フィリピン留学を考えている英会話初心者の方、意外と多いのではないでしょうか。
私も4年前(2020年現在)、英会話初心者で、フィリピン英語学校に留学しました。
期間は5ヶ月で、比較的長い方でしたが、海外で暮らしたい、仕事がしたいという思いがあり、その足掛かりとして、当時務めていた職場を退職して入学しました。
留学する時、私は中学高校で習った英語を何となく覚えている程度で、海外の方に英語で道を尋ねられると、頭の中が真っ白になりながら、なんとか単語と身振りで応対する様な感じでした。
海外旅行は、ハワイに1度だけ行ったことがありましたが、ツアーガイドさん付きの気楽なパッケージツアーだったので、フィリピン留学は1人で初めての海外です。
(( 英会話初心者でもフィリピンに留学して大丈夫なの? ))
今回の記事の題名は、「英会話初心者でもフィリピンに留学して大丈夫なの?」ですが、私の答えは「もちろん大丈夫です!」。
それは私が、英会話初心者として留学をして、大丈夫だったからなんですが、具体的な私の体験を、大丈夫だけど注意した方が良い事と併せて、ご紹介したいと思います。
ステップ1:フィリピン入国
≪乗り継ぎがある場合の空港内経路や、入出国手続き等の確認は、変動があるので最新の情報を事前に幾つか調べておきましょう≫
私の学校はセブに有りましたので、名古屋発-マニラ経由-マクタン空港(セブ)着の飛行機でフィリピンに入りました。
マニラで乗り継ぎがあった為、乗り継ぎ経路と手続きについて、ネットで調べてから出発しました。
マニラの空港には窃盗や恐喝をするような職員もいるとの情報が有り、不安になりましたが、結局何事もなく乗り継げました。
2020年現在は、空港職員も私が留学していた2016年以前と比べて悪質な人はいなくなっている様で、ドゥテルテ大統領の犯罪取り締まり強化の効果なのかもしれません。
乗り継ぎ待ちの空港のアナウンスは当然英語で、全く聞き取れず、近くの人や、空港職員にチケットを見せながら、このゲートで待っていれば大丈夫なのか、カタコトの英語で何度か確認しました。
初めて1人で海外の空港だったので、学校に無事着けるのか心配にもなりましたが、英語で何か尋ねたり、飲み物を買ったりする時、日本の書店で英語コーナーによく置いてある〈旅行で使える英会話ハンドブック〉の様な本があると、少し安心します。
無事乗り継ぎ後、マクタン空港に到着してからは、空港まで学校のスタッフに車で迎えに来てもらったので、無事学校の寮に着くことが出来ました。
ステップ2:授業開始
では、授業を受けて感じた事を書かせていただきます。
私が選択した授業は1日6枠で、マンツーマンの4クラス(内2クラスは文法と発音に特化したもの)と、英会話重視のグループ授業が2クラスでした。
《授業も教科書も先生が喋るのも英語!!英語で英語を教えてもらう》
学校の先生は、日本語は喋らないですし、教科書も英語しか書いてありませんでした。
皆さんは、ご存じかもしれませんが、私は行ってから気付きました。
英語学校の生徒は、日本の他に、韓国やアラブ、中国、ロシア、台湾、アルゼンチン、モンゴル、ベトナム等、世界中から来ていました。皆、英語で英語の授業を受けます。
幼稚園や小学校の国語の授業で日本語を習った様に、英語で英語の授業を受ける事になります。
私は勝手に中学の英語授業のイメージで、日本語を交えて教えてもらうつもりでいたので、少し感動しました。
《授業でよく使われる意外な英単語》
英語で英語を教える授業が始まって、先生がよく口にするけど、私には馴染みの無かった英単語が、
等の文法用語になります。
文法の説明や、先生からの質問によく使われる単語なので、事前に覚えておくと、授業に入りやすいと思います。
《英会話初心者の日本人が、無理なく英会話を習得できる環境》
私が留学していた時、半数近い生徒が、私と同じ様に英会話初心者だったと思います。
台湾出身で、オーストラリアで1年以上働いていたけれど、英会話はもちろん、英語の読みも難しいという方もみえました。同郷人に囲まれた、英語が必要ない職場にいたそうです。
フィリピンの英語学校も日本人が沢山いるので、英会話が出来なくても授業以外は日本人同士、日本語で過ごすことができます。
英会話初心者にとっては、自分の意志とペースで、無理なく英会話を習得出来る、優しい環境だといえます。
その反面、他国の生徒と話したり、日本人同士でも英語での会話に挑戦してみる様なことをしないと、英会話の上達は遅くなるかもしれません。
英語教育の新しい概念のキーワードに” 英語脳 ”という言葉を、英語教本等の中でよく見かけます。
” 英語脳 ”を持った人は、英語で会話する際、イメージを日本語にしてから英語に訳すのでは無く、イメージから直接英語に繋げるそうです。つまり、ネイティブスピーカーと同じ回路で英語が出てくるという事です。
英会話を、生活や必要の中で心と体に染み込ませる状況を作っていく。自発的に状況に入っていくことでも、頭の中で、イメージが英語に直接繋がる感覚を獲得することが出来るのではないでしょうか。日常の必要を英語で意思伝達する際のもどかしさが、英語を学ぶモチベーションを上げてくれるはずです。
ステップ3:学校の外で、現地の人達と交流
授業が休みの日や、授業終わりに、学校の外へ買い物や、遊びに出かけますが、英会話がちゃんと出来なくても、単語とジェスチャーでなんとか通じます。
フィリピンの人達は、学校を出た人は英語がペラペラで、そうでない人も何となくは英語が話せます。
最初は、遠いところにある大きいモールや、飲食店、クラブ等、先に入学している生徒に連れて行ってもらう事で、現地の交通事情も解ってきます。
これも学校のいいところです。
例えば、一人で初めてタクシーに乗って、初めての所に行こうとすれば、まずボッタくられると思います。フィリピンは経済状況が良くないために、どうしてもその様な面倒は起きてしまいます。
はじめは先に入学して慣れている生徒と一緒に出掛けたり、学校の先生に教えてもらう事で、ローカルの料金や、ちょっとしたトラブルにどう対処すれば良いのかも解ってきます。
フィリピンにチップの文化は特に無い様ですが、話を聞いて、あまりに経済格差を感じたので、基本的に、タクシーなら50ペソ(100円)、安い食事なら20ペソ(40円)チップを払う様にしていました。
日本だと、逆に怒られそうな金額ですが、喜んでもらえます。
フィリピン人は、とても大らかで善良な人ばかりなので、勝手さえ知って、敬意を持って接していれば、特に大きな問題は起きません。
もちろん、夜に人通りの少ない道を歩くのは危険です。
ステップ4:フィリピン留学を終えて
英会話初心者の私が5ヶ月の英語留学を終えた時、フィリピンが気に入ってしまい、セブ市内のホテルに1ヶ月滞在しながら、インターネットでフィリピン国内の仕事を探しました。申し込みも面接も英語でしたが、マニラで無事就職することが出来ました。
正直、英会話については、思っていた程成果を上げる事が出来ませんでしたが、自分次第の部分が大きかったと思っています。
英会話初心者だった自分にとっては、海外で暮らす足掛かりになったので、留学して良かったと思います。
フィリピン留学は、英会話初心者の方におすすめです。
以上、英会話初心者という事で、フィリピン留学を迷われてみえる方の参考になりましたら幸いです。
acidfork
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