・多分、明日は雨が降りそうだわ
・あの人は多分、今の会社をやめると思う
・来年の今頃は、多分アメリカにいると思うわ
日本語でも「多分」という言葉を使うときには、微妙に可能性が異なりますよね。
その微妙な違いを日本語では、文脈で判断しますが実は英語ではもう少し厳密に「多分」を区分けしているのです!
今回の記事では、英語における「多分」の使い分けを解説します。
具体的には
・probably
・maybe
・perhaps
・possibly
など様々な英単語で「多分」というニュアンスを伝えることになります。
この記事を読み終える頃には「英語での多分」についてはバッチリ理解していただけているかと思います!
Contents
「多分」の英語における使い分けについて
それでは「多分」という意味の英単語の使い分けについてご紹介します。
これは私たちが使い分けを意識している英単語のひとつです。
「多分」と表現するときに、どの英単語を使うかによって確信度が変わってくるのです。
probably:90~80%
maybe:50%
perhaps:40~30%
possibly:30~10%
英語で「多分」は上のような確信度で使い分けることができます。
日本人は「maybe」を使うことが多いと思うのですが、実は少し違ったニュアンスで意味を取られてしまうことがありますので要注意です。
「probably」は80~90%の確信度のときに使う
「probably」は十分な裏付けがあり、十中八九はそうだと言えるときに使える「多分」です。
「probably」の発音は少し難しいですが、こちらのようになります。
「probably」は原則的に一般動詞の前、Be動詞のあとに配置されます。
例文を見てみましょう。
It is probably this room.
多分この部屋です。
He will probably come.
彼はきっと来るだろう。
「maybe」は50%の確信度のときに使う
日本人にとって「多分」というと「maybe」が一般的かもしれませんね。
「maybe」を「多分」で使うときは、確信はなく信憑性は50%ほどくらいのニュアンスで軽い感じの表現になります。
また「maybe」は原則的に文頭で使われます。
それでは例文をチェックです!
Maybe I am wrong.
私は間違っているかもしれない。
Maybe so.
多分そうかもね。
「perhaps」は30~40%の確信度のときに使う
「perhaps」は確信度は30~40%の場合で「多分」と伝えたいときに使えます。
ほかのレッスンパートナーに聞いていたら「maybe」と「perhaps」は確信度はあまり変わらないけど、「maybe」のほうがカジュアルで「perhaps」のほうが少しフォーマルな言い方という意見がありました。
「perhaps」も発音が少し難しいので、チェックしてみてください!
それでは「perhaps」を使った例文を見てみましょう。
Are you perhaps Japanese?
あなたはもしかして日本人ですか?
Is that about him perhaps?
もしかしてそれは彼のことですか?
「possibly」は10~30%の確信度のときに使う
「possibly」は低い可能性で「ひょっとしたら」みたいなニュアンスで使われます。
確率はゼロではなくありえないことではないですが、可能性はかなり低くなります。
「possibly」の発音もチェックしておきましょう。
それでは例文をチェックしてみましょう。
I can possibly do it.
私はひょっとしたらそれが出来るかもしれない。
She may possibly recover.
彼女はひょっとしたら回復するかもしれない。
maybe・probably・perhaps・possiblyの意味と使い分けを例文でマスターしよう!
先ほど英語を意味する英単語で「maybe・probably・perhaps・possibly」は「多分」の確信度が違うと解説しました。
それでは実際の例文で、どのようにニュアンスが違ってくるか見ていきたいと思います。
Will Chris come on time today?
クリス、今日時間通りに来るかな?
こちらの質問の答えは確信度によって違ってきます。
A:Probably.
基本的に時間通りに来るクリスだから、今日も来るんじゃないかな?とほぼ確信しているとき。
B:Maybe.
時間通りに来るときとそうでないときとあるクリスだから、今日はどっちだろう?というとき。
C:Perhaps.
いつも時間にルーズなクリスだけど、もしかしたら来るかも?というとき。
D:Possibly.
いつも時間にルーズなクリスだから、時間通りに来る可能性はほぼないんじゃないかな?というとき。
このように同じ「たぶん」でも意味合いが変わってくることが分かりますね。
もうひとつ例文を見てみましょう。
Can you fix my computer today?
今日、私のパソコンを直してくれる?
A:Probably.
直すことがほぼ確定している場合。
B:Maybe.
直すかもしれないし、直す時間が取れないかもしれない。
まだどちらかわからない、50-50ぐらいの確率のとき。
C:Perhaps.
直せない確率の方が高いけど、もしかしたら時間が取れるかもしれないと き。
D:Possibly
ほぼ時間が取れないと思うけど、可能性は0ではないとき。
この場合は確信度だけの問題ではなく「maybe」「perhaps」「possibly」を使った場合は、相手に「やる気のないんじゃない」と不快感をあたえてしまう危険性があります。
「私のお願いを真剣に考えてないんじゃないの?」という印象を与えてしまう危険性もあるので、「直してあげたいけど時間が取れないだろうな~」という場合は「Probably not」という表現で「たぶんね(おそらくダメかも)」を使ったほうが良いです。
「b わたしの英会話」では、こんなシュチエーションで使ってます。
Marippe:Do you think it will be stormy tonight?
Marippe:今夜、嵐になるかな?
Cristian:Probably, it has been hot and humid for a few days now.
Christian:たぶんね、ここ最近は暑くて蒸し暑い日が続いているからね。
この場合は嵐になると思われる理由(暑くて蒸し暑い日が続いている)があるため、確信度がある程度高いので「probably」を使っています。
もうひとつ例文を見てみましょう!
Joseph:Do you think Germany will win the world cup?
Joseph:ワールドカップでドイツは勝つかな?
Paul:Maybe. They are a strong team and play exciting football.
Paul:たぶんね。彼らはとても強くて刺激的な試合をするチームだからね。
ここでは、勝つ可能性はあるけれども、確信はできないな。。。という気持ちを表現していますね。
使い分けることで、もう少し細かいニュアンスを伝えられる「たぶん」という言葉。
ぜひ意識して使ってみてくださいね!
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