【徹底ガイド】英語のプロがTOEFLiBTの勉強法を目的スコア別に解説

【徹底ガイド】英語のプロがTOEFLiBTの勉強法を目的スコア別に解説

初めまして。ライターのこまつなです。
過去に移住や交換留学などで英語圏に通算5年在住し、英会話スクールで講師や教室長として英語学習の相談を受けてきました。

指導は個人集団問わず、フォニックス、文法、会話、各種テスト対策等をしてきました。

「自分に合ったTOEFLiBT勉強法がわからない」
「留学やキャリアアップに必要だけど、何から始めたらいいのかわからない」

TOEFLiBTは他のテストと比べると、問われる英語スキルが大きく異なります。
ですので「勉強法や対策はこれでいいのかな?」と思う方がとても多い試験の一つです。

今回は試験内容を踏まえた上で、自分の目指したい目標スコア別に試験対策が出来るよう解説していきます。
TOEFLiBTの対策をこれからしていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

TOEFLiBTはどんな試験?

TOEFLiBTはどんな試験?

TOEFLiBTは、世界中で採用されている英語技能測定試験の1つです。
たくさんの英語技能検定がある中で、特に海外留学、就職やキャリアアップの時には重要視されるテストなんです。

出題テーマは大学で扱われるようなアカデミックなもので構成されています。

試験はインターネットを活用したもので、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの各30点の合計120点満点です。
4つの英語技能を点数化できる試験になっています。

まずは目標設定をすることが大切

TOEFLiBT対策をする上で、目標スコアを設定して試験対策することがとても重要です。
これは狙ったスコアを取るために必要な対策は変わりますし、目標もなくただ漠然とは気持ち的にも頑張れないですよね。

自分のキャリアアップや就職に必要なスコアが決まっている人は、その目標スコアで頑張ってみるのがいいかもしれません。
また、行きたい留学先がどこかを考えて、必要なスコアが何点かチェックしてみましょう。

未来の自分を想像して、ぜひ目標スコアを決めてみてください。

TOEFLiBTのリーディング勉強法について

TOEFLiBTのリーディング勉強法について

リーディングのセクションは、常に時間との勝負戦いになる事が多いですよね。

ですが、他のセクションに比べると回答するヒントが目の前に常にある状態で問題に取り組めるので、
しっかりポイントを押さえて対策して得点につなげていきましょう。

15点目標の方の勉強法

ここを目指す方は、飛ばし読みをしながら読解を試みたり、すべての文を読み込むのはまだ難しい方が多いです。
まずは、時間を気にせず辞書を引きながら読み進めてください。

その際には各パラグラフ(段落)で何を言おうとしているのか大まかに把握することが大切です。

特に段落の1文目と2文目では、パラグラフの中で伝えたいことの書いている事が多いので要チェックです。
そして自分の得意な問いに時間をかけて、その他は残った時間で解いて確実に得点を狙っていきましょう!

20点目標の方の勉強法

この点数を目指していきたい方は、制限時間内に全文を解ける事を目標に進めてみましょう。

重要なポイントは、なるべく自信のない所を必ず見直してから答え合わせをすることです。
うやむやにした状態で答えを見てしまうと、リーディングでは学習効果が薄れてしまいます。

おすすめのやり方としては、質問の答えが本文のどこに書いているか指差してて、回答の根拠を自分ではっきりさせる事です。
これをすれば実際答え合わせをした時に、自分の回答の根拠と照らし合わせが出来てしっかり力がついてきます。

25点目標の方の勉強法

この点数を目指す方は、時間を測りながら問題を進めていく事が大切です。
見直しも含めて制限時間内に出来るようにしましょう。

また、本文の「筆者が伝えたい事が何か」をとらえる事がとても重要です。
特に、違う言い回しや単語を使って筆者の主張をとらえた回答を求められる問題が多いです。

本文を読む際にはそこに念頭を置いて読み進めてみることをおすすめします。

TOEFLiBTのリスニング勉強法について

TOEFLiBTのリスニング勉強法について

TOEFLiBT対策をする上で、リスニングのスキルを伸ばすことがとても大事です。

むしろリスニング力がこの試験のカギといっても過言ではありません!

なぜなら、試験中の約55~60%はリスニング力が問われる問題が出題されるからです。
他のセクションの得点にもつながりますので、しっかり試験対策をしていきましょう!

15点目標の方の勉強法

この点数を目指そうとされている方は、英語の聞き取りをすべてするのが難しい方だと思います。

こんな方におすすめの勉強法は「音読」と「シャドーイング」です。
この2つの勉強法は、音で認識できる単語を増やすためにはとても有効な方法です。

まずは、過去問や問題集の会話文に出てくる単語の読み方と意味を調べてください。
その後、1文章ずつ(1文が長いと感じたらコンマや接続詞等区切れるところで短く区切って)3-5回程度音読してみてください。
はじめは意味も分からず、ただ読んでる状態で大丈夫です。回数を重ねる毎に、意味を考える余裕が生まれてくると思います。
詰まらず自分のペースで読めて、読んでいる所の意味が分かる状態になってからシャドーイングを試してみてください。

シャドーイングはいわゆるおうむ返しで、相手の言った事を原稿を見ずにマネをする勉強法です。
自分の読むスピードや発音と出題されるものとの違いに気を付けながら実践できると、聞き取りする力がグッと上がってきます。
他の記事に音読やシャドーイングについて詳しく書いていますので、こちらも参考にしてみてください。

英語の音読って効果あるの?効果的に行う3つのコツ英語の音読が効果ないはウソ!英語が上達するやり方とコツを伝授します! シャドーイングは難しい?初心者におすすめで簡単なやり方を解説!シャドーイングは難しい?初心者におすすめの簡単なやり方を解説! 【一石三鳥】英語のシャドーイングのメリットや効果・やり方を初心者にもわかりやすく解説【一石三鳥】英語のシャドーイングのメリットや効果・やり方を初心者にもわかりやすく解説

20点目標の方の勉強法

この点数を目指す方は、すでに英語の聞き取りは出来てきている方だと思います。
聞き取れる情報がある程度ある中で、問われる内容がどこか把握する事で更に得点を伸ばせます。

特に冒頭文に出てくる「何について話されているのか(テーマ)」や「なぜこの会話が話されているのか(目的)」を理解することです。

「Mainly about~、Mainly discussing~、Why does the student~、What is the main purpose~」等から始まる文などです。

ここを聞き漏らすと、その後の話が頭に入ってきにくくなります。日常生活でも「この人何が言いたいんだろう?」とか
「何のためにこの話してるんだろう?」って疑問に思いながら話を聞くのは、通常よりたくさんの気力や集中力が必要になってしまいます。

直接点数につながり、その後にも影響しますので聞き漏らさないよう気をつけて聞いてみてください。

25点目標の方の勉強法

この点数を目指そうという方は、話の大筋は理解できているのでTOEFLiBTの出題されるテーマに慣れる事で得点UPが目指せます。
特に講義テーマの出題分野は広いですので、過去問題をテーマ別にして、同じテーマの問題を続けてこなしていくと勉強の効率が高くなります。

例えば、社会学について触れている講義テーマの問題だけを解いていきます。はじめのうちは知らない単語が多く出てきますが、
しっかり意味や発音を調べて覚えていくことをおすすめします。続けているうちにその分野のテーマで知らない単語がだいぶ減り、

かなり意味理解が深まった状態で問題に取り組めるようになります。

TOEFLiBTのスピーキング勉強法について

TOEFLiBTのスピーキング勉強法について

スピーキングのセクションは一番対策に困る所の1つではないでしょうか。
普段や今までの英語の学習の中で、英語で自分の意見を述べたり、他の人の意見を引用して話す機会がない方がほとんどかと思います。

TOEFLiBT試験に沿った対策をすれば効果をより生みやすいセクションなのでしっかり対策していきましょう。

15点目標の方の勉強法

ここをまず目指したい方は、自分の主張が相手に伝わっていない可能性が高いです。
手軽に出来る対策は、自分で話した声を録音して聞いてみる事です。
自分の録音した音源を聞いてみて、文法や単語の使い方が間違っていないか確認してみてください。

ここでのポイントは簡単な言葉や表現でもいいので「ゆっくり丁寧な発音を心がけて話す」です。

直した後、またその文章を使って話してみてください。はじめは音読になるかもしれませんが、
自分の主張なので、原稿なしでスムーズに話せるようになるまで練習してみましょう。

20点目標の方の勉強法

この点数を目指す方はある程度話せているので、沈黙時間をなし、アー…などは入れないように意識してみましょう。
自分の主張や話すネタが不足していると、沈黙時間はどうしても長くなります。

ここでポイントになるのは、準備時間の時間の使い方です。

自分の主張を早めに固めて、それを主張する理由の具体例を箇条書きすることです。
具体例で話を膨らませる事が出来れば、沈黙する時間はかなり解消できます。

25点目標の方の勉強法

ここを目指す方は、ある程度話せている方かと思います。が、時間を測って制限時間いっぱいに話をする練習は必要です。

またもう一つ大事なポイントは、質問に対する答えを述べた上で具体例を挙げていく話し方をすることです。

いろいろ話す事が思い浮かぶからこそ、自分の論点がずれたり結論が伝わりにくいことが多いです。
ですので、質問に対する答えを結論付けた上で、その結論づける理由を述べていく事を意識していきましょう。

そして余裕がある方は、リーディングやリスニングで得た発言していた言葉を引用したり、自分の言葉で言い換える練習をおすすめします。
これにより、更に得点を伸ばせるので意識して練習してみましょう。

TOEFLiBTのライティング勉強法について

TOEFLiBTのライティング勉強法について

ライティングセクションでは自分のリーディングやリスニングした内容の
要約や言い換え力が試されます。

そしてTOEFLiBTでは、英語の複合的なスキルを問われます。
だからこそ、傾向把握と対策をしっかりしていくことで
点数に反映されやすい項目なので、ぜひ参考にしてみてください。

15点目標の方の勉強法

ここを目指す方は、まず語数制限に近い文章を書けるように練習しましょう。
時間制限は気にする必要はありますが、はじめのうちは時間が過ぎてもいいので書くことに慣れる必要があります。

また、文法やスペルミスはあっても、言わんとしているのか伝われば15点は到達は目指せます。
ですので、リーディングの文章内の言葉を使いながら、スペルミスと文法的な間違いをなるべく少なく出来るよう
基礎文法や単語を使って文章を書いていきましょう。

20点目標の方の勉強法

この点数を目指す方は、自分の主張や意見に理由付けが出来る事がとても大切です。
具体的には、主張に対して最低2つ以上の具体例や理由付けをすることがカギです。

自分が書いた文章を読み直し、説得力がより感じられるよう結論→理由→具体例という順番で意識して書くことをおすすめします。

また、読み直した時に細かなスペルミスや文法間違いが気づければそれも直していきましょう。

25点目標の方の勉強法

この点数を目指したい方は、正確なスペリングと文法に加えて、言い換え力が試されます。
教授が講義中に話していたことの要約や、文章内の主張を自分の言葉で言い換えるなどの語彙力が点数UPに繋がります。

また、文章の論理性を上げるために、アウトラインを活用して文章構成にも気を配っていきましょう。
そして時間制限内に見直しと修正を加えて、精度の高いレポートを書く練習をしていきましょう。

まとめ

TOEFLiBTは世界的に認められている英語の4技能(聞く、読む、話す、書く)をすべて網羅したテストです。
また、他のテストにはないアカデミックなテーマを扱う特徴や問題形式があり、個別の対策が必要になってきます。

しかし、TOEFLiBT対策をする上で、目標スコア別にしっかり対策をすれば高得点は十分狙える試験です。
ぜひ自分の試験勉強に役立ててみてください。

またTOEFLに関するお役立ち情報が、他にもありますので、合わせてご覧になってみてくださいね。

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