こんにちは。ゴン太です。英会話頑張ってますか?
2013年の福岡大会から2016年のマルセイユ大会までのグランプリファイナル4連覇、2014年のソチ、2018年の平昌オリンピックでは男子シングル66年ぶりとなる二連覇などの快挙を果たし、もはや日本でだけではなく世界中のスケートファンをその演技力で魅了し続けるプロスケーターの羽生結弦選手。世界各地で選手権が開催されるスケート界でも、英語力が必要となってきます。
今日はそんな2022年の北京オリンピックで前人未到の三連覇にも期待がかかる、羽生結弦選手の英語力と勉強法についてみていきたいと思います。
羽生結弦 – 経歴について
まずは彼の経歴についてみいきたいと思います。
© https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/athlete/g178958/cha-hanyu-yuzuru-evolution-180124-hns/
1994年12月7日生
宮城県仙台市出身
172㎝ 57㎏
所属:全日本空輸(ANA)
2011年:グランプリシリーズ初優勝
2014年:ソチオリンピック金メダル
2015年:世界最高得点となる330.43点を記録
2018年:平昌オリンピック金メダル
2018年:国民栄誉賞受賞
もう語り尽くせないほどの結果を24歳にして残していますね。ロシアの「皇帝」プルシェンコ選手を常に目標に掲げ、今では引退した彼も羽生選手に対して賛辞を贈るほど、彼自身も偉大なスケーターとなりました。そして彼の地元を襲った東日本大震災の際も、「上を目指すことが自分のできることであり、被災地のためにできること」と、彼を後押しする励みとなりました。
羽生結弦選手の英語力について
こちらの映像は平昌オリンピックで金メダルを獲得した翌日の記者会見でのインタビューのノーカット版になります。やはり金メダリストには当然世界各国のマスコミが押し寄せてくるので、英語での会見は宿命ですよね…笑 少々長いですが、前半~10:50辺りまでは英語でのインタビューの受け答えになっていますので、時間がある方は全部聞いてみてくださいね。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=185&v=-iqPKgAOLpg
いかかでしょうか?リスニング能力については、普段から英語を聞いているというだけあってかなり上達していると思います。
アクセントに関しては、RとLの発音をとってみても、日本人にとっては聞きなれたジャパニーズアクセントという感じがしますね。でも、内容を見る限り記者さんたちにはちゃんと伝わってそうなので、問題ではないですね!
なにより、オリンピックから一夜明けて疲労もまだある中で、大勢の記者の前で英語できちんと受け答えできている時点で、十分に英会話で必要な技術は備えているでしょう!
羽生結弦選手の英語勉強法について
きっかけは新コーチの招へい
羽生選手がスケートを始めたのが4歳の頃、地元仙台にスケートブームがやってきて、彼の姉がスケートをやっていたことがきっかけとなりました。同じく元プロスケーターであり、羽生選手の演技の振り付けも担当していた同郷・仙台出身の阿部奈々美さんという方が彼のジュニア時代のコーチであり、阿部コーチのもとでは、2010年世界ジュニア選手権優勝や2012年世界選手権銅メダルなど、その後の羽生選手の活躍につながる多くの結果を残しました。
転機は2012年に訪れました、羽生選手はさらなるステップアップを目指してコーチの変更を決心します。彼が師事したのはブライアン・オーサー氏。スペイン出身のプロスケーターであり、羽生選手のライバルでもあったハビエル・フェルナンデス選手がオーサー氏の指導を受けたことによって、男子フィギュアでは欠かせない要素となっている4回転ジャンプの精度が上がったことに注目し、「武器の4回転が安定すれば、表現力などの他の要素にもいい効果が生まれる」と考えた上での決断でした。
これ以前の活動拠点は主に東北地方だったので、オーサー氏との出会いが彼の英会話のきっかけでもありました。
「Yes」しか言えなかった1年目
コーチをオーサー氏に変更したことによって羽生選手の活動拠点もオーサー氏の指導拠点となるカナダ・トロントへと移ることとなりました。
しかし、彼にとってもこれが初めての海外長期移住、英語を使っての生活も初めてとなります。当然1年目は全く話せず、聞き取ることも出来ず「Yes」で返すことしかできなかったような状況でした。
オーサー氏も彼の当時の状況を2013年のインタビューで、
「昨年の1年は、弓弦と私が、お互いを理解し合うのに時間を費やした。そして、2年目である今年は、コミュニケーションが良く取れるようになってきている。今では何をしたいのかを探ったり、推測したりしなくても分かり合える。」
と語っていました。
https://www.bright-eggs.com/breg/howto/
言語の壁にぶつかり、苦手意識が高まるとどんどん失敗することが怖くなっていきます。テニスプレーヤーの錦織圭選手がジュニア時代アメリカでの生活の時に経験したように、羽生選手も同様に練習以外は外に出ず、引きこもる機会が増えてしまいました。
完璧主義者の彼と、彼を後押しした母の存在
羽生選手のこれまでの活躍を支えている要因はオーサー氏をはじめとした素晴らしいスタッフ陣、そして彼の才能も大きく影響しているのは間違いないですが、すべてをパーフェクトにこなしたいという「完璧主義」な一面も彼を語る上では重要なキーワードとなります。
数々のインタビューを見ても常に受け答えは、「できます」や「やります」など決してあいまいな答えではありません。すべてを完璧にしたいという探求心と彼の圧倒的な練習量がその「完璧」を実現してきました。
英語の場合も、彼は完璧にしたいという思いは働いていたでしょう。しかしそれが逆に彼自身を追い込んでいたのかもしれません。
そんな彼に激を与えたのは、一緒にカナダで生活していた羽生選手の母親でした。
「スケートだけを学ぶんじゃなく、ここで生活をしていくというつもりで頑張りなさい」
この母親の言葉が彼の心に火を再び灯しました。
彼が自身の英語力を向上させるために心掛けたことはいたってシンプルです。
一言で言えば「英語で生活すること」これだけです。
まず彼は私生活の中で通訳者帯同させることをやめて、日本語に頼ってしまう状況を完全に断ち切りました。そうすることで意地でも英語でコミュニケーションをとらなければいけない環境を増やしていきました。そして公共交通機関を使ったり外国人のパーティに参加するなど、なるべく日常の中で英語を使う機会を見出し、英語に触れる絶対量を増やすことを心掛けました。
カナダ・トロントの所属先である「クリケット・クラブ」にある英語学習教室で出来る限り勉強することも心掛けました。
学習の基礎はインプットとアウトプットのバランスにあります。英語の引き出しが少ないのに会話を積み重ねても、英語力向上にはつながりにくいのです。そこで彼は英語教室で英会話に必要な基礎知識や、またスケートの練習やインタビューで必要な語彙や表現だったりを学んでインプットの時間もきちんとカバーしました。
羽生選手が伝えたいこと
母の一言により、引きこもりがちだった生活を改め、英語を学ぼうという姿勢へとシフトした羽生選手。2012年から約7年経過した現在、今では通訳を介さずともインタビューを受け答えできるぐらいに英語力が向上しました。
スポーツ選手にとって、活躍のためには指導者との信頼関係やコミュニケーションが必要不可欠です。彼自身の中にある「すべてはスケートのため」という気持ちが、もう一つ彼を後押しした要因でもあると思います。
羽生選手は完璧主義であるというのは有名な話です。そういった方ほど、英語が話せないという自分に対して嫌悪感を抱いてしまい、英語学習をあきらめてしまいがちです。羽生選手も全く話せなかった当初はひどくプライドが傷ついたのだと思います。
しかし彼はそのプライドを捨て去りました。たとえ英語が話せなくても身振り手振りも交えながら必死に意思疎通をはかる努力をしました。
英会話学習で一番つらい時期は「最初」です。最初にそびえたつ大きな壁を見事乗り越えれば、英語を話すことがどんどん楽しくなっていくはずです。
諦めないで学習を続けることで皆さんのとってもきっと楽しいと思える瞬間がきっと来ることでしょう!
英語学習の土台は独学から!
いかがでしたか?
英会話教室やオンライン英会話で自己投資をすることも大事ですが、いずれにせよ、まずは独学で英語を学ぶ習慣を身につけることが大事ですね。
ゴン太
英語独学者必見!できる人はみんな使ってる英語学習ソフト・アプリ
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有名人には負けられない!おすすめのマンツーマン英会話スクール
それでは、ゴン太がオススメの英会話スクールを紹介させていただきます。こちらのページは企画として、マンツーマン英会話の学校のみとなります。ご留意ください。また、このエントリではb わたしの英会話さんのサイトのスペースをお借りして執筆させていただいていますので、bさんも紹介させていただきます。(グループレッスンや男性サラリーマン向けの英会話スクールは対象外ですので除外しました)。
ビジネスなどに強いオススメの英会話スクール
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
あの完璧主義者の羽生選手でさえも、無理かもしれないと思わせた英会話。
しかし彼は恥ずかしい思いもしながらも見事にその壁を乗り越えました。
現在はケガで苦しんでいる羽生選手ですが、2022年での北京オリンピックで3連覇を成し遂げてもらい、流ちょうな英語でその感想を聞けることを楽しみにして応援しましょう!
ゴン太
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