こんにちは。「b わたしの英会話」のAmです!
皆さん、英語のリスニングって難しいと思いますか?
ほとんどの人は、「うん、難しいです」。
そう思うことでしょう。
最近では、英語のリスニングの勉強法としてシャドーイングやオーバーラッピングなど様々な方法が日本でも紹介され、実践している人も多いと思います。シャドーイングなどは電車広告でも見かけるくらい、一部の英語学習者の間では市民権を獲得しています。
でも、ちょっと待ってください!
シャドーイングなどは一見かっこいい勉強法ですが、英語初心者の方がやってしまうと殆どの場合、効果が出ません。オーバーラッピングも少し注意が必要です。
そもそもなのですが、
英語が聞こえるようになるとは何を意味するのか。
このことがわかっていれば、真っ先にするべき勉強法があるんです。
今日は、英語初心者が見落としている、まず、行うべきリスニング学習法を紹介します。
今日の結論を見ると、最初は、えっ。それだけ?
と拍子抜けするかもしれません。それくらいにシンプルなんです。
ですが、解説を聞いて理解することで、「あ、そういえば確かに」と納得するはずです。
ほとんどの人が行わない「意図的清聴」とは?
まず最初に、結論をお伝えしておきますね。
「シャドーイングでもオーバーラッピングでもないーリスニングに効果絶大な勉強法」。
それは、「黙って聴く、そして、黙って字幕を見る」ことです。
このような学習を「清聴」、正確には、「意図的清聴」と呼んでいます。
以上です。
って、拍子抜けするくらいにシンプルですよね。
本当にそれだけと思った方へ。
きっと、まだ、私たちが聞いて理解するって行為の本質をまだ理解できていないことが原因です。
でも、私たちが子供の頃、日本語を聞いて理解できるようになるときどうだったでしょう?子どもなりにこの「意図的清聴」をおこなっているんです。
そして、その結果、日本語が聞けるようになってるんです。
ついでにいうと、話せるようになったんです。
論より証拠です。
まず、1つ、字幕を消した動画を使って体感することにしましょう。
下記のリンクから2分程度ありますが、聞き取りをしてみてください。
https://youtu.be/z1l-1L3iXU0?t=245
聞いて理解することが意味すること
はい、聞いてみていかがでしたでしょう?
初心者の方は、かなり難しかったかもしれません。
中上級者の方は、60%~70%くらい聞けたけど、わからないこともあった。
そんな感じじゃないかと思います。
心配しないでください。
これから「意図的清聴」をやってみたら聞けるようになります。
そのためには、まず、最初に聞いて理解するってのが何を意味するのか。
私たちの脳で何が起きているのか。
これを知っておく必要があります。
まず、最初に「聞く」=「聴く」だと思ってる人多いと思います。
えっと、日本語では同音異義語なので、字幕無しで聞いてた方はわからないかも知れません。最初の聞くがいわゆる聞くです。2つ目の聴くが、耳編、聴覚、視聴覚室の聴の方の聴くです。
この2つの「キク」の違いがわかりますか?
まず、2つ目の聴覚の方の聴く。これは、想像しやすいと思います。純粋に耳で音を拾う行為のことです。で、ここで問題があります。多くの人は、リスニングの問題をこの聴覚の聴く、の問題だけだと思っています。
言い換えると、耳の問題、音の問題だと思ってるってことです。
確かに、この聴覚の方の聴くもリスニングのテーマではあります。
とはいえ、本質のテーマではありません。というのも、私達は耳が悪いから聞こえないんじゃないです。英語の会話の音自体は耳まで届いてるんですから、これは、耳の問題じゃないです。
詳しくは、動画を聞いてみてください。
聞こえるようになるには?
聞こえるか、聞こえないかの差は「過去情報のフィルタのネットワークがすでに構築されているのか、いないのか」。この差でしかない、ということがわかりました。
となると、聞こえるようになるには何をする必要があるのでしょうか?
わかりますよね?
そうなんです。
過去情報のフィルタを書き換える必要があるってことです。
ここまで分かると、次の質問が出てくるはずです。
では、どうすれば過去情報のフィルタを書き換えることができるのか?
人間の脳のアップデートをするための必要条件
脳は、パソコンやスマホといったコンピューターと同じです。
パソコンも、OSの中に入っていることをベースに情報を処理します。
入ってないことは、処理できません。でも、パソコンやスマホって定期的に賢くなりますよね。
つまり、OSアップデートです。これが必要なのです。
私たちの脳のOSをアップデートする、というのは、「過去情報のフィルタを書き換える」ということです。
ただし、1つ注意があります。
確かに私たちの脳の仕組みは、パソコン、スマホになぞらえることができます。ただし、脳は、パソコン、スマホより遥かに複雑かつ多彩なコンピュータです。一方で、その機能を使いこなすためには、使用する人(つまり自分自身)が理解しておく必要があることがいくつかあるんです。
その1つは、どうすれば「過去情報のフィルタのアップデート」を行うのか。
これは、ずばり、「気づき」です。
この「気づき」の仕組みが分かる方は、どんどん英語が聞こえるようになっていきます。
一方、この「気づき」を過小評価し、ただ、闇雲に学習する人はあまり多くの変化が起きません。
では、どうすればよいのでしょうか?
「清聴」実践時に必須の「気づきのポイント」
では、この「気づき」を最大化するためにどうするか。
気になってきたと思います。
それが、今回のテーマとなる「意図的清聴」という学習法です。
「意図的清聴」のポイントは、自分の意識を「字幕を見る」こと、「音を聞く」ことだけに集中することです。
言い方を変えると、それ以外のことはしないことです。
とはいっても、ぼーっと見て聞くだけじゃだめです。
それだと、単に「清聴」、静かに聞いているしてるだけです。ではなくて、「意図的」である必要があります。意図的、というのは、どういうことか。そう。
つまり、意識する、ってことです。
ただ、こう言われても何を意識すれば良いのかわからないと思います。
ここで、動画内でチェックリストを公開します。
ぜひ、先程の練習用のリスニングの箇所とチェックリストを照らし合わせながら聞いてみてください。
その後、実際に類似するけれども全く異なる会話を聞いてもらいます。
そうした際、自分が聞けるようになっていれば、あなたのリスニング力は(今回のテーマの枠組み内では少なくとも)確実に改善したことが分かることでしょう。
チェックリストを使いながらチェックしてみる
↓
https://youtu.be/z1l-1L3iXU0
まとめ
今回は、シャドーイングでもオーバーラッピングでもないーリスニングに効果絶大な勉強法とは?ということでまとめてみました。
その中で、多くの方が知らないリスニング法として「意図的清聴」を紹介しました。
この「意図的清聴」は別に勉強法として、大々的に誰かが紹介されているものではありません。
実際、シャドーイングやオーバーラッピングのほうが華があって、やった感はあります。
ですが、大事なことは「気づく」ことだというのはわかりましたよね。
というのも、「気づき」がないことには、私たちの脳はアップデートされません。アップデートがないと、脳は過去と同じ事をずっとくり返す。そのようにできています。
そして、「気づき」をするためには、1つのことに集中する必要があることもご理解いただけたと思います。
当たり前のようで、殆どの方が見落としていることなので今回まとめてみました。
「チェックリスト付き!シャドーイングでもオーバーラッピングでもないーリスニングに効果絶大な勉強法とは?」の動画ではより詳しくまとめています。
合わせてチェックしてみてくださいね。
Am
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