東京都内でインターナショナルスクールに通わせてみたいけど、どんな感じなんだろう?費用が高いイメージだけど、どのくらい必要なんだろう?英語は話せないと入れないのかな?
今日はそんな疑問を1つずつ解決していきます。
- インターナショナルスクールとは?
- 入学条件は?力は必要?
- インターナショナルスクールの学費
- メリットとデメリット
- 東京の代表的なインターナショナルスクール10校
インターナショナルスクールについて検討している人
英語がペラペラになってほしい、将来は日本にとどまらず世界で活躍してほしい、世界中の子供と接して多様性や国際感覚を身に付けてほしい、という願いからインターナショナルスクールを検討するケースが多いです。
また、横並び教育(=日本教育)に疑問を持つ日本人同士の親御さんも、インターナショナルスクールに感心があるようです。
Nao
この記事では、インターナショナルスクールに通うか悩んでいるご両親の皆さまの様々な疑問に答えつつ、東京のおすすめのインターナショナルスクールを10校厳選して紹介させていただきました。
インターナショナルスクールとは?親や子供の英語力は問われるの?
インターナショナルスクールとは?
ひと言でいうと、英語により授業が行われ、海外赴任者の子どもたちが通うための学校です。最近は両親がともに日本人であっても、お子さまが帰国子女であったり、国際人として多様性ある環境での成長を希望したりするため、入学するケースも増えています。
またスクールによって英語のレベルはさまざまで、英語だけ話す学校から、日本語教育にも力を入れている学校もあり目的や特徴が異なります。
入学条件は?親や子供の英語力は問われるの?
入学条件は?親や子供の英語力は問われるの?
インターナショナルスクールによっては日本国籍者は不可、帰国子女の場合でも、海外在住歴3年(場合によっては5年)未満は不可など、スクールによっては条件が厳しくなっている傾向があります。
各学校には独自の入学基準があり、英語力を問われるケースが多いようです。多くの学校では子供の英語力、親がネイティブ並みに英語を話すことができること、または両親のどちらかが英語を話すのであればOKという条件が多い傾向です。
小学校低学年くらいまでの入学だと、必ずしも高い英語力を求められず、特に幼稚園だと入学のチャンスがある学校もあります。英語を母国語としない生徒のクラスESL(English as a Second Language)からスタートするケースもあります。
どうして親も英語力が必要なの?
子供の学校生活や教育に関する連絡は全て英語で行われます。コミュニケーションには当然、英会話が必要になり、宿題のチェックなど保護者自身も理解しなければなりません。
インターナショナルスクールの学費
インターナショナルスクールといえば、芸能人や著名人が通うような学費が高いイメージですが、実際はどうなのでしょうか?
1.学費
インターナショナルスクールの学費は学校により様々ですが、授業料だけで年間約200万円以上~と言われています。その他、入学金、施設使用料、教材費、保護者会費、スクールバス代、寄付金などにもお金がかかります。
2.どうしてそんなに高額なの?
高い理由としては、多くのインターナショナルスクールは、国内の制度上の学校ではないため自治体からの補助金が出ません。またスクールごとに独自の教育環境を整えているため、費用を支払う項目が多くなってしまうのです。そのため、寄付金をお願いしてくる学校もあります。
インターナショナルスクールのメリット・デメリットは?
インターナショナルスクールに子供を入れる際はメリットだけでなく、デメリットについても把握し、適切な判断を行う必要があります。
1.メリット・デメリットは?
メリット
- 高い英語力の習得
- 国際的で多角的な視野が得られる
- 海外の大学への進学資格が手に入る(国際バカロレア認定校を卒業した場合)
デメリット
- 学費が高い
- 日本語が中途半端になる可能性あり(ダブルリミテッド)
- 日本国内の進学が難しい
2.日本語教育はどうする?
ポイントは日本語教育をどうするのかという問題です。日本の学校に通っている同学年と同じレベルの日本語力が身につかない可能性があります。
日本で生きていく以上、日本語は必要になり、漢字の読み書きなど日本語を読めないと困ります。しかし、将来的に海外で暮らす可能性や、海外で仕事をすることを想定しているなら、魅力的な環境と言えます。
東京の代表的なインターナショナルスクール10校を紹介
1.インターナショナルスクールを選ぶポイントは?
インターナショナルスクールの需要は増え、東京にたくさんあります。学校によって特色が様々あり、ご家庭によって選ぶポイントが異なります。下記の点も必要があれば、参考にして比べてみてください。
- 卒業資格は?
- 海外の現地校と変わらないほど英語力があるか?
- 高校卒業後、その後の大学進学レベルは?
- 日本語の学習を重視しているかどうか
2. 東京の代表的なインターナショナルスクール10校
アオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)(Aoba-Japan International School)
- 英語力不問で受験可能。
- 日本人の受け入れも比較的多い
- 日本語や日本文化の授業も充実している人気校
住所 | ■目黒キャンパス 東京都目黒区青葉台2-11-5
■光が丘キャンパス 東京都練馬区光が丘7-5-1 |
学年 | 幼小中高一貫
■目黒 6歳〜15歳
■光が丘 3歳~18歳 |
国際認定 | 国際バカロレアIB
(PYP/MYP/DP)、CIS、NEASC |
その他 | 日本語教育も重視、
英語サポートコースEAL(8年生まで)有 |
セント・メリーズ・インターナショナルスクール(SMIS)(St. Mary’s International School)
- カトリック系 老舗名門男子校、制服あり
- 国際色豊か、日本人学生少数
- 日本唯一の男子校インターナショナルスクール、多くの著名人も多数輩出。
- 大学進学率ほぼ100%
- 日本の名門大学進学 東大、慶応、早稲田、ICUなど
住所 | 東京都世田谷区瀬田1-6−19 |
学年 | 5歳~18歳 (幼、小、中、高) |
国際資格
|
国際バカロレアIB、CIS、WASC |
清泉インターナショナルスクール(Seisen International School)
- カトリック系 老舗名門女子校(幼稚園のみ男女共学)
- モンテッソーリ教育と国際バカロレア教育
- 大学進学率100% 名門校ならではの質の高い教育
- ハーバード大など海外・国内名門大学進学
住所 | 東京都世田谷区用賀1-12-15 |
学年 | 3歳半~18歳(幼、小、中、高) |
国際資格
|
国際バカロレアIB(PYP/DP)
CIS、NEASC |
西町インターナショナルスクール(Nishimachi International School)
- 日本語、英語の2か国語を重視した老舗名門校
- きめ細やかな少人数制、受験倍率が高い
- 米国を主に英国やカナダ、オーストリアなど世界の国々のカリキュラム導入
住所 | 東京都港区元麻布2-14-7 |
学年 | 5歳〜15歳 (幼小中高一貫) |
国際資格 | WASC、CIS |
聖心インターナショナルスクール(International School of the Sacred Heart)
- 老舗カトリック系名門女子高(幼稚園のみ男女共学)
- 国際色豊か、リーダーシップ育成の活動も盛ん
- 幼稚園と小学生の場合は、両親のどちらかが英語を話せること。
住所 | 東京都渋谷区広尾4-3-1 |
学年 | 3歳半~18歳(幼、小、中、高) |
国際資格 | WASC、CIS、ACSI |
東京インターナショナルスクール(TIS)(Tokyo International School)
- 世界59ヶ国 生徒の85%が外国人
- 外資系企業の駐在員多数
- 英語は母国語レベル、もしくはそれに準ずる方のみ 少人数制
- 中学卒業後の進路 横浜インターナショナルスクール、アメリカンスクール、
聖心インターナショナルスクール、セントメリーズなど
住所 | 東京都港区南麻布2-13-6 |
学年 | 5歳~14歳 (小、中) |
国際資格 | 国際バカロレア(PYP/MYP)、
CIS、NEASC |
その他
|
高校は無し |
ケイ・インターナショナルスクール東京(KIST)(K. International School Tokyo)
- 世界トップクラスのIB校
- 国内外の一流大学に進学するなど教育熱心な学校
- 無宗教、生徒の国籍のバランス重視(あらゆる国籍を持つ生徒を受け入れる)
- 入学時に既に一定の英語レベル必須
- 制服あり
住所 | 東京都江東区白河1-5-15 |
学年 | 3歳~18歳 (幼、小、中、高) |
国際資格 | 国際バカロレアIB(PYP/MYP)
CIS、NEASC |
アメリカンスクール・イン・ジャパン(ASIJ)(American School in Japan)
- 日本初の老舗インターナショナルスクール
- 国際色豊か、全ての学年で入学・編入学を受け入れ
- 質の高い教育、海外一流大学や日本の難関大学にも対応できる高度な学力
- 幼稚園年少から12年生までの一貫校
- 広大なキャンパス(調布)
住所 | ■調布キャンパス 東京都調布市野水1-1-1
■六本木キャンパス(保育園・幼稚園のみ) 東京都港区六本木6-16-5 |
学年 | ■調布キャンパス (幼、小、中、高)
■六本木キャンパス(保育園・幼稚園のみ) |
国際資格 | WASC |
その他 | 英語を母語としない子供用のプログラムあり(年中)
日本人の入学制限あり |
ブリティッシュ・スクール・イン・東京(The British School in Tokyo)
- イギリス英語、イギリス内の学校と全く変わらない授業
- 生徒の多くは英国人(全体の65%)
- イギリス式に小学校1年生が日本より1年早い5歳から開始
- 3歳までは渋谷で学び、4歳からは昭和女子大学のキャンパスに移ります。
住所 | ■渋谷キャンパス 東京都渋谷区渋谷1-21-18
■世田谷キャンパス 東京都世田谷区太子堂1-7-57 |
学年 | ■渋谷キャンパス 3歳~8歳
■世田谷キャンパス 8歳~18歳 (小、中、高) |
国際資格 | ISI |
その他 | 2023年小学部を東京都港区麻布台にに新設 |
カナディアン・インターナショナルスクール(Canadian International School)
- カナダ式の教育
- 制服あり
- 高校卒業時、海外も日本も大学進学可能
- カナダの学校に編入する際は単位が認められる
住所 | 東京都品川区北品川5-8-20 |
学年 | 3歳~高校 (保育園、幼、小、中、高) |
国際資格 | 国際バカロレアIB、 PYP、CIS、WASC |
3.認定機関に関する一覧
以下は国際認定のある資格です。国際的な評価団体の評価を受けているかどうかが一般的な基準とされています。
■WASC(Western Association of Schools and Colleges)
■CIS(Council of International Schools)
■ECIS(European Council of International Schools)
■ACSI(Association of Christian Schools International)
■NEASC(New England Association of Schools and Colleges)
■ISI (Independent Schools Inspectorate)
■PYP Primary Years Programmeの略。3歳から12歳までを対象とした教程
■MYP Middle Years Programmeの略。11歳から16歳までを対象とした5年間の教程
国際的な修業(卒業)資格としては、国際バカロレア資格(International Baccalaureate = IB)があり、同プログラムに参加しているスクールであれば卒業資格(diploma /一定の成績で入学試験免除の大学もある)を得ることが出来ます。
インターナショナルスクールに通う前に、独学で英語を勉強したい方へ
「インターナショナルスクールに通う前に、独学で英語を勉強したい」という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、「しゅみすけ社長 – 本物の英語が身につく大人のための英語講座」のYouTube動画がオススメです。
「b わたしの英会話」の代表取締役である大山俊輔が、英語の勉強法をわかりやすく解説しています。
英語を独学で学びたい方は、まずこちらの動画「【完全ガイド】英語独学 – 大人になってからのムダのない独学用教材!」をご覧になってみてください。
まとめ
インターナショナルスクールの特徴から学費、メリット・デメリット、東京にある代表的なインターナショナルスクールを紹介してきました。ここに紹介した以外にも都内には沢山ありますので、早めに情報収集し、見学や体験などを充分にしてから決める必要があります。
また出願日程や、入試日程、入学時期は学校によって異なるので、それぞれのスケジュールも把握しておきましょう。
もし、インターナショナルスクールへ行かない選択をしたとしても、現代の子供たちは英語を学習する教材や英会話学校もあり、とても環境に恵まれています。中学や高校まで日本の教育を受け、その後に留学する人もいます。さまざまな方法や選択肢がありますので、いろいろ調べて検討してみてください。
Nao
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