英会話初心者におすすめする教材って?
英会話初心者こそ意識すべき勉強法は?
この記事はこうした情報を知りたい方のために、英会話スクール業界で会社経営をしているインサイダーの視点で書かれています。
はじめに
はじめまして。
私は、「b わたしの英会話」というお客さまが女性だけの初心者専門の英会話スクールを運営している会社の大山俊輔と申します。
かれこれ13年以上、英会話初心者の大人女子のサポートをしてきました。
ですので、だいたいどんなところで初心者が詰んでしまうかも山程見てきています。
2018年時点で8000人以上はお手伝いしてきました。
多分、日本で一番英会話初心者の成功例と挫折例を見てきたと思います。
私も英会話初心者(落ちこぼれ級)だった
そんな私も大学生の頃は完全な英会話初心者でした。
恥ずかしい話ですが、大学1年生時必須科目だった英語Aを私は落としてしまい再履修しました。その再履修のクラスには、1学年遅れて入学した高校の後輩が・・・。
後輩:「あれっ、大山さん、何してんっスか?」
自分:「あ、えっと英語のクラスを・・・・」
あのときはとても恥ずかしかったのを覚えています。
英会話学習は勉強にあらず!
ところが、この恥ずかしい思いをきっかけに私の英会話力はメキメキ向上しました。
その時に私が参照したのは2つの本。
1冊目はドイツの考古学者。
ハインリヒ・シュリーマンの『古代への情熱』
そして2冊目は日本の福沢諭吉の『福翁自伝』。
シュリーマンも福沢諭吉も実は多言語話者なのですが学習法が非常に似ています。
このことは以前別のエントリでもまとめていますので、是非ご参照くださいね。
この2人の学習法で共通すること。
それは、何度も読むことと書くことなんです。
極端な話ですが、細かな議論を抜きに読む・書く。
これさえしちゃえばそれなりに結果が出ます。
英会話学習は運動である!
こう書いてしまうと誤解があるかもしれません。
ですが、英会話は下記にあげるようなことと同じ脳を使っている。
そう聞けばちょっと納得できるかもしれません。
それは下記のようなテーマです。
パソコンのキーボード
スマホのフリック入力
運動全般(特に球技)
漢字の暗記
自転車や車の運転
これらのテーマに共通すること。
それは、体で覚えたということです。
例えば、スマホのフリック入力。
はじめは大変ですが、何度も手を動かしているうちに自然と手が覚えます。
掛け算の九九はいかがでしょう?
何度も声に出して読んでいるうちに考えなくてもできるようになりましたね。
実はこうした記憶は運動性記憶とか非陳述記憶と呼ばれています。
これらの記憶は体の平衡感覚などを司る小脳という部分と大いに密接しています。
実は会話についてもこの運動性記憶が密接に関わることが2000年代以降の脳科学の進化とともにわかってきました。
上記に共通するのは
「とりあえず手か口を動かして反復しろ」
ってことなんです。
予算ゼロから始める!英会話初心者にオススメの独学での勉強法
それではまずは、今は予算がない・・・。
そんな英会話初心者さんでもとりあえずできそうな英会話学習法です。
でもご安心ください。
私も大学生時代お金はまったくなくてこの方法で英会話をかなり話せるようになりました。ですので、続けることさえできればこのやり方をすることで必ず自分の話したいテーマで英会話は話せるようになります。
大山俊輔 - サイト監修人
ステップ1:自分の好きなテーマのを決める
まずは、自分がどんなシチュエーションで英会話を話したいのかを考えてください。
大体の方は、何らかのシーンで英語が話せなかったことがきっかけで英会話を学びたいと思ったはずです。
その時のシーンを思い出しましょう?
職場で海外からの電話に出るシーン?
近所に引っ越してきた外国人夫妻と話すシーン?
ここは人によると思います。
大学時代の私はちょっと変わっていました。
当時、私はバージン航空の創業者だったリチャード・ブランソンに憧れていました。彼の話すことは日本語の記事ではなく、英語で話したい。
そして、同じく憧れていた映画『ウォール街』に登場する
ゴードン・ゲッコー。マイケル・ダグラス演ずる悪役です(笑)。
日本語字幕で見る彼にも憧れました。
そこで、私はリチャードとゴードンの話すセリフを同じように英語で言えるようになることを目標としたのです。
ステップ2:そのテーマのお手本となる英語の会話を見つけてくる
次にすることはお手本探しです。
今の時代はYoutubeから映画まであらゆるネタがすぐに見つかります。
私が学生だった時代はまだカセットがメイン。やっとMDが出てきた頃です。
私はシンプルにテレビや映画で見つけてきたお気に入りのシーンをすべて
自分のカセットに入れました。
といっても、今のようにYoutubeをダウンロードしたりなんてできない時代ですので、マイクを使ってテレビから音を拾ったりかなり古臭い方法でしたよ。
ステップ3:何度も聞く
次のステップはひたすら聞くことです。
家にいるときも聞く。
移動中も聞く。
アイミョンを聴きたいと思っても我慢です(笑)。
何度も聴き続けます。
コツとしてはあまりいろんなものに手を出さないことです。
気に入った1つか2つを何度も何度も。
これこそ、耳にタコができるまで聴き続けるのです。
ステップ4:何度も書く
聴き続けていると日本人ですと半分くらいの単語はわかります。
なんだかんだ言っても、義務教育で学んだことは役にたってるんです。
ただ、それでもわからないものがいくつかあることでしょう。
そんな時に、映画などのシーンで学んでる方でしたら簡単ですね。
字幕を見て確認します。
Youtubeなどから拾ってきた方は、Youtubeの文字起こし機能を使ってみても良いでしょう。
とにかくこのフレーズは使えそうだ。
そう思った部分については、完璧に単語も理解します。
なぜなら、ここで覚えた単語はいつか自分が使う可能性も高いからです。
そして、使いそうなフレーズがあればそれを何度もノートに書きます。
ポイントは書くこと。
先程書きましたように英会話は非陳述記憶にしないと上達しません。
非陳述記憶は運動性記憶とも言われているように、体を動かすことと紐づけて記憶していきます。中でも書くことはRAS(脳幹の網様体賦活系)を刺激するため、記憶にとって非常に効果的。
↑は実際に私たちのスクールに通ってるお客さまのノートです。
この方は年代は60代くらいで、学生時代からもかなり遠ざかっている方です。
お孫さんが幼稚園を卒業するということを説明するためにどうしても”graduation”(卒業)という単語を覚えたい。
でも、年だからなかなか覚えられない。
そこで何度も何度も書くことで覚えました。
一度、運動性記憶で覚えると次は考えなくても出てきます。
実は英会話が上達するというのは、
自分が使うフレーズをどれだけ運動性記憶に持っていくことができるか
とも言い換えることができるのです。
ステップ5:(友達にネイティブがいれば)話してチェックしてもらう
最後はもしお友達に外国人がいれば・・・。
となります。
先程紹介したシュリーマンも1~4までをしたうえで、必ず翌週のクラスで
ネイティブ(ロシア語やギリシャ語)の先生に学んだフレーズを使えるか試してチェックしてもらっていたそうです。
実践にまさる練習はありませんのでもしお友達に外国人がいたらうまく協力してもらってください。
もしいない場合は、お金はかかっちゃうけど英会話スクールやオンライン英会話でネイティブの先生にチェックしてもらうのも良いでしょう。
まとめ – 英会話初心者の独学での学び方
いかがでしたでしょうか?
お金をかけなくても、しっかりと反復を繰り返すことができる人であれば英会話は独学でも必ず上達します。
ですが、やはり人は弱いもの。
ついついサボったりしてしまう誘惑もあることでしょう。
そんな方はしっかりと英会話スクールなどに通って学ばれる方が
気も引き締まることでしょう。
私も家に買い込んだダンベルや筋トレ機器を使ったためしはありません(笑)。
はじめだけでも、しっかりと誰かに見てもらいながら学びたい。
そう思った方でたまたま読まれている方が女性でしたら、ぜひ、b わたしの英会話の体験レッスンを受けてみてください。
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