TOEFLのスコアをTOEICに換算すると何点?スコアごとの対策を解説!

TOEFLのスコアをTOEICに換算すると何点?スコアごとの対策を解説!

初めまして!
塾講師として英語を担当しているKタローです。
これまで英語学習についてかかわってきた経験を活かして、英語学習に役立つ知識を紹介します。

この記事では

・TOEFLのスコアの基準ってどれくらい?
・TOEFLとTOEICのスコアの違いって?
・TOEFLの勉強法が知りたい!

などの疑問を持った方に向けて、TOEFLのスコアをTOEICに換算したときの点数と、スコアごとの対策を解説をしています。

世界でグローバル化が進んでいる今、このような悩みを持つ人はすくなくありません。

自分のスコアがどれくらいかわからないと、せっかく受けたテストも意味がないですよね。
また、自分の現在地を知ることで次の試験に向けての目標が明確になり、モチベーションアップにもつながるので、ぜひ最後まで読んでください!

TOEFLとは?

TOEFLとは?

ここからはTOEFLをまだ受けたことのない人向けの文章です。
すでにTOEFLを受けて仕組みがわかっているという方は飛ばしてください。

「TOEFLを受けたけどイマイチよくわからない…」

なんて人は一緒に復習しましょう!

TOEFLとはアメリカの教育機関が作成した英語力を測るためのテストのことです。
TOEFLは主に留学などをする人を対象にしたテストであり、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能が問われます。

またTOEFLにはiBT型とITP型があり、この2つの違いにも気を付けなければいけません。

【iBT型】
まずiBT型とはパソコンで受けられるテストのことです。
受験地:全国のテストセンターで専用のパソコンを使います
時間:約4時間

【ITP型】
次にITP型はiBT型とは違いパソコンは使いません。
ITP型は各会場にて、団体で受験をするテストです。
受験地:各団体の会場
時間:約2時間

TOEFLとTOEICの違いをご紹介

さて、TOEFLについて理解できましたか?
次は名前が似ているTOEICとの違いについて説明します!

もう一つ有名な実力検定試験にTOEICがあるのはご存知ですか?

「TOEFLとTOEIC、名前が似ていてややこしい…」
「TOEFLとTOEIC、何が違うの?」

と感じる人も多いですよね。

実はこの2つ内容や受ける目的などが全然違うのです。

【内容の違い】
TOEFLでは「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能が問われるのに対し、TOEICでは「読む」と「聞く」の問題が出題されます。

【目的の違い】
TOEFLとTOEICでは受ける目的が変わってきます。
TOEFLでは留学などを目的に受験する人が多く、TOEICでは就職や昇進のために受験する人が多いようです。

【費用】
当然ですが受験にかかる費用も異なります。
受験費用はTOEICが6,490円に対し、TOEFLは約25,000円です。
TOEFLはTOEICに比べると少し高額ですね。
知っていて損はないのでしっかりと頭に入れておきましょう。

自分に合った方のテストを受けないと、せっかく受けたのに意味がなかったということになりかねないので自分の目的にあった検定を受けましょう!

TOEFLのスコア基準を8段階で解説!TOEICに換算すると何点くらい?

TOEFLのスコア基準を8段階で解説!TOEICに換算すると何点くらい?

「TOEFLとはどんなものか?」
「TOEFLとTOEICはどう違うのか?」

について理解できましたか?

ここからはTOEFLのスコアに関する解説をします。
まずは一つ一つ、段階ごとに説明をします。

TOEFLのスコアは

グループ1:~40点
グループ2:41点~50点
グループ3:51点~60点
グループ4:61点~70点
グループ5:71点~80点
グループ6:81点~90点
グループ7:91点~100点
グループ8:101点~

以上8つのグループに分けることができます。
皆さんはどのグループでしたか?

それではこの8つのグループを、文部科学省が出しているCEFRレベルに基づいて解説します。

CEFRレベルとは
高い順にC2、C1、B2、B1、A2、A1の6段階があり、意味は「語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格」です。

TOEFLのグループ1

・TOEFLのスコアは40点以下
・CEFRレベルはA1~A2

このレベルのイメージは「具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる」です。

40点以下の点数ではTOEFLを資格として有効活用することが非常に難しいです。

しっかりと対策をしてまずは40点以上をとれるようにしましょう。

対策は基礎的な内容の復習から始めましょう。

初めは単語の学習です。

TOEFLに出題される単語は専門的な言葉が多く少し難易度は高いですが、単語がわからないと本文の内容が一切理解できません。
そのため単語の学習をまずやるべきです。

オススメの単語帳は「TOEFLテスト英単語3800」です。
まずはこの単語帳をマスターしてみましょう!

TOEFLのグループ1をTOEICスコアに換算すると、50点~400点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ2

・TOEFLのスコアは41点〜50点
・CEFRレベルはA2~B1

・このレベルのイメージは「ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に 応じることができる」。

41点~50点の人は基本的な英語表現は出来るといえます。

しかしグループ2もグループ1と同様に資格として有効活用することは難しいです。

対策はグループ1と同様に基礎的な内容の学習を進めましょう。

単語の勉強はもちろん文法の勉強も並行して行うとよいでしょう。
TOEFLではそこまでレベルの高い文法問題が出題されることはないので、中学、高校の範囲を習得しておけばあまり問題はありません。

しかし、文法問題をおろそかにしてしまうとライティングやスピーキングの特典にも影響するため、しっかりと復習しておきましょう。

オススメの参考書は「Mr.Evineの英文法ブリッジコース」です。
一周して終わるのではなく間違った問題は2周、3周するようにしましょう。

TOEFLのグループ2をTOEICスコアに換算すると、410点~480点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ3

・TOEFLのスコアは51点〜60点
・CEFRレベルはB1

・このレベルのイメージは「仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的 に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる」²です。

51点~60点の人はグループ2の人と比べて、より高いレベルで英語表現ができるといえます。
このあたりからアメリカの2年制大学への進学ができるようになっていきます。

しかし、4年制大学やトップ大学へ行くにはまだまだ足りないスコアです。

対策はグループ1、2で紹介した単語や文法でやり残しているところがあれば完璧にしましょう。
余裕があれば難易度の高い単語帳にチャレンジしてみてください。

オススメの単語帳は「TOEFL TEST 必須英単語5600」です。
グループ1で紹介した単語帳よりレベルが高いため注意しましょう。

TOEFLのグループ3をTOEICスコアに換算すると、490点~580点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ4

・TOEFLのスコアは61点〜70点
・CEFRレベルはB1

このレベルのイメージはグループ3に近いですが、より内容が把握でき文章を論理的に書くことができます。

61点以上を取るとアメリカの四年制大学へ出願することができます。
しかし最低ラインギリギリなのでもう少し余裕を持てるようにしましょう。

対策はグループ4からはよりリーディングの対策に力を入れましょう。

「リーディングはなかなか点数が伸びないな」

なんて思っている人も多いでしょう。
しかししっかりと対策をしておくことで満点に近い点数を叩き出せます。

オススメの参考書は「極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力」です。
こちらの参考書は新形式の問題にも対応しているだけでなくリスニングの対策も同時にできてしまいます。

TOEFLのグループ4をTOEICスコアに換算すると、590点~650点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ5

・TOEFLのスコアは71点〜80点
・CEFRレベルはB1〜B2

このレベルのイメージは「自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理 解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる」²です。

グループ5からは一段階レベルが上がります。
このレベルに到達すると四年制大学への出願がスムーズに行えるようになります。

対策はグループ4でも述べたようにリーディング対策に力を入れましょう。
またリスニングやスピーキング、ライティングの問題の対策も忘れずに。

オススメの参考書は「TOEFL iBTテスト必修フレーズ100-スピーキング・ライティング攻略のための」です。
この参考書は比較的易しい例文が多いため勉強のしやすいものとなっています。

スピーキングやライティングの問題に不安がある人はぜひ取り組んでみてください。

TOEFLのグループ5をTOEICスコアに換算すると、660点~740点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ6

・TOEFLのスコアは81点〜90点
・CEFRレベルはB2

このレベルのイメージはかなり高い水準の英語力が身についていることです。
81点~90点をとれていると、アメリカの四年制大学へ余裕を持って進学することができるといえるでしょう。

対策は高いスコアをとれているのであとは難易度の高い単語を詰め込んでいきましょう。
オススメの参考書はグループ3で紹介しています。

TOEFLのグループ6をTOEICスコアに換算すると、750点~800点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ7

・TOEFLのスコアは91点〜100点
・CEFRレベルはB2〜C1

このレベルのイメージは「いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ 効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる」です。

91点から100点は英検1級に相当しており、非常にレベルが高いです。
通常の四年制大学に加え、トップ大学と呼ばれる大学へも進学できる可能性があります。

対策は、より難しいレベルの単語をマスターできるようになりましょう。
普段では使わないような専門性の高い単語も出題されるためチェックしておくのが良いです。

TOEFLのグループ7をTOEICスコアに換算すると、810点~880点あたりが対応している点数だといえるでしょう。

TOEFLのグループ8

・TOEFLのスコアは101点以上
・CEFRレベルはC1

このレベルのイメージは極めてレベルが高く、英語力は日本の中ではトップレベルといえるほどです。

対策は、より高いスコアを目指すならこれまでの試験を振り返り、間違った問題を復習し完璧に仕上げましょう。

TOEFLのグループ8をTOEICスコアに換算すると、890点以上が対応している点数だといえるでしょう。

まとめ

TOEFLのスコアをTOEICに換算すると何点?スコアごとの対策を解説!

いかがだったでしょうか。

この記事では主にスコアごとについて段階的に解決しました。

自分の現在地を知り客観的に俯瞰することで高スコアへの道へ近づけると思います。

ぜひ頑張ってください!!

またTOEFLに関するお役立ち情報が、他にもありますので、合わせてご覧になってみてくださいね。

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