こんにちは!
現役で英語の塾講師をしているこうたといいます。
皆さんは「句動詞」って分かりますか?
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
実はこの「句動詞」を知っていると、英語力が格段にUPするんです。
この記事では
・基本的な前置詞
・句動詞の一覧
について解説していますので、ぜひお付き合いください。
あまり頭がいい高校ではなかったため、周りは私含めテスト前にしか勉強しない人たちがほとんどでした。
私は昨年、大学受験を受けるにあたり英語学習を真剣に始めました。
私は受験期間の約7ヶ月で英語の偏差値40→60まで上げることができ、今は英語の塾講師をしています。
句動詞とはなにか?
「句動詞」とは「動詞 + 前置詞(副詞)」で1つの動詞と同じ働きをするものです。
動詞の「look」を例にして解説してみます。
「look」の後ろに「out」や「into」を置くと次のような意味になります。
外を見る/気を付ける
look into
のぞきみる/調査する
次の例として「result in」と「result from」を見てみましょう。
「result in」は、前に原因がきて後に結果がくる形になります。
一方で「result from」は前に結果、後に原因がきます。
結果 result from 原因
このように、動詞の後ろに前置詞や副詞を置くと、元々は同じ動詞なのに意味が変わってきます。
句動詞の覚え方
ここからは、句動詞の覚え方についてご紹介します。
句動詞は前置詞のイメージを押さえると、意味を簡単に覚えることができます。
これはいつも私が塾で中学生に対して教えていることです。
先ほどの「look out」の「out」は、辞書で「out(中から外へ)」という意味で書かれています。
この「out」の「中から外へ出る」というイメージを掴みながら「look out」を直訳してみてください。
直訳:中から外へ見る→外を見る→(よ〜く)外をみる→気をつける
次に「into」で「外から中へ」です。
直訳:外から中を見る→のぞきみる→(よ〜く)のぞきみる→調査する
どうですか?
句動詞はイメージをすることで、覚えやすくなることが分かってもらえたかと思います!
基本的な前置詞をイメージで覚えて、句動詞をマスター
基本的な前置詞のイメージをつかむことで、句動詞が覚えやすくなります。
私は前置詞はイメージがとても大切だと実感していますので、一緒に見ていきましょう!
前置詞「to」のイメージは「到達・方向」
「to」のイメージは、到達・方向のイメージです。
次の英文をチェックしてみましょう。
そのペンは、机に落ちた。
ここで前置詞を日本語で覚えている人は「to」を「〜へ」と覚えていると思います。
上の図のようなイメージをつかむようにしてみてくださいね。
前置詞「in」のイメージは「ある枠組みの中」
「in」のイメージは、ある枠内に位置しているイメージです。
次の例文を見てみてください。
私は、病気で寝ていた。
「in bed」は「寝ている」という意味になりますが、これもイメージをすれば簡単に理解できます。
前置詞「on」のイメージは「接触」
次の中から「on」だと思うものを1つ選んでください。
選びましたか?
黒のボール、オレンジのボール、緑のボールがありますね。
「on the ball」を表してるものは、どれでしょうか?
正解は全てです。
間違えた人も多いと思います。
「on」のイメージは接触で、くっついていれば「on」となります。
塾で教えていても「on」を「〜の上」と訳す子がたくさんいます。
実は「on」は全てに対応できるんですね。
「on」は「接触」という意味がありますので、こちらの例文のような使い方をすることができます。
私が書いたそのポスターは壁(on)貼られている。
前置詞「at」のイメージは「一点」
「at」のイメージは「一点」です。
英文を見てみましょう。
私の息子は、いつも学校に行くためバス停で待ってるの。
外の景色を想像してください。
その中にバス停がポツンと立っていて一点を指していることが分かるかと思います。
前置詞「for」のイメージは「行先」
「for」のイメージは「行先」です。
常に目標に狙いを定めていくイメージです。
「for」は「〜のために」という意味が一般的ですよね。
がんのために手術を受ける。
「for」は「〜のために」で押さえられることは多いですが、イメージは「目的を常に見ている」です。
私は、学校で勤務している。
学校という行先に向かって働いているということですね!
前置詞「from」のイメージは「起点」
「from」のイメージは「起点」です。
中学1年生で初めの方に話すお決まりのフレーズがありますよね?
私は日本出身です。
この例文は「日本という出発点からここにきた!」というイメージになります。
前置詞「of」のイメージは「離れる→所属」
最後の前置詞は「of」です。
「of」のイメージは「離れる」と「所属」です。
例えば、あるサッカークラブにA選手がいたとしましょう。
A選手は、そのクラブから別のクラブに移動しました。
元々「of」は「off」と語源が同じです。
それで時が流れていくに連れて、離れることができるってことは元々所属してたって意味にも使えるよね。
だから所有といった意味でも使われるんです。
今まで前置詞について解説してきましたが、前置詞をマスターするためにはコアイメージを理解することが大切です。
こちらの動画「【イラスト付き/教材級】一生忘れない – 英会話でよく使われる前置詞Top50を完全イメージ化【総集編】」では、英会話教室の社長が英語初心者のために、イラスト付きのコアイメージで前置詞について、分かりやすく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
よく使われる代表的な句動詞一覧
ここでは、よく使われる代表的な句動詞を一覧にしてみましたので、チェックしてみましょう。
後を見る→その人の後を見る→世話をする
・look around [周り]
周りを見る→見渡す→よ〜く見渡す→調べる
・look ahead [前]
前を見る→未来を見る→未来について考える
・get in [中に]
中に手に入れる→中に入る→侵入する
・get off [分離]
分離を手に入れる→離れる→(乗り物から)降りる
・get on [接触]
接触を手に入れる→くっつく→(乗り物に)乗る
・get out [外から中へ]
外から中へを手に入れる→出ていく→逃げる/脱出する
・get over [向こうへ]
向こうへを手に入れる→向こうに渡る→乗り越える→克服する
・get through [一貫する]
一貫を手にする→突き通す→通り抜ける
・get to [到達]
到達を手にする→到着する
・get together [共に]
共にを手にする→共になる→集まる
・get up [上へ]
上へを手にする→上にいく→体を上に起こす→起きる
・take after[〜の後]
〜の後を取る→〜を引き継ぐ→似ている
また、こちらの動画「日本人なニガテな英語の句動詞(動詞)の秘密とは?おすすめの覚え方を解説」でも、英語の句動詞について分かりやすくご紹介していますので、あわせてご覧になってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
「句動詞」というのは、前置詞がポイントになります。
句動詞を覚えるときには、前置詞のイメージをすることをおすすめします。
英語学習を頑張ってみてくださいね!
また別記事の「英語の前置詞の「in / at / on」の使い分けと違いをイメージで解説!」でも、英語の前置詞について、分かりやすく解説していますので、合わせてご覧になってくださいね。
英語の前置詞の「in / at / on」の使い分けと違いをイメージで解説!
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