コメディ映画から学ぶ英会話:英会話初心者に役立つ無料の英語学習コンテンツ
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今回は2019年にアメリカで公開されたコメディ映画『The Hustle(ザ・ハッスル)』をご紹介します!
主演はアン・ハサウェイとレベル・ウィルソン。大人気女優のふたりが詐欺師として火花を散らします。
残念ながら日本では劇場公開はされませんでしたが、Amazonプライム・ビデオで配信中ですよ!
Contents
舞台は南フランス。妹ネタで男を騙して小銭を稼ぐペニー(レベル・ウィルソン)は、洗練された詐欺師ジョセフィーヌ(アン・ハサウェイ)と出会います。
お互いに縄張りを邪魔されたくない2人は、ある億万長者の青年をターゲットに、どちらが彼を誘惑しお金を騙し取ることができるかを競うことに。
負けたほうが街を出ていかなければいけないうえに、詐欺の技術がまだまだのペニーには不利な戦いだが…?
《ジョセフィーが男にペニーを妹として紹介するシーン》
Howard:Hortense?
ホーテンス?
Josephine:My sister. Didn’t I tell you about her? I couldn’t possibly leave her behind.
妹よ。紹介してなかった?彼女を置いていけないわ。
Howard:Are you telling me I’m gonna go home with two princesses on my arm?
ということは、プリンセスを2人も連れて行けるのかい?
Josephine:Would you like to see her?
妹に会う?
Howard:Oh, Lead the way.
ああ、案内してくれよ。
カタカナにもなっているlead(リード)は『先頭を行く、誰かより前に行く、先行する』がコアイメージです。
句動詞のLead the wayは「指導する、先頭に立つ、道案内する」という意味で使われます。
Lavender:I want to go to new café that opened recently around here. Would you like to come with me?
最近オープンした新しいカフェに行きたいんだけど、一緒に行かない?
Sarah:Sounds nice! Actually I also wanted to go there!
もちろん!私も行きたいと思ってたの!
Lavender:That’s perfect. But, I don’t know how to get there.
やったね!でも行き方が分からなくて。
Sarah:I know the location. Let me lead the way!
私、知ってるわよ。私にまかせて(案内するわ)!
《ジョセフィーのセリフ》
Every royal family has its black sheep, of course.
But not Hortence and me.
Nanny Gertrude raised us to be two levelheaded young ladies.
We are so normal. It’s practically boring.
王族には必ず厄介者がいるけど、私と妹は違うわ。
乳母が常識的なレディーに育ててくれた。普通すぎて退屈なくらいね。
ほとんどの羊は白いので、マイノリティの黒い羊を「家族内で浮いている人・集団内での異質な人」の説明に使われるイディオムです。
黒い羊の毛は染色出来ない為、毛糸としての価値が低かったことからもネガティブ意味で使われるのだそうです。
Jeff:Why are you going back to hometown this week? You seem so busy.
なぜ今週田舎に帰るの?とても忙しそうだけど。
Sarah:Because, I have to go to my relatives’ wedding .If I don’t show up, I’ll be the black sheep.
親戚の結婚式に出なきゃいけなくて。行かなかったら恥晒し者になっちゃうわ。
《分け前について揉めるシーン》
Josephine:I’ve invested in you, Penny. And, I must see a robust return before I can share the profits.
あなたに投資したわ、ペニー。そして、利益を分ける前に確実なリターンを確認しなきゃいけないのよ。
Penny:But you wouldn’t have any profits if it wasn’t for me, okay? Let’s face it, we’re a team on this.
でも私なしじゃ利益もないわ、わかる?素直に認めてよ、私たちはチームなのよ。
「face=顔」の意味の名詞として使われることがほとんどですが、「face=直面する・立ち向かう」などの意味を持つ動詞として使われることもあり、「現実を直視しようよ」というニュアンスになります。
”Let’s~”は”Let us~”の短縮形なので「(私たちで)~しましょう!」という意味になります。
つまりLet’s face it.は「今直面していることに逃げずにきちんと向き合おうよ。」というポジティブな提案やお誘いのフレーズです!
Lucy:Oh, this bag is nice! Are you going to buy it?
わあ、このバッグすごく良いね!買っちゃう?
Amy:I really want to but I already spent my savings on an expensive bag last month. Let’s face it, I won’t have enough money to buy this one.
すごく欲しいけど先月貯金で高いバッグ買っちゃったからなあ。現実を受け入れなきゃね、これを買うお金なんて無いわね。
《何を賭けるか相談するPennyとJosephineの会話から》
Penny:Well, what’s the bet?
何に賭ける?
Josephine:We choose a man. First to extract a set sum form him wins.
男を選ぶの。お金を引き出せた人の勝ち。
Penny:That sounds like a party. Yeah, How much?
楽しそう。いくらにする?
Josephine:How about your net worth? 500,000?Oh, I’m sorry. Is that too rich for your blood?
あなたの資産の50万ドルはどう?あら、あなたには大金すぎるかしら?
Penny:Are you kidding? My blood is like 98% white chocolate mousse.So, I can… I can handle it, yeah.
冗談でしょ?私は98%ホワイトチョコレートムースで出来てるのよ。全く問題ないわ。
上記のface同様、handleも「ハンドル・取っ手」という意味の名詞としても使い方が有名ですが、動詞では「(問題に)対処する、片付ける」や「(仕事などを)担当する」という意味で使われます。
「Let me handle it!」で「それ、私にやらせて(担当させて)!」という意味になりますね。
Christina:Let’s have a dinner party next Saturday.
次の土曜日にディナーパーティーしようよ!
Lisa:Good idea! Let’s invite our friends and I will cook for us.
いいわね!じゃあ友達を誘いましょう、私は料理を作るわ。
Christina:I want to invite 20 people, do you think you can handle it?
友達20人くらい誘いたいけど、大丈夫そう?
Lisa:Yeah, of course I can handle it, I enjoy cooking.
うん、もちろん大丈夫よ!私は料理をするのが好きなの。
日本で「ハンドル」といえば車のハンドルですが、実はこちらは和製英語で、英語で車のハンドルは「steering wheel」と言います。Steerは「操縦する・運転する」、wheelは「車輪、輪」を表しているので「運転するための輪」となり、これがいわゆる「ハンドル」を指しています。
詐欺系映画は頭を使いますが、この映画は恐ろしくも憎めないアン・ハサウェイとレベル・ウィルソンの豪華な衣装チェンジを観ているだけでも楽しめます!
ちょっと気軽に面白い映画がみたいな、という時にぴったりです!ぜひご覧になってくださいね♪
===Lavender===
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