フィリピンなど海外の英会話スクールってどうなの！？英会話ハンターNAOのコラム

こんにちは。
英会話ハンターNAOです。

最近、フィリピンをはじめとした、海外での格安マンツーマン英会話スクールや、語学留学などのサービスをよく見るようになりました。

「外国に行って24時間英語漬けになれば、きっと話せるようになるだろう！」

ほとんどの人が最初に思うことは、これではないでしょうか。
先に結論から言ってしまうと、本当にそうなるかどうかは、かなり個人差があります。

この記事では、海外でのマンツーマン英会話レッスンの特徴、メリットデメリットについて解説したいと思います。

海外でのマンツーマン英会話レッスンにはどんなものがあるのか

まず、全体像を掴むために、マンツーマンレッスンに限らず、海外での語学留学も含めて、留学や英会話スクールにはどんなものがあるのか、費用や期間などを大まかにまとめてみました。

A社プラン
滞在先：フィジー
期間：1週間
宿泊：寮
内容：初級・中級・上級各コース、TOEIC対策コースなど
金額：約5万円〜

A社プラン
滞在先：フィジー
期間：12週間
宿泊：ホームステイ
内容：初級・中級・上級各コース、TOEIC対策コースなど
金額：約40万円〜

B社プラン
滞在先：オーストラリア
期間：8週間
宿泊：複数
内容：提携語学学校に準ずる
金額：約49万円〜

C社プラン
滞在先：フィリピン　セブ島
期間：1週間
宿泊：ホテル
内容：マンツーマンレッスン
金額：約8万円〜

ここではあくまでも一例としていくつかのパターンをあげてみましたが、実際には、滞在先、宿泊形態、期間、オプションメニューなど、幅広い選択が可能となっているスクールが多いです。

俯瞰してみると、まず言えることとして、安く短期間で気軽に参加できるものと、高額で長期間の本気系のものと、かなりバラエティ豊かだということです。

ただ、安い短期プランにしても、最低1週間・5万円は一度に使うわけですので、失敗はしたくないですよね。

では、海外でマンツーマン英会話レッスンを受ける際には、どんなメリットデメリットがあるのか、以下に解説していきたいと思います。

フィリピンなど海外でのマンツーマン英会話レッスンのメリット

海外に住むため24時間英語づけになれる

海外のマンツーマン英会話レッスンの特徴として最も大きいポイントは、やはり何よりも、英語を公用語とする国に滞在し、朝から晩まで英語漬けになれることです。

これは、一度でも海外旅行をしたことがあれば想像はできると思います。

旅行前に、旅行英会話などの本を買って一生懸命練習していても、いざ空港やレストラン、観光地などへ行ってみると、英語が聞き取れない、言いたいことを英語で言えない、といったことだらけになります。

どの国の言語でもそうですが、テキストに載っているような定型化されたフレーズと、実際の生の会話とでは、かなりの乖離があります。

海外マンツーマン英会話レッスンの最大の魅力は、このギャップを埋めることにあります。

もっと言うと、「教科書には載っていないような生きた英語が身につく」ということです。

さらには、一日中英語を聴き続けられるので、英語耳が育つこともポイントです。

とにかく楽しい、友達ができる

これは考えてみれば当然です。

そもそもプログラム自体が海外旅行を兼ねています。

それも、自分の会社の出張などで「絶対にこのクライアントから受注をもらってこい」といったプレッシャーがあるわけでもありません。

自分自身の自主的な活動として、海の向こうの別世界で大いに羽を伸ばしてトレーニングができるわけですから、楽しいに決まっています。

また、現地には自分と同じような日本人生徒もおり、熱い友情が芽生えたりします。

さらには、ホームステイ先や語学学校の講師も、オープンでフレンドリーな人が多いため、和気あいあいと楽しいコミュニケーションが生まれます。

ただし一つ注意点として、稀に、とても引っ込み思案の性格の人などの場合には、普段の境遇から急に慣れない土地・環境・集団に放り込まれ、萎縮してしまって、友達もできずに寂しい思いをする人もいます。

自分の性格を考えて、あてはまるという人は注意が必要です。

先生とも友達になれる

筆者の友人で元フィリピン語学学校の講師という人がいますが、当時の韓国人の生徒ととても親しくなり、辞めてだいぶたった今でも、頻繁に韓国へ遊びに行っています。

彼曰く、そのお友達をはじめ、生徒たちと夜な夜なお酒を飲んだり、歌を歌ったりということが日常茶飯事だったそうです。

地域や学校にもよるでしょうが、滞在先の先生や団体が英会話スクール運営に積極的である場合には、向こうから友好的なモードで接してもらえるケースもかなりあります。

運次第な部分はあるにせよ、現地の人たちの友情やキャラクターが素晴らしい場合には、とても有意義な経験をすることも可能です。

海外でのマンツーマン英会話レッスンのデメリット

効果がなかった場合の損失が大きい

海外でのマンツーマン英会話レッスンへ申し込み、実際に現地へ行ってみて、自分にあわなかったという場合、金額や期間によっては大きな痛手になってしまう可能性があります。

この尺度は人それぞれですが、例えば1週間で5万円くらいのものであっても、全然効果がなかった場合には、ひどく後悔する人もいると思います。

まして、8週間、12週間、数ヶ月などとなれば、一旦会社を辞めてしまっていたり、やっとの思いで貯めたなけなしの財産をつぎこんでいたりするケースも多いです。

国内の一般的な英会話スクールは、ほとんどといっていいほど、体験レッスンや見学ができます。

それに対して海外の語学留学や英会話スクールなどは、お試しレッスンというものは基本的にありません。

つまり、「ぶっつけ本番」なわけです。

失敗してから後悔してしまわないように、事前によく検討することをオススメします。

1週間英語漬けになる程度では喋れるようにはならない

これは逆転の発想をしてみてください。

いま、日本語に興味はあるが全く喋れない外国人がいるとして、その人が1週間日本に滞在して猛勉強したら、日本語がペラペラになるでしょうか？

少なくとも筆者は、そういった事例は聞いたことがありません。

「24時間365日英語漬け」環境というものにこだわり、英語力アップの歴然とした効果を求めるならば、最低でも数ヶ月は必要です。

1週間などの短期スクールは、正直言って「半分レジャー」くらいに割り切るべきだと思います。

そういう前提であれば、異国の環境がいい刺激になって帰国後もモチベーション維持につながるなど、よい効果を得ることはできるでしょう。

ただし、「1週間英語漬けになればペラペラになる」わけでは決してないということを念頭に入れておく必要があります。

言語習得は「カラダで覚える」＆「アタマで理解する」両方必要

たしかに、英語は「習うより慣れろ」的な要素はかなりあります。

音に耳を慣れさせる、テンポ感に慣れる、英語脳をつくる…といったような部分です。

しかし一方では、単純に多くの語彙をインプットしたり、文法について論理的に理解したり、英語と日本語とで相違が生じる背景を考察したり…などと、いわゆる「アタマで理解する」部分もかなりあるのです。

村上春樹氏は、作品によっては英語版の原稿も自身で執筆するほどの優れた英語力の持ち主ですが、もともと海外経験などはそれほどなく、ほとんどは自分の好きなアメリカのハードボイルド小説などを洋書で読みふけって身につけた英語であると、よくインタビューで語っています。

英語力を形成するものは、対面の会話だけではないのです。

英語学習にはロジカルな側面があり、文法などをしっかりと理解することや、たくさんの英文にふれて語彙をふやすことが、外国人と実際に会話することと同じくらい大切だということです。

いくら外国へ行って、周りの人たちが英語を話す環境にいるからと言って、こうした「ナレッジ」の部分が不十分であれば、正しい英語を操れるようにはなりません。

他の日本人生徒とばかり喋ってしまい結局英語が身につかない

長期留学、短期の海外英会話スクール、いずれもよく耳にする失敗例がこのパターンです。

普通の留学であれば、地域によっては日本人が自分しかいないということもあるでしょうが、語学学校というのは、当然、その言語を練習している生徒の集まりですので、日本人の生徒も非常にたくさん在校しています。

これは前述のように、お互いを刺激しあったりするようなプラスの効果がある一方で、意志力の弱い人は、ついつい日本人どうしの方が気が楽で、寮で日本人とばかり話してしまい、結局あまり英語を使わずに終わってしまう…という失敗をもたらしやすいというデメリットがあります。

筆者の友人で、日本語のとても上手なオーストラリア人の女性がいますが、彼女はこちらが英語で話しかけても、強引なまでに（笑）、懸命に日本語で返してきます。

せっかく日本に滞在している間は、少しでも練習がしたいのでしょう。

海外生活によって語学力が飛躍的に伸びるのは、このくらい積極的なタイプです。

自分からガンガン英語を使ってやるぞ、という覚悟のできている人には、海外留学はオススメです。

初心者にオススメ！マンツーマン英会話スクール

それでは、NAOがオススメの英会話スクールを紹介させていただきます。こちらのページは企画として、マンツーマン英会話の学校のみとなります。ご留意ください。また、このエントリではb わたしの英会話さんのサイトのスペースをお借りして執筆させていただいていますので、bさんも紹介させていただきます。（グループレッスンや男性サラリーマン向けの英会話スクールは対象外ですので除外しました）。