英語の資格取得を目標にして頑張りたい!
・英語資格は種類が多いので、自分に合った資格をしっかり選んで挑戦したい!
「これから英語を頑張るぞ!」という方なら、こんな風に考えていらっしゃるかもしれません。
しっかりと目標を掲げて取り組むことはとても素晴らしいことです!
しかし「何のために英語資格をとるのか?」が明確でないと、「せっかく勉強したのに役に立たなかった…。」なんてことになりかねません。
この記事では、日本で特に知名度の高い英語資格である、こちらの4つご紹介します。
・TOEIC
・TOEFL
・IETLS
あなたの目的に合ったチャレンジしたい資格が見つかると思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
各英語資格試験の比較まとめ
まずは各英語資格の試験概要を説明していきます。
英検(実用英語技能検定)
日本人が最初に受験するであろう英語資格の定番『英検』。
高校留学・大学留学時の英語力の証明として使えることもあり、受験志願者のほとんどを高校生以下の学生が占めています。
3級以上のテストから筆記に加え面接(スピーキング)試験もあり、「聞く・読む・話す・書く」の力を試すことができます。
・履歴書に一生書ける資格を取りたい
TOEIC® Tests(トーイック)
就職や転職、昇格の条件にTOEIC®のスコアを設けている企業が増えていることもあり、大学生や社会人に特に人気の資格です。
本屋さんに行けば対策本も多く出版されていますので、まだ受験されたことがない方でも一番関心のある資格の1つではないでしょうか。
TOEIC®には4技能に応じて次の3種類のテストが用意されています。
「聞く・読む」力を測るテスト。年間200万人以上が受験しており、TOEIC®で最も一般的なテスト。
②Speaking & Writing test(以下、S&W test)
「話す・書く」力を測るテスト。近年受験者数が増えているが、ここ数年の受験者数は年間約35,000人とL&R Testと比較するとまだまだ知名度は低い。
③Speaking test
「話す」力のみを測るテスト。②S&W testにおいて、「書く力の測定は必要ない」「受験料を少しでも節約したい」という方はこちらがおすすめ。
TOEIC®は英検のような合否ではなくスコアで評価されます。
これから英語学習に取り組むにあたって、現在の英語力の把握や今後の目標設定にも使えるので、学習のモチベーション維持にも役立つでしょう。
・学習するにあたって目安となる目標が欲しい
・就職/転職に活かしたい
TOEFL®(トーフル)
TOEIC®と読み方も似ているので少しややこしいですが、中身は異なります。
TOEIC®とTOEFL®を簡単に比較すると、
・TOEFL®:英語圏の大学・大学院を目指す人の「英語で学ぶ力」を測る試験
となります。
英語そのものを学ぶというよりは、英語をツールとして様々な種類の科目を学ぶことになりますので、TOEIC®よりも難易度はグッと上がります。
・英語力が付いてきたので難易度の高いテストに挑戦したい
IELTS(アイエルツ)
英語圏への留学・就労・移住を希望する人の英語力を測定する試験です。
4技能を測ることが出来るテストで、留学希望者向けの「アカデミックテスト」と移住希望者向けの「ジェネラル・トレーニングテスト」の2種類のテストがあります。
英語圏への就学や現地で生活するために必要な資格ですので、はっきり言って難しいです。
英検であれば1級、TOEIC®であれば満点近いスコアを取れる力があれば、IELTSでもに良いスコアを期待できるかも…というレベルです。
・将来は海外移住がしたい、永住権取得を検討している
・英語力が付いてきたので難易度の高いテストに挑戦したい
英語資格のおすすめはどれ?
英検・TOEIC・TOEFL・IELTSの4つの英語資格をご紹介しました。
TOEFL®やIELTSについては「レベル高そうだし、自分には関係ないや…」と思われたかもしれません。
確かに、初心者がいきなり挑戦するには難易度が高すぎるテストなので、おすすめはしません。
でも、英語力がついてくると自信がついて、きっと様々なことに挑戦したくなるはずです!
今は必要ないかもしれませんが、「こんな資格もあったな~」くらいに頭の片隅に残しておいても損はありませんよ!
さて、自分が受けてみたい資格がなんとなく見えてきたでしょうか?
これから日本を飛び出して海外での留学や生活を目指しているならTOEFL®・IELTS、日本での就職や転職に活用したい人/英語学習のモチベーションに役立てたい人には英検・TOEIC®の受験に向けて取り組むと良いでしょう。
中でも、これから勉強を始めるという方にはTOEIC®をおすすめします。
その理由を次で詳しく解説していきますね!
TOEIC®が英語初心者にオススメな英語資格である3つの理由
早速、TOEICが英語初心者にオススメな理由を3つお話していきます!
細かな目標設定ができる
英語学習に限らず、新たなスキルを習得するときに大切なのが「継続する」ことです。
何事も続かない人にとっては耳の痛い話かもしれませんが、続かない理由として「目標設定が高すぎること」が原因の1つである可能性があります。
TOEIC400の方が800を目指してもそう簡単に短期間で取れるものではありません。
それにもかかわらず「なかなか800取れない…。」と徐々にモチベーションが下がってしまい、いつの間にか英語から離れてしまうことがよくあります。
初心者の方は、いつか達成したいスコアではなく、目の前の50点・100点UPに全力投球してみてください。
目標を細かく刻んで設定することで、ゲームをクリアしていくような感覚で楽しくなってくると思いますよ!
受験機会が多い
TOEIC®は全国各地でほぼ毎月受験することが可能です。
英検は年3回なので、申込タイミングによっては受験するまで最大4カ月あります。
その間、継続して学習を続けられそうですか…?
目の前の目標に集中することが継続のコツです!
1カ月だけ!と思えば、ちょっと頑張れそうな気がしませんか?
超初心者でもスコアアップが狙える
TOEIC®は全7パートありますが、各パートで対策方法があり、書籍やYoutubeでも多くの「コツ」が紹介されています。
そのため、どんな英語初心者の方でもそのコツを意識すれば、割と簡単にスコアアップが可能です。
初心者の方ほど吸収力がありますので、スコアアップはむしろ初心者の方が狙いやすいです。
「1カ月で100点上がった!」なんてことも遠い夢の話ではありませんので、ぜひチャレンジしてみてほしいです。
TOEIC®を勉強する上での注意点
さて、TOEIC®が初心者におすすめですという話をしましたが、1つ注意点もお伝えしておきます。
それは、TOEIC®で高スコアが取れる=英語ペラペラになれるとは限らない、ということです。
先述の通り、TOEIC®は対策法があり初心者の方も短期間でのスコアアップが可能です。
リスニング・リーディング力がついてきたことに違いはないのですが、TOEIC®の出題形式に慣れてきたとも言えます。
履歴書に書くためだけにTOEIC®スコアが必要なのであればいいですが、もしあなたのゴールが「英語でコミュニケーションをとること」であれば、しっかりとスピーキングも対策が必要です。
実際私もTOEIC®スコアは800程度ありますが、恥ずかしながらスピーキングに関しては全く自分の伝えたいことが話せないレベルです…。
世の中にはこのようにスコアはあるが実際は全く話せないという人がゴロゴロいます。
あなたにとって「英語ができる」とはどういうことでしょうか?
TOEIC®スコアだけに満足して、実際は「全く喋れない…」とならないために、ぜひ一度考えてみてほしいです。
まとめ
最後に今回解説したことをまとめておきます。
⇒就職や転職に役立つ資格を効率良く学習したいならTOEIC®がおすすめ
⇒履歴書に一生書ける資格を取りたい、英語の総合的な力を1度の試験で測りたいなら英検がおすすめ
・海外留学/海外就労、移住を検討している方はTOEFL®/IELTS
⇒留学・就労・移住を検討している地域や機関によって必要な資格が異なる可能性があるので、調べた上でどちらを受けるか決定すると良い
(どちらも対象になっている国・地域も多い。)
・TOEIC®は超初心者もスコアアップしやすいので、特におすすめ。
ただ、スコア=“あなたが求める英語力”には繋がらない可能性もあるのでご注意を!
⇒自分にとっての「英語ができる状態のゴール」を考えた上で、TOEIC®を上手く活用できれば目標にグッと近づくはずです!
またTOEFLに関するお役立ち情報が、他にもありますので、合わせてご覧になってみてくださいね
・【TOEICを初めて受ける人へ】点数は何点をとれば良いのかレベルを解説!
・TOEIC400点はやばい!?そのレベルと勉強法を英語のプロが徹底解説!
・TOEICリスニングが聞き取れない!シャドーイングで90%超えの正答率を目指す方法を徹底解説!
・TOEICの単語力UPはこの方法で!!オススメTOEIC単語問題集厳選!!!
・【徹底ガイド】TOEIC対策はこれでOK!!レベル別対策とETS公式テキスト、オススメの教材やアプリ
・【徹底ガイド】TOEICの参考書はこれでOK!!鉄板参考書とスコアごとのおすすめ参考書をご紹介!
・【徹底ガイド】TOEICの結果発表はいつ!? | 見方、そして、履歴書・ESへの記載方法
・【体験談】就職・転職で有利になるTOEIC点数の目安を解説!
コメントを残す