英単語が覚えられない意外な理由とは？誰でも出来るおすすめ覚え方4選

英語を勉強する中でこのように感じる方は多いのではないでしょうか？​​
英語は単語を覚えないと始まらないと言われる一方で、何度単語帳を読み返しても覚えることができない・・

私も大量の英単語のインプットに苦しんだ一人です。
これまでいろんな方法を試してきました。
しかし、試行錯誤していく中で「英単語を覚えるコツ」があることを学びました。

これは例外なく誰にでもあてはまる事です。
しっかり意識すべきことを理解した上で取り組めば、大量の英単語もしっかり身に付けることができます。

今回は誰でも出来る確実な英単語の覚え方をお伝えしていきます。
必見です。

英単語が覚えられない4つの理由

具体的な単語の暗記方法をご紹介する前に「なぜ単語を覚えることが難しく感じるのか？」を説明していきます。

これにははっきりした理由があります。
いろんな理由があるとは思いますが、多くの人に当てはまる原因をここではご紹介していきます。

共通して重要なポイントは「使える英単語」にしていくことです。
英会話、英語の試験などで英語力を発揮していくためにアウトプットできるかは１つのポイントになります。

単語を覚えて終わってしまうのは、苦しむ原因となるということです。
単語を覚えるのに苦しんでいる人ほど、アウトプットの量が圧倒的に少ないと思います。
それは一つの改善点と言えるでしょう。

①同じ単語に触れる機会が少ない

これは明らかです。
みなさん単語帳を何度も読み返すと思います。
同じ単語帳を３〜４周する人もいるでしょう。

しかし、それは１つの単語に対して３〜４回出会っただけとも言えますよね。
それは圧倒的に少ないです。

日本語に置き換えてみるとわかると思います。
日本語を覚えられるのは、その単語に何度も出会って使っているからだと思います。

日本でなかなか英語に触れる環境がない中、英単語を覚えようとした際、単語に触れる機会が単語帳のみだと確実に身に付けるためには足りないです。
これは改善の余地がありますね。

②ノートなどに書いて覚える

この方法で覚えている人はたくさんいるのではないでしょうか。
これは間違った方法ではありません。
書いて視覚化することは、記憶の定着に繋がるので効果的だとも言えます。

ですが、この方法が良くない理由は効率が悪いことです。
できるだけ短い期間で単語を覚えたい人がほとんどだと思います。

この方法だと時間を費やしすぎるので、一気に集中して覚えることは難しいです。
何かを記憶する時はダラダラと継続するだけでは記憶の定着には繋がりません。
これは人間の忘却曲線に基づきます。

無数とも言える単語の量を全て書いて覚えるとなると、それは暗記に苦しむ原因になりますよね。

③１回で覚えようとするから

これは最初にお伝えした「単語に触れる機会が少ない」と似た部分です。
当たり前ですが、単語は覚えようとして覚えますよね。

しかし、その単語をどれだけ時間をかけて覚えようとしても数日後には忘れることがほとんどです。
特に日常で使う機会がない難しい単語は当てはまります。

言葉を１度だけで覚えられることはほとんどありません。
例えば「thank you」という言葉は１度だけ出会って覚えた言葉ではないと思います。

日本にいてもどこかで聞いたり使ったりする機会があるからこそ、自然と身についた英語の一つと言えるのではないでしょうか。
もし日本語で「ごめんなさい」を英語で「prejudice」と言う世界だとしたら、みなさんは「sorry」と同じ感覚で「prejudice」を使うことができます。

単語を１度で覚えようとすると、次にまた同じ単語と出会う機会がない限り、人間は自然と忘れる方へ向かってしまうということです。

④英単語の意味を日本語に紐付けてしまうから

これは意外なことかもしれません。
単語を覚える時に学習は必ず日本語でどんな意味かを確認すると思います。

実は英語と日本語を紐付けて完結してしまうことは決して良いことではありません。
少ない量の英単語なら意味を理解するだけで充分かもしれません。
しかし、大量の英単語を暗記すると必ず混乱してしまいます。

さらには１つの単語に対しての印象が薄くなるので、記憶の定着に時間がかかると思います。

下記で具体的に説明しますが、英単語を覚える際に必要なことはイメージだと言われています。

その単語を見た時にどのような情景が浮かぶのか？

日本語で確認するだけではなく、単語のイメージを深く掘り下げてイメージを膨らませることで、単語の印象をより深めることができます。
そういった知識を取り入れることも大切ですね。

英単語の覚え方のコツ！誰でも出来る暗記方法４ステップ

それではここから具体的な英単語の暗記方法をご紹介します。

誰でも実践することができます。
暗記できるかは正しく効率的で効果的な方法を知っているかどうかです。

単語の暗記方法を含めて、英語にはたくさんの学習方法が紹介されています。
その全てが学習者に当てはまるとも限りません。

今回ご紹介する方法も、あなたの暗記方法の1つの引き出しとして知識を得ていただければと思います。

①１単語１分程度

みなさん単語帳を使って英単語学習をすると思います。
その際、一番最初に意識してほしい事があります。
それは「１つの単語にかける時間は１分程度」だと言う事です。

先ほども言いましたが、英単語で重要なことは何度も同じ単語に触れることです。
それを実践するために頭に入っているかは関係なく次の単語に移りましょう。

感覚的には「暗記」よりも「確認」するように進めていく事をおすすめします。
ポイントは「１日にどれだけ多くの単語に触れることができるか」です。

私は１日５０〜２００単語は毎日欠かさず確認するよう心がけてました。
その時は暗記するよりも本を朗読するような感覚でした。

この方法で単語帳を進めていきましょう。
普段なら３〜４周で満足していた繰り返しも１０周以上はできるようになります。

「覚えようとして覚えた」より「自然と覚えられた」感じで身に付けられると良いです。
無理に暗記をする必要はないので気軽に取り組めると思います。

②発音を真似る

必ず単語は声に出しましょう。
これは英会話だけに限らず、TOEICなどの試験対策をする人にも共通して意識してほしい事です。

日本人はこれまでの義務教育が原因で、発音を後回しにしてしまう人が多いです。
ですが、単語の発音を理解できていることはとても重要です。

もちろん単語を覚えることだけではなくリスニングの上達にも繋げることができます。
英語を聞くためには正しい発音を知る・発音できることが一番の近道だからです。

なので単語帳は音声ダウンロード付きの教材をおすすめします。

最初から脳に知識を溜め込む事をするとパンクをしてしまいます。
自ら声に出してアウトプットした結果、自然と脳に知識として身に付く事を忘れないようにしていきましょう！

③単語をイメージする

単語は日本語の意味を確認するだけで終わらないようにしましょう。
そこで大切なことは単語から浮かんでくる情景などをイメージすることです。

難しいかもしれませんが、その単語を見た時に先に日本語が浮かばないように脳内を矯正していくことです。

例えば「work」を覚えるとしましょう。

通常この単語を見た時→「仕事・働く」などの日本語が頭に思い浮かぶと思います。
一方でネイティブがこの単語を見た時→「仕事場の情景や働いている人」が頭に浮かんできます。

例えば誰かから日本語で「仕事」と言われた時を想像して見てください。
おそらく自分の職場の様子や働いてる姿が勝手に浮かぶのではないでしょうか？

これがより印象付けるための単語の暗記方法の一つです。

正直単語によっては難しい言葉もあります。
意味が抽象的になればなるほどイメージできることが限られてくると思います。

ただし、イメージしたことに間違いも失敗もありません。
あなた自身が感じた事をそのまま暗記に生かしてくださいね。

④簡単な例文を作る

単語のイメージまで完了したら、最後は簡単な例文を作ってみましょう。
ここで、わざわざノートに書き出す必要はありません。

頭の中で作れるように訓練していきましょう。
このセクションに関しては文章が思い浮かんだ場合だけでも大丈夫だと思います。

１分程度の時間で①〜③が出来れば大丈夫です。
冒頭でも言いましたが「アウトプットが前提でインプット」があるので、例文を頭の中で作れる方が単語の身に付き具合も変わってきます。

中学英語程度の文章でも全く問題ありません。
ぜひチャレンジしてください。

五感を使うことがポイント

これまで具体的な学習方法をシェアしてきました。
先ほども言いましたが、単語の覚え方もたくさんの方法が紹介されています。

しかし全ての方法に共通するポイントがあります。
それは「五感を使って暗記させること」です。

これまで多くの人は視覚を主として暗記を試みてきたでしょう。
それに加え発音を取り入れることで耳・口を使って暗記をすることができるのです。

これは極端な例かもしれませんが、単語をイメージした際その情景で感じた匂いや雰囲気や感情を感じることでよりその単語の印象を強めることもできます。
どんな方法でもなるべく五感を使って単語を覚えることを意識してみましょう。

単語一つに対する印象が大きく変わるはずです。

また、こちらの動画「英単語が覚えられない悩みと永遠にサヨナラできる暗記方法」で、英単語の暗記方法を分かりやすく解説していますので、あわせてご覧になってください。

コアイメージを理解すると、英単語学習の効率は俄然アップ！

本記事では、英単語が覚えられない理由について解説しました。
英単語学習では、コア単語が持っているイメージを理解すると、英単語学習の効率は俄然アップします。

「【イラスト付き/教材級】英会話の9割がわかるようになる基本動詞Top55【総集編】」の動画では、代表的な基本動詞55個のコアイメージをイラスト付きでわかりやすく解説しています。あわせてご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

日本人はどうしても外国人からすればシャイな人間が多いと言われています。
テストで英語を話さないからといってアウトプットをしない人がほとんどです。

その一方で英語をなかなか覚えることができないと嘆いてしまう人もいます。

この記事を通して、アウトプットがあるからこそインプットができる事を学んでいただけたら嬉しいです。
いつまでも静かな場所で、黙って単語帳と睨めっこしてもその方法には限界を感じている人もいるはずです。

そう感じた時にこそ新しい学習方法を取り入れていくべきだと思います。
英語を話すこと・口に出すことは英会話をしたい人だけが必要なことでは決してありません。

TOEIC試験、高校の英語のテストもアウトプットは必ず必要です。
それはアウトプットをするからこそよりインプットができるからです。

英語を口に出すことを恥ずかしがらないでください。
そして、毎日できるだけたくさんの英単語に触れる事を意識してください。

また、単語を覚えるのにすぐに覚えられる魔法のような学習方法は一切ありません。
そのような英語学習はこの世に存在しません。

いかなる方法でも最終的にはあなたの継続力にかかっています。
どれだけ効率的な方法を生み出したところで、それを続けられなければ一生暗記はできません。

覚えられない単語はこの世に１つもありません。
日々の継続の結果があなたへ大きな成長を与えます。

一緒に頑張っていきましょう。