語学学習アプリとは
こんにちは。
Oyakottoです。
語学学習アプリとは、英会話を学ぶために開発されたアプリケーションで、スマートフォンやタブレットを使い、英会話のトレーニングを行えるように開発されているものです。アップルストアやグーグルプレイなどのマーケットプレイス上で探してみると、英会話の練習に役立つ数多くの英会話アプリが配信されています。通学型の英会話スクールや、オンライン英会話スクールを利用することが難しい方にとって、手軽に英会話のトレーニングを行うことができるアプリはまさに英語学習の救世主です。ほとんどのアプリは無料でお試しが可能となっていますので、まずはいろいろと試してみたうえで、本格的に利用したい場合は月額会員になるなど有料会員に移行すればよいのです。
主なアプリのご紹介
それではどのような英会話アプリがあるか、主なものを紹介していきましょう。
ここではオンライン英会話スクールが受講者向けに配信しているアプリは説明の対象から外します。なぜならオンライン英会話スクールが配信するアプリは、無料でダウンロード可能となっているものの、実際は、オンライン英会話スクールの有料会員として登録していなければ、ほとんどのコンテンツが使えないからです。
では主なアプリを紹介していきましょう。
スタディサプリ英会話
まず紹介したいのが、スタディサプリ英会話です。皆さんご存知のスタディサプリは、リクルートが開発したシリーズで、中学、高校、社会人向けに豊富な学習教材が提供されており、たいへん人気の高いアプリです。スタディサプリ英会話の利用料金は月額1,000円未満ですが、コンテンツの数が豊富なだけでなく、よくある教科書に載っている定型的な表現ではなく、自然な英会話を無理なく学べるよう、数多くのロールプレイが体験できる工夫がなされています。
さらに、自分の会話を吹き込むと発音の正確さや英語の自然さを判定してくれるので、実践的な会話練習をアプリ上で完結できます。加えて、聞こえてくる音声の書き取り、つまりディクテーションの練習も可能で、聞こえてくる英語の内容をペンで書きとる代わりに、当てはまるアルファベットをスマートフォンで打ち込むことで、聞き取りの力を訓練することが可能です。ほとんどの練習課題にはカウントダウン機能がついており、制限時間を意識しながら、集中力を高めた練習が可能です。
スタディサプリで最も優れているのが、利用者が間違う問題や、解答に時間がかかる問題を集中的に練習したり、ランダムに練習できるよう、AI技術が活用されている点です。最近では様々な英会話アプリでAI技術が用いられるようになっていますが、その先駆けといってもよいのがスタディサプリです。なお、リクルートからは、英会話に特化したもののほかに、TOEIC対策に特化したアプリもリリースされており、こちらも人気を集めています。
参考ウェブサイト:https://eigosapuri.jp/
Speak Buddy
Speak Buddyは、AIを相手に気軽に話せるアプリというコンセプトで、感情豊かなキャラクターと、物語形式で楽しく英会話を学べる工夫がされているアプリです。ビジネス英会話、日常英会話、旅行、電話、会議など様々なシーンでの英会話を体験できるなど、内容が充実しています。
このアプリは、英会話アプリをいくつも開発してきたベンチャー企業が開発したものです。世界最大のEdTechスタトーアップコンペ(起業家のビジネスプランコンテスト)の日本予選でAI賞を受賞し、世界本選にも招待されるなど、今注目を集めている会社の商品です。月額1,950円の利用料が必要で、スタディサプリの倍しますが、これを高いと思うか、安いと思うかは人それぞれ分かれると思います。
コンテンツの中には、応用問題として、ロールプレイで学んだ英会話表現を、場面をかえて別の言い方で発話させ、それが模範解答と同一でなくとも、意味が伝わるか、近いのだけど少しだけ外れているか等、一致率、類似性などを加味した評価を行うものもあります。つまり模範解答と違っていても、だいたい通じるかどうかが把握できるのです。これならちょっと間違っているかなと思ったとしても、気にせず知っているフレーズを使うのを怖がらなくなります。それも上達の一つのコツですね。この技術がSpeak Buddyが他社のアプリと違う大きな特徴です。
参考ウェブサイト:https://www.speakbuddy.me/
Real英会話
Real英会話は、ずばり、ほぼすべての会話表現を対話形式で学ぶことができる、とても利便性の高いアプリです。3100以上のフレーズが最初から収納されていていますが、そこに新しいフレーズが配信され常に最新のフレーズを学ぶことができます。そしてすべてのフレーズに例文、コメント、音声がついているのがうれしいです。これを自分の音声が正しいかを音声認識機能を使ってチェックできる点も素晴らしいです。習熟度を確かめるための楽しいクイズもあり、飽きずに学習を続けられます。
空いた時間を使って、たのしく、たくさんの英語表現を覚えることができるReal英会話は600円で有料ダウンロードが必要です。でも内容を考えると600円ポッキリ払うだけで最新の英語フレーズを常に学べることを考えると、コストパフォーマンスが高い英会話アプリだといえます。実際安いと思いますよ。
英会話アプリのメリット・デメリット
英会話アプリのメリットは、いつでも、どこでも、手軽に英会話を学べる点にあります。スマートフォンと、イヤフォン、そしてネット環境があればどこでも英会話学習が可能であり、隙間時間を上手に使って、コツコツと学習を積み重ねることができます。分厚いテキストも不要ですので、持ち運びが楽です。英会話アプリのすごいところは、テキストを持ち歩くことと、英会話学校に通うという物理的な制約を全て取り払ってしまったところですね。
デメリットは、どうしても、英会話アプリで出来るのは、もともと録音されている音声やその人の音声をAIで解析し、それに合った応答を返すことまではできても、実際の生の人間同士の会話練習ではないため、あまり込み入ったテーマでの練習にはまだまだ多くの制約がある点です。その点はオンライン英会話スクールや、通学型の英会話スクールで実践することが可能ですので、むしろ英会話アプリは普段のトレーニングのため、インプットのためと割り切って使うのが良いと思います。
上手な使い方
英会話アプリは、仕事の合間や、普段ちょっと時間が空いた時などに集中して使うのがベストです。一定のパターンの練習や、定型文を覚えて、繰り返して練習するようなものではあるのですが、繰り返して練習するとけっこう多くの表現を覚えることができますので、毎日少しずつでもよいので学習を進めてみましょう。
オンライン英会話や英会話スクールは実践の場、アウトプットの場だと考えると、英会話アプリはインプットの道具だといえます。基本的な表現のストックや、会話のパターンの知識、自分の口から話した数、音声を聞きこんだ数などがなければ、アプトプットもなかなか思うようにいきません。日頃の練習のために英会話アプリを使いこなしたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英会話アプリは、習熟度に応じて、そしてその人の苦手分野に応じて、適切な練習を可能にするなど、定着につながるよう、とてもよく考えて作られています。つまり、使い込めば使い込むほど、学習効果が高まることが期待できます。とにかく何回も繰り返して学習することが上達への最短ルートです。
書店で販売されているテキストとの最大の違いは、スマートフォンを使って手軽にどこでも学習ができることと、新しいコンテンツがしょっちゅう更新されるので、常に最新の内容で学習することができることです。
さらに最近のAI技術を生かしたアプリであれば、学習者の間違いつまり苦手分野の傾向が分かり、学習時間も記録されていますので、その人の習熟度合いや学習の進捗も踏まえた出題やトレーニングプログラムが自動で生成され、より効果的な練習が可能になります。
実際にどの英会話アプリがベストなのかという点については、何とも言えません。継続したくなる工夫がなされていれば、あとはアプリと本人の相性の問題だからです。グーグルプレイやアップルストアなどにアクセスし、様々な英会話アプリをダウンロードして、実際に試してみることをお勧めします。そして、良さそうなのが見つかったら、目移りしそうな気持をぐっとこらえて、ほかのアプリには手を出さず、ぜひ一つの英会話アプリを繰り返し使って練習してみましょう。5~10回繰り返せば、相当レベルアップしていることが実感できると思います。
ぜひ試してみてくださいね。
Oyakotto
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