2006年のアメリカ映画。アダム・サンドラー主演のコメディです。
週末興行成績で初登場1位に、第79回(2006年度)アカデミー賞にて、辻一弘とビル・コルソが、メイクアップ賞にノミネートされた作品です。
◆Story of “Click”◆
いつも時間に追われている、家族よりも仕事を優先させてきた建築士のマイケル・ニューマン。彼は、生活の煩わしい時間を省こうと、 すべての電化製品を扱えるリモコンを探し求める。
行き着いた不思議な店で従業員から、何でも操作できるという最先端のリモコンを渡される。そのコントローラーは、電化製品だけでなく、ペットの吠え声を消音したり、妻ドナとの口論を早送りできたりと、自分の周りのすべてのものを操ることができるのだった。
日常のつまらないこと、イライラしてしまうこと、人が悲しむようなこと、それら全てを早送りして人生における絶頂期だけを味わおうとしてしまったマイケル。
早送りした部分は取戻すことができない。やり直そうと思っても、巻き戻して見るだけしかできない。自分自身ではどうすることもできないまま、幸せなはずの未来が失われていく。
本当に大切なのは、家族と過ごす時間だったと気づいたマイケル。
しかし、その時、彼の人生は残りわずかになっていた…
◆One point English from “Click”◆
Donna : Will you still love me in the morning ?
Michael : Forever and ever, babe
ドナ : 「明日の朝もまだ愛してくれる?」
マイケル : 「いつまでもずっと愛するよ」
foreverを強調した形です。
“ずっと”という意味を、ただforeverと表すよりも、
Forever and everとしたほうが深いニュアンスになります。
この映画ではひとつの“カギ”になっている表現です。
コメディだと思って観ていたのですが、家族と過ごす時間の大切さを改めて教えてくれる作品でした。
余談ですが、「君が代」の「千代に八千代に」も、果てしなく長く(千年も八千年も)といったように永遠にという意味がこめられているんですよね。
皆さん、ご存知でしたか?
Rico