レストラン、アパレルなどのサービス業界における英会話の需要
こんにちは。
Oyakottoです。
レストラン、アパレルなどサービス業界で働く人にとっても、インバウンド観光客が増える中、英会話が必要なスキルになりつつあります。以前よりも多くの外国人観光客が訪れるようになり、日本国内のレストランや、アパレルショップにも外国人のお客さんが珍しくなくなりました。英語で色々と質問されることも多くなり、店員さんであっても対応が必要になってきています。
英会話スクール側もこうした需要があることは理解しており、マンツーマンレッスンなどで受講生の仕事に関する個別の要望に応えてくれるようになっています。レストランやアパレル業界に向けた特別コースなどがあればうれしいですが、そこまでは難しいでしょう。一般的な接客英語をまずはしっかり押さえれば、いろいろと応用が利くと思いますので、まずはそこからやってみましょう。
レストラン業界における接客英語
最初に、レストラン業界における接客英語について、少しだけ見ていきましょう。
こういった表現が自然に口から出てくるように、英会話スクールで練習を重ねましょう。
入店時の応対
こんばんは、3名様ですか?
Good Evening, Sir. For three?
こちらへどうぞ。担当者が来ますので少しお待ちくださいませ。
This way, please. Please follow me. Your Server will be here shortly.
ただいまお席が満席です。こちらで少々お待ちいただけますか?
We are full at the moment, so would you mind waiting here?
入店時にはこのような感じのやり取りがありますね。
英会話スクールの講師とロールプレイングを行えばすぐに覚えることができるのではないでしょうか。
注文を取る際の表現
注文を取る際の表現もおさらいしておきましょう。それほど難しい言い回しはありませんので、すぐに英会話スクールで練習できると思います。
ご注文はお決まりですか?
Are you ready to order?
ピザはシェアしますか?
Would you like to share the pizza?
ステーキの焼き加減はいかがいたしましょうか?
How would you like your steak?
お飲み物はいかがいたしますか?
Would you like something to drink?
コーヒーか紅茶が出ますが、食事の前にしますか?それとも後にしますか?
Would you like your coffee or tea before or after the meal?
ご注文は以上でよろしいでしょうか?
Anything else?
食事や飲み物を出すとき
食事や飲み物をサーブするときの表現も覚えないといけませんね。この辺も英会話スクールの講師とロールプレイしてみるといいと思います。
日本の飲食店でおなじみの「お通し」です。これをどうやって説明するかを想定したやり取りをご紹介します。日本独自の文化「お通し」について英会話スクールの講師と意見交換してみるのもよい練習になると思いますので、ぜひお試しください。
こちらはお通しです。お通しというのはテーブルチャージの一種です。
テーブルチャージにはお通しの料金が含まれています。お通しがいらない場合でもテーブルチャージはかかります。よろしいですか?
This is a small appetizer. We have a cover charge of 500 yen as part of our system includes a small appetizer. The cover charge will still be charged even if you don’t need a small appetizer. Are you OK with this?
どうぞ。
Here you are.
追加でお飲み物はいかがですか?
Would you like another drink?
空いたお皿をおさげいたします。
Let me take your plates.
お会計をする場面
最後にお会計をする際の表現はこのような感じでしょうか。
テーブルチャージならクレジットカード払いで簡単なのですが、人数で支払いを分けてほしいという要望もよくありますので、こういったことにも英語で対応することが求められます。
お会計は3,000円です。
Your total is 3,000 yen.
お支払いはご一緒でよろしいですか?それとも別々になさいますか?
Would you like to pay all together or separately?
ありがとうございました。それではよい一日を。
Thank you. Have a good day.
料理の説明はちょっと難しいです
日本の料理の説明はちょっと難しいのですが、いろんなパターンを想定して練習しておくとよいと思います。英会話スクールの講師の好みも聞いて、ロールプレイを楽しんでみるとよいでしょう。ラーメン、餃子、寿司などの定番料理のほか、吉野家なども人気です。日本食のコース料理等について説明出来たら尊敬されること間違いなし!
外国からくるお客さんは、日本の食事の味、質感、量のほか、調理方法、食材などについて興味津々です。この辺にきちんと答えてくれる飲食店は、あっという間にインスタグラムなどで広まって、口コミで来店者が増えることも期待できます。だからこそ、レストランなどの飲食店でも英語ができることは無視できない武器になるのです。講師にとっても楽しいレッスンになると思いますので、ぜひやってみてください。
アパレル業界にとっての英会話
アパレル業界では、外国からのお客さんに英語で接客することはあまり想定していなかったことかもしれませんが、これからはそうもいっていられません。日本の服を買いたくて来る方もけっこういますし、実際に必要だと思っている方は多いと思います。
アパレル業界で接客するときに使いそうな表現
いらっしゃいませ、何かお探しですか?
Hello! May I help you?
何かありましたら、お気軽にお声がけください
Please let me know if you need anything.
少々お待ち下さい、在庫を確認してみます。すぐ戻りますね。
Please wait a moment. I will check the stock. I will be back shortly.
お待たせしました、こちらはいかがでしょうか?
Thank you for waiting. How about this one?
試着されますか? 試着室はあちらです。靴を脱いでおあがりください。
Would you like to try it on. The fitting room is over there.
Please remove your shoes before entering.
いかがでした?よくお似合いですよ。
How did you like it? You look really good.
このような感じの表現を覚えておけば、だいたいよいのではないでしょうか。
自然に言えただけでも同僚がびっくりすると思いますが、応対する経験を積むと、もっとこういうことを言えたらよかった、と反省点がたくさん見つかります。そうなったら調べてみて次回試してみる。その繰り返しで外国人への接客スキルがどんどん磨かれていきます。
このほか、アパレル業界の方にとって悩ましいのがサイズの違いです。日本とアメリカでもサイズは違いますし、そのほかの国も独自の規格を使っている場合もあります。こういうときはネットで検索してみるしかありません。臨機応変な対応も大切です。この辺も英会話スクールの講師とロールプレイをやってみるといいでしょう。サイズの違いで困ったことはないか質問してみて、そのときどうしたかを聞いてみると参考になります。
接客で使う英語を学べる英会話スクール
以上ご紹介したような表現を使って、ほとんどの英会話スクールでは講師にリクエストを出せば、だいたいの職業に関係する表現や応対を練習できるようにカリキュラムやレッスン内容を組み立ててくれるようです。したがって、このこと自体は英会話スクールを選ぶうえで問題にはならないのですが、中には職業別にレッスン内容を用意しているスクールも数少ないですが存在します。
接客業の職業別プログラムがある産経オンライン英会話
産経オンライン英会話は、大手新聞社産経グループが運営するオンライン英会話で、日頃から外国人観光客と接する機会が多い小売店、レストラン、鉄道会社、タクシー会社、郵便局で働く方のための職業別英会話テキストがあり、これらに沿った実践的なレッスンが提供されています。それぞれ40レッスンほど用意されており本格的な内容となっています。
https://learning.sankei.co.jp/
業界別・オリジナル教材の「Bizmates」
オンライン英会話で有名なBizmatesでも、ホテル・レストラン・ショップでのお客様対応に必要なスキルを習得するためのレッスンを提供しています。Bizmatesではすべてのトレーナーがビジネス経験を持っているため、講師を業界経験に基づいて選べるのが強みです。
ホテル、レストラン、ショップでそれぞれ20レッスンずつ提供されています。
接客業に特化したレッスンを提供する「シェーン英会話」
こちらは通学型の英会話スクールで、ホテルやレストランなど接客業のスタッフに向けた、“Hotel & Hospitality English”というレッスンを開講しています。
bわたしの英会話 / My Lesson Plan
こちらのコラムでもお世話になっている女性専用の英会話スクールです。
お客様の中にもアパレル業界、飲食等のサービス業界のお客様も多く、一番人気のMy Lesson Planを使えばクラスの中でお仕事の内容に合わせた単語やフレーズを組み立てたものを毎レッスン「レッスン・レコード」という形でくれるそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
レストランやアパレル業界で最初から完璧な英会話力がないとダメ、ということはなく、外国からのお客さんが来た時に、お店では英語が出きるっぽい人にお願いして、なんとか四苦八苦しながら応対しているのが普通でしょう。もちろん外国人のお客さんも日本人が英語苦手なのはわかっていますので、そのこと自体で気分を害したりすることはありませんのでご安心を。大切なのは接客態度、雰囲気です。
でも自分の接客で外国のお客さんと自由に自然に会話出来たらかっこいいですよね。お店での評価も上がりますし、もしかすると英語が通じるお店として、口コミで広げてくれるかもしれません。完璧さはいりませんから、丁寧で、親切な応対を心がけてみてください。英語対応が必要だと思ったら、それはチャンスですから。頑張ってください!
Oyakotto
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