皆さんも日常会話で「羨ましい」という表現を使いませんか?
「海外旅行へ行くの?いいなあ!」「合格おめでとう、羨ましいなぁ」など、相手を羨ましいと思ったときは、英語でどのように表現していますか?
「羨ましい」の英語表現で、パッと思いつくのは「jealous」や「envy」ではないでしょうか?
しかしこの2つ、何が違うんでしょう?
今回は「jealous」と「envy」の違いや、仮定法で表現する「羨ましい」など、英語で「羨ましい」を意味するフレーズをニュアンス別に他の表現方法もあわせてご紹介します!
「羨ましい」の英語「jealous」の意味・使い方
「jealous」の名詞形「jealousy」は「嫉み・嫉妬・ジェラシー」という意味です。
日本語でも「ジェラシー」は聞いたことがありますよね。
形容詞の「jealous」には「ねたんで、うらやんで、やきもちを焼く」といった意味があり、「jealous person(嫉妬深い人)」「jealous of~(~を羨む)」などと使います。
「jealous」という単語そのものの意味を見るとネガティブに見えますよね。
ですが「I’m jealous」というフレーズはポジティブな表現なんです。
色々な場面で素直に「羨ましいなぁ」「いいなあ」という気持ちを伝えられるので、
気軽に日常英会話でよく使われます。
・I’m so jealous!:すごく羨ましい!
・I’m jealous of you.:あなたが羨ましいよ。
・I’m jealous because~.:~なので羨ましいよ。
・I’m jelly!:羨ましい!
「I’m jelly」は「I’m jealous」のスラング表現です。「jealous」と発音やスペルが似ていることからスラングとして使われるようになりました。
また、「羨ましいでしょう?」と尋ねるには、「Are you jealous?」「Jealous?」という疑問文が使えます。
Emily:Did you see a Lisa’s new bag?
リサの新しいバッグ見た?
Kate:Yeah, I saw that. I’m jealous because it’s so cute.
うん、見たよ。めちゃくちゃ可愛くて羨ましいなぁ。
Lisa:I went to the cafe in Omotesando that just opened last week. Are you jealous?
先週オープンしたばかりの表参道のカフェに行ってきたよ。羨ましいでしょ?
Emily:Wow, I’m so jealous!
うわぁ、めちゃくちゃ羨ましい!
「羨ましい」の英語「envy」の意味・使い方
「envy」は名詞で「うらやましさ、嫉妬、嫉み」という意味になります。
動詞では「うらやましさ、嫉妬、嫉み」という意味になります。
「I’m jealous」がポジティブなニュアンスであるのに対して、「envy」はネガティブなニュアンスです。
「I envy you」「I’m envious of you」は嫉む気持ちや嫉妬心が込められる表現となります。
「jealous」とはニュアンスの違いはあるものの実際にはどちらも同じ場面、同じ意味で使われます。
ですが「envy」はネガティブなニュアンスなので、声のトーンによっては相手を不快にさせることもあるので、日常会話ではあまり使われませんのでご注意を。
Kate:I heard Emily got a month off.
エミリー、1か月の休暇が取れたんだって。
Lisa:I’m envious of her! I would love to take a vacation that long.
羨ましいなぁ!私もそれくらい長い休暇を取ってみたいわ。
Stella:I’m going to NY for 2 weeks.
NYに2週間行くんだ。
Karen:NY for 2weeks! I’m green with envy.
NYに2週間も!めちゃくちゃ羨ましいんですけど。
「green with envy」を直訳をすると、「うらやましさで緑になる」という表現になりますが、意味は「ものすごく羨ましい!」という意味です。
恐怖で「青ざめる」、恥ずかしさや怒りで「赤面する」など色からイメージする感情は日本語でもありますが、英語では「緑=妬み、嫉妬」の色を表しています。
「jealous」や「envy」以外の「羨ましい」の英語表現は?
「jealous」や「envy」を使わず、間接的に「羨ましい」と伝えられるほかの英語表現もみてみましょう。
「羨ましい」の英語表現1:That’s great.
直接的に「羨ましい」という意味ではありませんが、「いいねえ!」という感じで表情やイントネーションで羨ましい気持ちを伝えられます。
excellentやawesomeを使えば、より喜びを表現できますよ。
「jealous」や「envy」と違ってポジティブな「羨ましい」を伝えることが可能です。
ほかにもcool、wonderful、lovelyなども同じ使い方ができます。
・That’s awesome.
・That’s cool.
・That’s lovely.
「羨ましい」の英語表現2:lucky
相手に嬉しいことがあったときに「それは良かったね!」「ラッキーだったね!」と素直に喜びの気持ちを伝えられるフレーズです。
Lucky you!:ラッキーだね!
How lucky!:なんてラッキーなの!
How lucky you are!:あなたはなんてラッキーなの!
「I’m so happy for you.(よかったね)」は、相手にとって嬉しい出来事や成功などを純粋に「よかったね!」と表現できます。
まるで自分のことのように喜ぶニュアンスがある、とてもポジティブな表現です。
「羨ましい」の英語表現3:I wish…
「I wish…」は「〜だったらいいのに」という意味です。
羨む気持ちは、I wish…を使って仮定法でも表現できます。
「自分もそうあれたらいいのに」というニュアンスがあり、実際には実現できそうにない場面で使います。
「I wish I could~」は、「wish +過去形」の形の仮定法を使った表現です。
「~だったら良いと思うんだけど、実際には難しいなぁ・できないなぁ」というニュアンスです。
~できたら良かったのに
I wish I had~
~だったら良かったのに
Emily:I’m going to a barbecue with Karen and Stella next Sunday. Do you want to come with us?
来週の日曜日カレンとステラとバーベキューに行くんだけど、一緒に来ない?
Lisa:I wish I could go with you, but I already have plans. I’m sorry.
一緒に行けたらいいんだけど、もう先約が入っているんだ。ごめんね。
「I wish I were you.」は、仮定法を使ったもう一つの表現で「I wish I were you」という言い方があります。
直訳すると「わたしがあなただったらいいのに」となり、「(あなたに人生を代わってほしいくらい)羨ましい」というニュアンスが伝わります。
実際には実現しないことの話をする仮定法なので、主語が「I」でも「were」を使います。
Karen:I‘m going to stay at Hotel Miracosta next Sunday.
日曜日にミラコスタホテルに泊まることになったの!
Stella:Really?I wish I were you.
ほんとに?私があなただったらなあ!
「I’m jealous」と言われた時の返し方は?
親しい人や友達に「I’m jealous!」と羨ましがられたら、なんと返せば良いのでしょうか?
「Thank you」だと少し違和感がありますよね。
そんなときは、下記の英会話フレーズを使ってみてください!
・Right?:でしょう?
・Don’t be jealous:嫉妬しないで
・Really?:そうかなぁ?
・Everyone says so.:みんなにそう言われるよ。
また「もっと英会話を上達させたい!」という方は、こちらの動画「英語の仕組みが分かれば英会話は【超簡単】!|文法本いらず、この3つだけで英語は話せる、聞けるようになる!」がオススメです。
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まとめ
今回は、英語で「羨ましい!」と伝える時によく使われる表現についてご紹介しました。
間接的に羨ましい気持ちを伝えるポジティブフレーズなどもご参考に、伝えたいニュアンスや伝える相手など、シチュエーションに合わせてぜひ使ってみてくださいね!
当ブログの別記事でも、あなたの英語力をUPするコンテンツを用意しているので、そちらも参考にしてみてください。
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