こんにちは。ゴン太です。英会話頑張ってますか？
ドコモ、auと並ぶ通信会社としておなじみのソフトバンクも、もはや単なる通信会社というにはスケールが大きくなりすぎました。孫正義社長は投資家としても才能を発揮し、多くの企業に投資。2017年にはサウジアラビアの新興企業を支援する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立。その投資額が10兆円を超えるものとなることから、多くの注目を浴びました。
今日はかつてベンチャー三銃士と称された稀代の実業家・孫正義さんの英語力とその勉強法について紹介していきたいと思います。
孫正義さん – 経歴について
まずは彼の経歴についてみていきたいと思います。
©https://www.news-postseven.com/archives/20161025_455936.html
1957年8月11日生
佐賀県鳥栖市出身
カリフォルニア大学バークレー校卒
1981年：ソフトバンクの前身となる「日本ソフトバンク」を設立
1996年：米ヤフーとソフトバンクの合弁でヤフー株式会社を設立
在日韓国人の父の子供として生まれた彼は幼少期には多くの差別を経験しました（1990年に日本へ帰化し、日本国籍を取得）。そういったつらい過去が彼のモチベーションにもなっており、現在の彼の成功ににつながっているのだと思います。
孫正義社長の英語力について
彼は高校を中退してアメリカのスクールへと転向し、その後にカリフォルニア大学への進学を決めていますので、海外暮らしは比較的長い方だと思います。
そんな彼の英語力はどの程度のものなのでしょうか？
こちらは2017年時のスピーチの映像になります。
多くの英語が話せる経営者と比べるとその違いが明らかだと思います。
アクセントはジャパニーズアクセントであることはもちろんのこと、彼の使う英語のほとんどが義務教育で習うような簡単な単語で、少々の専門用語をミックスさせているだけです。文法も中学校で習うようなごく単純な構文のみで、多くの英語学習者がつまずく過去完了形や仮定法などは登場しません。
それでも彼は堂々と大衆の前でプレゼンテーションを行っています。この動画には続きがあり、約5分間の関連動画が残り4つあります。つまり、彼はシンプルな構文や単語のみで25分間のプレゼンテーションを、はたまたもっと長時間のプレゼンを日常的に行っているのです。
孫正義社長の英語勉強法について
彼は久留米大学附設高等学校に入学しましたが、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』の脱藩にあこがれてアメリカに行くことを決意して、入学から一年後、高校2年生の時に中退してアメリカの英語学校に入学しました。彼は日本の高校を卒業していなかったため、大学入学のためには高校の卒業資格が必要でした。そのため、語学学校と同時に現地の高校へ2年生として編入しましたが、3年生、4年生と飛び級をして、高校卒業検定に合格したため、わずか3週間という異例のスピードで高校を退学し、現地のコミュニティカレッジに入学を決めました。
おそらく、彼が本格的に英語学習を始めたのも、渡米を決意してからだと思います。そこからわずか2年余りでコミュニティカレッジへと入学を決めたことからも、彼の頭の良さがうかがえます。
伝えることを最重要視した英語スタイル
しかし、先の映像からも見て取れるように、彼はものすごくシンプルな英語をしゃべっています。つまり彼の英語力というのは、ほぼ高校時代で完成されているということです。彼の勉強法より、彼の英語に対する価値観を学ぶことの方が意義が大きい気がしますね。
私たちが想像するに、ビジネス界で繰り広げられている英会話というのはすごく専門的な単語が飛び交い、テンポが速くどんどんトピックが移っていくというイメージがあり、ビジネスパーソンには流ちょうな英語や豊富なボキャブラリーが必要だと思いがちですよね。
しかし、孫正義社長はその概念を崩したといっても過言ではないと思います。
おそらくこの記事を読んでいらっしゃるみなさんのほとんどが、「日常的なコミュニケーションうをとること」を目標としていることでしょう。
ということは「よりシンプルに、より簡潔に」がそのゴールへの一番の近道だと思います。簡単な英語が通じるのと、難しい表現を使って伝わりづらい英語、どちらが相手にとっても良いか、一目瞭然だと思います。
イングリッシュスピーカーのおよそ8割が非ネイティブです。そして日本の英語教育ではかなりマニアックな表現も出できたりします。
つまり、うまい返しをしようとわざとマニアックな表現を使ったりしてしまうと、彼らの頭に「？？？」が浮かんでしまうという結果になります。
孫正義さんの元秘書・三木雄信氏によると「孫さんが実際に使っていた表現はたった30種類ほど」だそうです。とっても少ないですよね！
一例を挙げるとこんな感じです。
・Let’s look at～「〜を見てみましょう」
・As a conclusion,「結論として」
・In the case of～,「〜の場合は」
・Some people say～.「〜と言う人々もいます」
・You know that～,「皆さんもご存知の通り」
どれも、皆さんも一度は聞いたことがある表現だと思います。これらの表現を覚えてしまえば、孫さんと同じようにプレゼンテーションも出来てしまうという事ですね！
「シンプルな表現、シンプルな単語」を繰り返し、会話の中で考えずとも出てくるようになるまで練習する方が良い結果を生むでしょう！
既にご存知の通り、孫さんの英語はめちゃくちゃジャパニーズアクセントです。それもそのはず、やはり彼は「分かりやすく簡単に伝える」ことは最優先に考えているからです。
加えて彼の話すスピードはとてもゆっくり。日本人の我々にとっては彼のプレゼンは非常にわかりやすいでしょう。
日本語は世界の主要言語の中で比べると、発音に関して言えば一番簡単だといっていいと思います。舌を巻いて発音するとか、歯で舌先を少し噛む感じで発音するなどといった特別な技術が必要ないからです。なので、インド訛りの英語や、イタリア訛りの英語と比較しても、日本語訛りの英語というのはクセが少ないはずなので外国人にとっても比較的聞きやすいはずなのです。
しかし、皮肉なことに日本人は完璧主義な傾向があるため、英語のアクセントに関してもアメリカやイギリスのアクセントに近づけようとします。
孫さんの場合はジャパニーズアクセントはあって然るべきだとそのため、発音を英語っぽい発音に近づけることよりも、いかに分かりやすく伝えるかに重きを置いているのだと思います。
孫さんの元秘書が教える勉強法
先ほど名前を挙げた元秘書・三木雄信氏も、秘書就任時は英語が得意ではなく仕事の場で苦労していましたが、孫さんの英語のスタイルを知ってから「交渉で負けない英語力を1年で絶対身につける」というゴールを立ててそれに向かって勉強し始めた一人です。
多忙なスケジュールの中、1年間でそのゴールにたどり着くために彼もまた、単語学習や発音の矯正といった勉強に時間を割くことはせずに、徹底的にスピーキングとヒアリングに時間を割り当てました。彼の場合は交渉シーンが豊富にあるビデオを１つ選んで、それを正しく聞き取れるようになるまで繰り返し聞きなおし、重要な表現は交渉フレーズの薄い参考書を何度も読むことによって必要なフレーズを習得。見事1年で交渉に十分な英語力を身に着けることに成功しました。
やはり多くの教材に手を出すのではなく、数個に絞ってそれらを繰り返し使用することが大事なんですね！！
英語学習の土台は独学から！
いかがでしたか？
英会話教室やオンライン英会話で自己投資をすることも大事ですが、いずれにせよ、まずは独学で英語を学ぶ習慣を身につけることが大事ですね。
ゴン太
英語独学者必見！できる人はみんな使ってる英語学習ソフト・アプリ
【完全ガイド】英語独学 – 大人になってからのムダのない独学用教材！
有名人には負けられない！おすすめのマンツーマン英会話スクール
それでは、ゴン太がオススメの英会話スクールを紹介させていただきます。こちらのページは企画として、マンツーマン英会話の学校のみとなります。ご留意ください。また、このエントリではb わたしの英会話さんのサイトのスペースをお借りして執筆させていただいていますので、bさんも紹介させていただきます。（グループレッスンや男性サラリーマン向けの英会話スクールは対象外ですので除外しました）。
ビジネスなどに強いオススメの英会話スクール
マンツーマンの英会話スクールとして老舗といえばGabaさんです。私も体験レッスンを受けたこともありますし、ほぼ、都内であれば主要駅にスクールを構えていますので便利でおすすめです。トラベル英会話としても、少しハイレベルなシチュエーションなどに対応する必要がある方にはオススメです。
女性、英会話力に自信のない人が英会話を学ぶ時にオススメ
こちらのスペースをお借りしていますが、女性で英会話に自信のない初心者にはオススメです。特に、学生時代英語を勉強したのはうん十年前で、英会話話せるようにはなりたいけど、とにかく英会話スクールって敷居が高い！という人にオススメします。
学生さんや安めの単価で英会話を検討している方にオススメ
単価優先であれば、イングリッシュビレッジさんがおすすめです。まずは、英会話を学びたいけどマンツーマンがいい！という方、でも、単価優先で、と思っている人はイングリッシュビレッジさんがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
孫正義さんの英語に対する考えを知っていくと、みなさんの英語に対する恐怖心とか難しさなども変わってくるのではないでしょうか？？
彼は日本のトップクラスの経営者です。投資の話や商談をまとめるときも必要となってくることが「相手に自分の言いたいことを伝えること」。彼自身もこれが一番大切なことだとわかっています。その答えとして、彼は難しい表現は覚えようとせず、簡単な構文で文章を組み立て、発音にも重要性を見出さず、ジャパニーズイングリッシュを貫き通しています。あの孫正義がこの方法で成功しているんです。めちゃくちゃ説得力ありますよね！
みなさんも英語学習をするときは「シンプルな表現や単語を徹底的に体に染み込ませる」という事を意識しながら、日々の勉強に取り組んでみてくださいね！
ゴン太
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