前の男とはみなされないこの島で、ヒックは常に半人前扱いされています。
あるときヒックは傷ついて飛べなくなった最強のドラゴン“ナイトフューリー”と出会います。
ナイトフューリーを倒せば島の皆に認めてもらえる…そう思ったヒックでしたが、
優しいヒックはどうしても殺すことができませんでした。
そしてヒックはドラゴンを「トゥース」と名付け世話をはじめます。
最初は警戒するトゥースですが、徐々にお互いの距離は縮まり友情が芽生えます。
◆One point English from “How to Train Your Dragon” - ヒックとドラゴンのワンポイント英会話◆
The only problems are the pests.
唯一の悩みは“有害生物”
You see, most places have mice or mosquitoes. We have… Dragons!
有害生物といえばネズミや蚊だけど、この島では…ドラゴンだ!
*pest(s)…疫病、害虫、厄介者
映画の冒頭の台詞です。
バーク島の人間がドラゴンに対してどんな感情を持っていることがわかりますね。
彼らにとって、自分たちの生活を脅かす有害な存在のドラゴンは倒すべき相手です。
その関係がヒックとトゥースの友情によって大きく変わり、冒頭の台詞は最後、次のように変わります。
The only upsides are the pets.
唯一の自慢はペット
While other places have ponies or parrots… we have dragons.
ペットといえばポニーやオウムだけど、この島では…ドラゴンだ!
*upside(s)…良い点、利点
面白い点は“pest”に“pet”をひっかけて表現しているところ。
はじめは有害な存在“pest”と表現していましたが最後には大切な存在“pet”という単語で対比して使われています。
「ペット?人間とドラゴンは対等な関係じゃないの?」と疑問視する意見もあったようですが、ここは言葉を対比で使っているので“pet”という言葉だけで見るのではなく映画の中のヒックとトゥースの関係や最後の人間とドラゴンの共生する情景を見ると納得です。
またこの映画の中で面白いのが、登場人物の名前。
その中でも代表的なヒックとトゥースの名前を紹介します!
●主人公ヒック(Hiccup)
映画の中では「Hiccup(ヒカップ)」と呼ばれているので、ヒックというのは日本オリジナルでつけた名前です。Hiccupはしゃっくりという意味なので「ヒック」としたのはぴったりですね!
●ドラゴンのトゥース(Toothless)
トゥースは歯を出したりしまったりできるので、「Toothless(トゥースレス)=歯なし」と名付けられました。
ですが日本語訳ではトゥースとなっています。
他にも面白い登場人物やドラゴンたちがたくさんでてくるので、子供から大人まで純粋に楽しめる映画です。
またトゥースの動きや表情が「リロ&スティッチ」のスティッチを思わせるのでとってもキュート!
人間とドラゴンの友情も素晴らしいですが、ヒックがトゥースに乗って空を飛ぶ爽快感や
映像の美しさも必見です☆
Pocky
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