こんにちは!
この記事を書いている「b わたしの英会話」のまつふじと言います!
現在、英語教育にまつわる仕事をしています!
「今、英語の勉強をしているけど、子音の発音が難しい…。
だけど、せっかくだから、かっこいい発音ができるようになりたい!」
と感じている方はとても多いと思います。
この記事は
②英語発音のコツを知りたい。
③オススメの発音練習方法を知りたい。
という方にオススメです。
「英語の子音の発音のコツ」について発音一覧表や発音記号を用いながら、日本語との発音上の違いも交えながら解説していきます!
また記事の終わりには、オススメの発音練習アプリを紹介しますよ!
子音とは?子音一覧表をチェック!
子音とは、発声器官を使って発する音の一種で
②調音方法:破裂音、摩擦音、鼻音など、音を発生させ方
③有声or無声:声帯が震えて、音が濁るかどうか(上記①②は共通している。「g」と「k」の関係)
以上①〜③の違いで各子音は分類されます。
例えば、/ k /は
②調音方法:破裂音(瞬間的に息を出す)
③有声or無声:無声
といった感じです。
なお、以下が英語の子音の発音記号一覧です。
子音の発音はなんで難しいの?
また、どうして英語の発音が難しく感じてしまうのか、考えてみましょう。
その理由は、そもそも日本語と英語では、脳内にある発音の構成が異なっているからです。
(脳内にある音声のことを「音素」と言います)
子音だけで数えてみても、日本語には13種類の音の種類があるのに対し、英語には約2倍に当たる23種類ほどの音が存在しています。
もちろん、その1つ1つの発音の方法も異なります。
例えば「正しい」や「右」という意味を表す”right”を考えてみましょう。
英語:/ rait /
日本語:/ ライト / → 「明かり」を表す”light” / lait /に聞こえてしまうことがある
このように、そもそも英語と日本語では構成されている「音素」が異なっているため、子音が1つ違うだけで全く異なる意味の単語になってしまうのです。
ただ、現在のグローバル化に伴い「世界英語(World Englishes)」という概念が登場し、ネイティブの発音だけではなく、第二言語としての完璧には正しくない英語も許容していこうという流れになりつつあります。
とはいえ、できるだけ正確な英語を話そうとする態度はとても重要だと思います。
少しずつ慣れていきましょう!
【英語発音のコツ】日本語にはない発音を徹底解説
このパートでは、英語の発音記号(音素)をピックアップして、それぞれ解説をしていきます。
とはいえ、日本語と英語でほとんど変わらない音素も多くあります。
例えば、”pen”「ペン」という単語。
英語:/ pen /
日本語:/ ペン /
日本語話者から英語話者、さらに英語話者から日本語話者であっても、問題なく通じるはずです。
ほとんど同じの発音を確認していても学習効率が悪いですので、ここからは日本語とは大きく異なる英語の子音の発音について、発音記号を用いながらピンポイントで解説していきます。
/ θ /の発音
②調音方法:摩擦音
③有声or無声:無音
●英単語の例:think, throw, Thursdayなど
・完全に日本語にはない音であるがゆえ、日本人が最も苦手だと言われている音素の一つです。
・【コツ】上の歯に舌先を軽く当て、その隙間から弱く息を出し、摩擦音を出す。
/ ð /の発音
②調音方法:摩擦音
③有声or無声:有音
●英単語の例:that, theseなど
・/ θ /の有音バージョンです。thisやthatなどの代名詞に多くありますね。
・【コツ】上の歯に舌先を軽く当て、その隙間から弱く声を出し、摩擦音を出す。
/ r /の発音
②調音方法:歯茎音
③有声or無声:有音
●英単語の例:right, runなど
・日本語の/ ラ行 /に当たる音素ですが、/ l /も同様に日本語の/ ラ行 /に当たるため、注意すべき発音として有名です。
・【コツ】唇を丸め、舌先を上アゴにつけずに内側に巻くようにしながら声を出す。「ウ」と「ラ」の中間のような音になるはずです。
/ l /の発音
②調音方法:側音
③有声or無声:有音
●英単語の例:light, milk, feelなど
・こちらも、日本語の/ ラ行 /に当たる音素で、先ほど紹介した/ r /とよく比較をされます。
・【コツ】舌先を、前歯の裏につけたまま「ラ」と声を出す。この場合、上の/ r /は「こもった”ラ”の音」なのに対して、この/ l /は「明るく軽い感じの”ラ”の音」という印象です。また、milkやfeelのように、ほぼほぼ「ウ」に近いような音になることもあります。
/ f /の発音
②調音方法:摩擦音
③有声or無声:無声
●英単語の例:five, wifeなど
・意外なことに、実はこの/ f /の音も日本語にはない音なんです。
・【コツ】上の歯を下唇に抑えた状態で、息を吐きます。なお、日本語の/ f /の音は両唇で発音するので、全く別の音素にということになります。
/ v /の発音
②調音方法:摩擦音
③有声or無声:有音
●英単語の例:five, vividなど
・/ f /の有音バージョンです。先ほどの/ f /の発音方法を抑えておくことができれば大丈夫です。
・【コツ】上の歯を下唇に抑えた状態で、声を出す。
/ ʃ /の発音
②調音方法:摩擦音
③有声or無声:無声
●英単語の例:show, dashなど
・よく/ s /の音と比較をされます。/ s /が「サ・シ・ス・セ・ソ」なのに対し、この/ ʃ /は「シャ・シィ・シュ・シェ・ショ」に当たります。後者は日本語ではなかなか登場することはありませんよね。
・【コツ】「シ」ではなく、「シィ」と意識して言ってみましょう。
/ ʒ /の発音
②調音方法:摩擦音
③有声or無声:有音
●英単語の例:usually, casualなど
・/ ʃ /の有音バージョンで、こちらは/ z /と比較すると理解しやすいです。/ z /が「ザ・ジ・ズ・ゼ・ゾ」なのに対し、この/ ʒ /は「ジャ・ジィ・ジュ・ジェ・ジョ」という感じ。
・【コツ】先ほどと同じ感じで、「ジ」ではなく、「ジィ」と意識して言ってみましょう。
/ ŋ /の発音
②調音方法:軟口蓋音
③有声or無声:有音
●英単語の例:king, lungなど
・~ngのように、kやgの前にnがスペルとして登場する場合に、この音になります。
・【コツ】鼻から声を出し、「ン」と発音します。つまり、強引にカタカナにして説明をするとしたら、「king / kiŋ /」は「キング」ではなく、「キン」の方に近いということになります。すごく面白いですね。
【発音練習してみよう】オススメのアプリを紹介
これまで、英語の子音についての理解を深めてきました。しかし、どんなに完璧な理解だったとしても、練習をしなければ一生上手にはなりません。
そこで、このパートでは私「まつふじ」がオススメする英語の発音練習用のiosアプリを紹介します。
今回紹介したいアプリは「発音博士」です。
自分の発音の出来を点数化してくれる何とも楽しいアプリです。
友達と一緒に取り組んでみるとホントに盛り上がりますよ(笑)
例えるのならば、英語の発音の上達は「自転車の乗り方のマスター」に似ています。
どんなに、自転車のパーツの名前を覚えたとしても、実際に乗ってみて何回も転んで失敗をしなければ、絶対に上手にはなれません。
また「気づいたら、乗れるようになっている」そんな日が、英語に関してもやってきます。
このアプリは1つの有効な手段であることには間違いないので、ぜひお試しください!
また、こちらの動画「日本人が今スグに外国人の発音を手に入れる方法」でも、英語の発音上達法をわかりやすく解説していますので、あわせてご覧になってみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では、まず英語子音の分類方法を定義したのち、日本語とは大きく異なる英語子音の発音のコツについて、ギュッとまとめてみました!
あとは練習あるのみです。先ほど紹介したアプリ「発音博士」でもいいですし、普段使っている教科書や資格対策用のテキストの英文を使って発音練習してもOKです。
この記事をみているだけで、あなたの英語力はきっと一歩抜きんでているはずです。自信を持って、チャレンジしてみてくださいね。
また別記事の「英語の発音が難しい!良くするには母音からマスターすることが近道!」で、英語の母音の上達法を解説していますので、合わせてチェックしてみてくださいね!
英語の発音が難しい!良くするには母音からマスターすることが近道!
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