・インターナショナルスクールって具体的にどんな学校?普通の学校とどう違うの?
・インターナショナルスクールの相場は?高いって聞くけど、どのくらいの金額なの?
・インターナショナルスクールに子供を通わせたら英語が話せるようになる?
・インターナショナルスクールに子供を通わせて後悔しないか不安だ
インターナショナルスクールについて、何となくは知っているものの、詳しいことはわかっておらず、このような疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
子どもをインターナショナルスクールに通わせることを検討している方は、「近くにあるから」、「安いから」と、何となくの理由でスクールを選んでしまったら、後悔することになる可能性もあります。
この記事では、インターナショナルスクールについての詳細説明から、後悔しないインターナショナルスクール選びまでのお手伝いをさせていただきます!
こんにちは!語学大好きペンギンです。学生時代に複数回TOEICを受験し、英会話スクールにも通っていました。大学の第二外国語ではフランス語を専攻していましたが、こちらもほぼ満点で単位を取得しました。インプットしたら必ずアウトプット!がモットーです。
インターナショナルスクールとは!?
インターナショナルスクールはもともと、日本に在住する外国籍の児童のための教育施設(幼稚園・小学校・中学校・高校)として設立されました。
しかし現在では、日本人でもインターナショナルスクールに子どもを進学させたいと考える親が増えてきました。著しく進んでいる国際化が、その背景にあると考えられます。
インターナショナルスクールならではの特徴
・全ての授業が英語で行われる
・学費が公立・私立の学校と比較して高い
・スクールによって、それぞれの入学条件がある
「英語力は問わない」としているスクールと、「海外現地校で2年以上在学したレベルの英語力」「日常生活で困らない程度の英語力」などを入学基準に設けているスクールとがあります。また、多くのスクールでは、保護者のうち、少なくともどちらかがネイティブスピーカー並みの英語力がないと入学を許可されていません。
・一条校(学校教育法第1条に挙げられる教育施設)は文科省が定める学習指導要領に沿った授業ですが、インターナショナルスクールは独自のカリキュラムで授業を編成することができます。
進学上の注意点
・インターナショナルスクールは、学校教育法に定める学校ではなく、各種学校に分類されています。学校法人として認可されているところも多くありますが、日本の学校教育法の定めによる教育カリキュラムを行っているわけではありません。
このように、一条校ではないため、「小中学校において、義務教育を履行していないと認定される場合がある」ということに注意が必要です。
また、スクールによってはインターナショナルスクールの高校を卒業しても、大検(高等学校卒業程度認定試験)を受けないと大学受験資格を得られない場合があります。
将来の選択肢をかえって狭めてしまうこともあるため、こちらも注意が必要です。
インターナショナルスクールの費用
インターナショナルスクールの学費の相場
インターナショナルスクールによって違いはありますが、一般的には特別な出費(※)を除いた学費だけで年間200万円以上が目安と言われています。
公立小学校の年間の学費は、平均約10.5万円 、私立小学校の年間の学費は、平均約95.5万円であるため、公立小学校の約20倍、私立小学校の約2倍と、かなり高額となるのが一般的です。
※授業料の他に、施設メンテナンス費、教材費、ランチ代、バス代などがかかります。
無償化・補助制度
現在(2020年1月)、利用可能な制度は、以下の二つです。
1 – 幼児教育無償化制度
2019年10月からはじまった幼児教育無償化制度は、条件を満たした場合、インターナショナルスクールにも適用されます。
しかしその条件が、
【認可保育所に入ることができなかった場合の代替措置として、インターナショナルスクールなどの認可外保育施設を利用する】
というもので、厳しい条件であるため、あまり現実的ではないでしょう。
また、完全に無償化されるわけではなく、上限付きとなっています。
2 – 高校授業料無償化・修学支援金支給制度
この制度は、高校生を対象とし、公立高校の授業料無償化や私立高校に就業支援金を支給して、家庭の経済的負担を軽減するものです。
対象は文部科学省の認定する学校に限られており、補助金額は利用者の年収によって変わります。
※くわしくは「文部科学省のホームページ」をご確認ください。※小学校、中学校の無償化制度は現在ありません。
「安い」という基準で選ぶのはちょっと待った!後悔しないスクール選びをしよう
「安い」ということを理由に、通うスクールを選ぶのは少し早計かもしれません。
というのも、インターナショナルスクールに子どもを通わせた場合、将来経済的に豊かな大人になったり、自分らしく活躍してくれたりと、うまくいくケースもありますが、必ずしもそうではなく、後悔してしまうケースもあるからです。
そこで、「後悔した人たち」の意見を収集しまくった結果、「いかに慎重に、明確な目的意識をもってスクール選びをしたかどうか」が、後悔するかしないかにかかっている、ということがわかりました!
「安いから」というだけでは、本来の目的を達成できない可能性があるのです。
メリット・デメリット、選び方
まず、インターナショナルスクールならではのメリットとデメリットを把握しましょう。
【メリット】
・英語が堪能になる
授業は基本的に全て英語で、また、授業中以外の会話でも日本語禁止としている学校もあるので、そのようなスクールを選ぶと必然的に英語が堪能になる可能性が高まります。
また、バイリンガルや、マルチリンガルになることも可能です。
・個性を重んじる教育
日本の一条校だと、協調性をよしとする教育だったり、皆が平等で同じであることを求められたりしますが、インターナショナルスクールは生徒それぞれの個性や生い立ち、特技を重んじる環境であり、また、それをアピールできるようになるような教育を行っています。
・海外の大学に入りやすい
インターナショナルスクールの学校認可については、国際的な評価団体の評価を受けているかどうかが一般的な基準とされています。
その中でも、最難関とされる「国際バカロレア」実施校に進学・卒業した場合、国内外問わず難関大合格に大変有利であると言われています。
検討しているスクールはそういった評価が受けられるのかどうか、また、どのスクールに行くとどのような評価団体の評価が得られるのか、あらかじめ確認しましょう。
【デメリット】
・家庭の負担が大きい
金銭面だけではなく、送り迎えが必須のスクールがあるなど、物理的な負担もかかることがあります。
どのような費用・負担がかかりうるか、想定しておきましょう。
・日本語力が劣ってしまう可能性がある
英語教育のみ行い、日本語教育を一切行わないところもあるため、そのようなスクールを選ぶと、他の日本人の子供と比べて、極端に日本語を話す機会を失うことになります。
・日本の学校に進学するのが大変
通っているインターナショナルスクールが学校教育法で定められた学校に該当しない場合、卒業しても日本の大学に進学できません。
検討しているスクールに直接問い合わせをすると確実に、該当しているかどうかがわかります。
・ダブルリミテッド(英語も日本語も中途半端)になった
インターナショナルスクールには幼稚園、小学校、中学校、高校がありますが、それぞれのステージで、子どもが語学を嫌いにならないよう、子どもに合うスクールを選んであげましょう。
日本の代表的なインターナショナルスクール7校
東京にあるインターナショナルスクールと、東京以外の都市にあるインターナショナルスクールのうち、合わせて7校紹介します!
・アメリカンスクール・イン・ジャパン(東京都調布市野水)
・アオバインターナショナルスクール(練馬区光が丘、※幼稚園は目黒区青葉台)
・つくばインターナショナルスクール(茨城県つくば市)
・大阪YMCAインターナショナルスクール(大阪府大阪市)
・京都インターナショナルスクール(京都府京都市)
・横浜インターナショナルスクール(神奈川県横浜市)
・福岡インターナショナルスクール(福岡県福岡市)
もちろんこの7校以外にも、北は北海道、南は沖縄までスクールは存在します。
「関西(大阪・神戸・京都)の代表的インターナショナルスクールまとめ(10校)」
関西(大阪・神戸・京都)の代表的インターナショナルスクールまとめ(10校)まとめ
今回は主に、インターナショナルスクールを検討している「日本人」の家庭向けに、インターナショナルスクールについて紹介しました。
ぜひ、後悔しないインターナショナルスクール選びに役立ててください。
ペンギン
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