TOEICリスニングが聞き取れない!シャドーイングで90%超えの正答率を目指す方法を徹底解説!

TOEICリスニングが聞き取れない!シャドーイングで90%超えの正答率を目指す方法を徹底解説!

TOEICは今や誰もが知る、日本での就職活動や大学入試のために受験が欠かせないテストですが、「なかなか点数が伸びない」と悩んでいる人も多いかと思います。

特にリスニングパートは100問を45分間という短い時間で解答しなければならず、素早い頭の回転と集中力が求められますので、苦手意識が生まれやすいですよね。

私は初めてTOEICの模擬試験を受けた際、リスニングパートを半分も正解することが出来ませんでした。

内容をうまく聞き取れず考えているとすぐに次の問題が始まってしまい

「あああ待ってどうしよう…」

という繰り返しで、段々と集中力も切れていき途中から完全に諦めて宝くじのようにほぼ勘で、適当にマークシートを塗りつぶすことしかできなかったことを覚えています。

そんな私がTOEICのリスニング対策で「シャドーイング」という勉強方法を試した結果、最終的には9割は確実に正解できるようになりました!

この記事では

TOEICのリスニングが速すぎて聞き取れない
・TOEICのリスニングをスコアアップさせたい
・TOEICのリスニングの点数が伸び悩んでいる
・TOEICのリスニングを効率的に勉強したい
と思っているあなたに向けて、私の経験を元に正答率9割越えを目指すことのできる最強の勉強方法「シャドーイング」を分かりやすくご紹介します!

TOEICのリスニング対策でよく聞くシャドーイングの効果とは?

まず、TOEICのリスニング対策におすすめな勉強方法である「シャドーイング」とはなにか解説します。

かなり有名でさまざまな書籍やウェブサイトなどで紹介されているので聞いたことのある方もいるとは思います。

これは簡単に言うとリスニングの音源の内容を「シャドー(影)」のように後追いする形で復唱していくというものです。

シャドーイングをすると、TOEICのリスニングにおいて様々な効果があります。

・英語を英語のまま理解できるようになり、英語脳が発達する
・聞こえてきた英文を頭にストックできる時間が長くなる
・英文の細かいところまで聞こえるようになる
・英語の音声スピードやリズムについていけるようになる
・集中力が上がる
・正しい発音が身につく
「TOEICのリスニングが速すぎて聞き取れない」と悩んでいる人には、特に効果を発揮してくれる勉強法です!

またシャドーイングをすることで、リスニングだけではなく、リーディングにも好影響があります。

シャドーイングをして、英語の音声が理解できるようになれば、その音声のスピードでリーディングができるようになってきますので、ぜひ頑張ってみましょう!

TOEICリスニングが聞き取れない!シャドーイングで90%超えの正答率を目指す方法を徹底解説!

シャドーイングにはいろいろな方法がありますが、今回は私が実際に続けていた最強のシャドーイング方法と断言できるやり方は、こちらとなります。

STEP.1
英文スクリプトと照らし合わせながらとりあえず1回聞いてみる
STEP.2
英文スクリプトと照らし合わせながら文節ごとに復唱してみる
STEP.3
音源と同時に英文スクリプトを読んでみる
STEP.4
スクリプトを見ずに音源だけでシャドーイングをする

それでは順番に解説していきます。

STEP1 – 英文スクリプトを照らし合わせながらとりあえず1回聞いてみる

まずはリスニングの音源を流しながら、その英文スクリプトを目で追いながら読んでみましょう!
この時点ではまだ声に出す必要はありません。

ただ、必ず日本語訳ではなく英文スクリプトを読むという点が重要です。

目では日本語訳を読みながら、耳からは英語が聞こえてくるという状態になると脳みそが「翻訳」という単純に聞いて理解することとは異なる動きを始めてしまい、リスニング対策においては非効率的となってしまいます。

聞いていて何か引っ掛かる部分があればペンなどで印だけつけて次に進んで問題ありません。

POINT
・英文スクリプトだけを見て、音声を聞くことが大切
・日本語訳は見ないこと

STEP2 – 英文スクリプトを照らし合わせながらピリオドごとに復唱してみる

2回目にリスニングの音源を再生するときは、英文スクリプトを見ながらピリオドで一旦音声を停止して、その文を復唱してみてください。

復唱と言っても英文スクリプトを読む形になりますのでそんなに難しくはないはずです。

たまに、ピリオドで区切るととても長くなってしまう1文もありますが、もし難しいようであれば1文の途中で区切ってしまって問題ありません。

STEP1の時点で印をつけたものを含め何か分からない文法、単語、発音に直面した場合は、その都度日本語訳や解説を確認して「確実に理解できた」というところまで落とし込むようにしてくださいね!

このSTEPでは各英文をスラスラとつっかからずに、復唱できるようになるまで繰り返すことになります。

POINT
・STEP1で分からなかった部分の日本語訳や解説をチェックすること
・スラスラと読めるようになるまで練習すること!

STEP3 – 音源と同時に英文スクリプトを読んでみる

次はいよいよ本格的なシャドーイングになっていきます。

英文スクリプトを見ながらリスニングの音源を流し、0.5~1秒遅れほどで英文を読んでみましょう。

長文の場合はいきなり全てをぶっ通しで読むのは少し難しいかもしれませんので、最初はSTEP2と同じく文節で区切って進めていく形で問題ありません。

慣れない発音やテンポの速さに苦戦するとは思いますが、これを最終的には全文通してスラスラと読めるようになるまで繰り返し頑張りましょう!

POINT
・英文スクリプトを見ながらリスニングの音源を流し、0.5~1秒遅れほどで英文を読んでみる
・スラスラと読めるようになるまで練習すること!

STEP4 – スクリプトを見ずに音源だけでシャドーイングをする

これがいよいよ最終段階です。

ここまでお世話になった英文スクリプトを一旦しまって、リスニングの音源だけを流しながら0.5~1秒遅れほどで復唱しましょう。

STEP3までスムーズにできていても、スクリプト無しにするとまた別の難しさを感じることになると思います。
これは

①単純にテンポについていけていない
②スクリプトを読むことで誤魔化されていた理解不十分な部分が現れてきている

ということが原因です。

①の場合はとにかく繰り返していけば慣れていきます。

②についてはしっかりまた日本語訳や解説と照らし合わせて完璧に理解をする必要がありますので、シャドーイングがスムーズに進まない部分についてはしっかり見直しを行うようにしてくださいね!

POINT
・英文スクリプトを見ずにリスニングの音源を流し、0.5~1秒遅れほどで英文を読んでみる

これを全て通してスラスラ復唱できるようになっている頃には、その文中の文法、単語、発音、テンポ全てを完璧にマスターできていますので怖いものはありません!

この4つの段階を全てのリスニング問題において実行することで英語を聞き取る力は圧倒的に伸びます。

短文であれば5分ほど、長文であればかなり時間がかかってしまう本当に地道な勉強法にはなりますが、根気強く続けることで確実に結果が出ることは確実ですので頑張っていきましょう!

TOEICのリスニング対策にオススメの参考書3選!

効果的な勉強方法を知ったら早速実際に使用する参考書を探されるかと思います。

私の経験上、目標点数に関わらずできる限りTOEICの本番の試験と同じ形式の参考書、いわゆる「模試」形式のものを選ぶことがベストです。

TOEIC対策の問題集の中には特定のセクションに特化した問題のみたくさん収録されているものがあります。

もちろん、そのような問題集にも良質なものは多いですが、実際のテストでは直前に解いた問題の手応えに精神的に左右されたり、終盤のセクションで疲れを感じて集中できなくなったりと単純な解答力とは異なる要素が大きく結果に関わってきます。

最終的な目標としている試験と同じ形式に慣れた方が圧倒的に早く、効率的に力をつけることができます。

その点を踏まえて、TOEICのリスニング対策オススメの参考書を3つご紹介します。

1. 公式TOEIC Listening & Reading 問題集7 (一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)

難易度
やや易しめ~本番同様レベル(目標点数600点相当)

TOEICの公式が出版している、完全に実際のテストと同じ形式かつ同じ音声の問題集です。

もしお金と時間に余裕がないのであればとりあえずこれだけはやってください!

それほど公式が出している問題集は効果的、効率的なテキストです。

練習テストが2回分収録されているので、こちらの方法で試してみることをオススメします。

①力試しに模擬試験として時間を計って解いてみる
②前章で紹介したシャドーイングをする
③完璧にマスターしたら2つ目の練習テストを解いてみる

この方法で勉強をすると、2つ目の練習テストをしたときに実力の伸びが実感できるかと思います!

このシリーズは毎年1~2回最新版が出ているので最初はその時点での最新版を購入し、全てやり切ってもっと力を伸ばしたいと思ったら旧版に取り組んでみても良いですね。

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2. TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問 (ヒロ前田、テッド寺倉、ロス・タロック)

難易度
本番同様レベル(目標点数700点相当)

実際のテストと同じ形式の問題が3回分収録されているお得な問題集です。

実際のテスト問題との酷似性においては先にご紹介した公式問題集に劣りますが、難易度自体はほぼ本番と同様なので自分の実力を知るためにもってこいです!

さらにこの問題集の一押しポイントは公式問題集に比べて解説が丁寧なことです。

各選択肢の正解の理由、間違いである理由が簡潔に分かりやすくまとめられているので、引っかかった部分はしっかり解説を読み込んで疑問を完全に解消してから次に進むことができます。

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TOEIC L&Rテスト 精選模試リスニング3 (小林美和, Bradley Towle , 中村紳一郎, Susan Anderton)

難易度
やや難しめレベル(目標点数800点以上相当)

実際のテストと同じ形式のテストがリスニングに特化してなんと5回分も収録されている、コスパ最強の問題集です。

少し実際のテストよりも難易度が高いので最初は心が折れそうになるかもしれませんが、しっかりとシャドーイングを続けていけばしっかり聞き取れるようになります。

むしろ難しめの問題を聞き慣れることで実際のテストではより聞き取りやすくなり、心に余裕を持って問題に取り組めるという大きなメリットがあります。

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以上が、私が実際にTOEICリスニング対策に使用して効果を実感したからこそおすすめできるテキストになります。

本当に英語を勉強し始めたばかりの方やTOEICをまずはお試しで受験してみるという方は公式問題集に絞って徹底的にやり込み、ある程度自信がある方や、とにかく少しでも高スコアを狙いたい方は至高の模試と精選模試に手をつけるのが良いかと思います。

もしこの3冊を全てやり切ったらなんと10回もテストを受けたと同然の経験が積まれることになりますので、満点も夢ではありませんよ…!

シャドーイングが難しいと感じる方へ

ここまで、シャドーイングについて解説してきましたが、「どうしても難しい…」と感じる方もいるでしょう。
その場合は、「オーバーラッピング」から始めることをオススメします。

詳しくは、こちらの動画「【英会話教室の社長の本音】シャドーイングは正直ほとんどの人にオススメしないワケ」をチェックしてみてください。

まとめ

TOEICのリスニング対策のための勉強法と、オススメのテキストを紹介させていただきました。

日本では中学校から本格的な英語の授業が行われてはいるものの、主に文法に特化したカリキュラムなので中々リアルな英語のサウンドに慣れる機会がありません。

ですので、いざTOEICのリスニング対策をしようとした時に最初は全く聞き取れない…ということは当たり前であり、決して学生時代の勉強不足や頭の悪さから来ているのではありません。

海外留学や英会話スクールに通う必要も無く、独学でもしっかりとした勉強法とテキストを使えば必ずスコアを伸ばすことができます。

本記事で紹介させていただいた内容を思う存分参考にしていただいてTOEICの目標スコア到達、さらにはその先に目指している会社への就職や進学を達成して人生をさらに豊かにしていってください!

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