こんにちは。
英会話ハンターNAOです。
ビジネス英会話と日常英会話の決定的な違いは何でしょうか?
それは、「これだ」っていうミッションの有無です。
ビジネスで英語を使う場合、必ず、そのシーンにおける何らかの明確なシーンがあるはずです。
ビジネス英会話というと、メールやら電話やらと、シチュエーション的なことが話題になりがちですが、それよりもまずは、
「どうなることがゴールですか?」
ということを考えてみてください。
これが分かれば、最適なトレーニングのスタイルは、おのずと見えてくるはずです。
それでは、以下に具体的にみていきたいと思います。
Step1: 講師やコンサルタントに自分のビジネスを説明しよう
英会話スクールの講師やコンサルタントには、一般企業での就業経験が豊富な人も多いです。ですが、それでも、あなたのビジネス上の個別の課題を100%知っているわけではありません。
ちなみに筆者は、ネットワークインフラを扱う国内メーカー系SIerや、国内通信キャリアのプロダクト部門などを経験していますが、BtoB畑ばかりでしたので、同じ通信業界でも、個人宅向けの光回線のようなC向け通信サービスのことは、あまり詳しくありません。
まして、マンションを一軒一軒訪問して、光回線の契約を取る営業マンに必要なスキルなど、知る由もありません。
誰でも、経験したことのない分野は分からないのです。
マンツーマン英会話スクールでビジネス英会話を学ぶ場合には、まず、講師やコンサルタントに自分のビジネスがどんなもので、自分がその中でどのような位置づけにあり、何を求められているのか、詳しく説明することをオススメします。
彼らは、豊富な経験と、あなたの説明を判断材料に、最もふさわしく、ムダのない効率的なトレーニング方法を指南してくれるはずです。
Step2: ベーシックなビジネス英語を習得しよう
次に、実際のトレーニング内容についてです。
まず、どの業界にも共通な、ベーシックなビジネス英語があります。
これは社会人の方であれば説明は不要かもしれません。
日本でも、どんな業界に属していても、最低限のビジネスマナーというものはありますよね。
尊敬語・謙譲語・丁寧語、ビジネスレターやメールにおける宛名や日付の位置、「時下益々…」などの書き出しの挨拶、簡潔かつ丁重な表現の仕方…など、新社会人になった際、多くの人が職場で先輩から教わったり、本で勉強したりしているかと思います。
英語圏のビジネスマナーは、さすがに日本ほどの細かさはなく、もう少し大雑把ではありますが、ビジネスシーンにふさわしい、ベーシックな定型文というものがある程度存在します。
ビジネス英語コースをメニューに用意している英会話スクールは、必ずと言っていいほどこれらのベーシックなビジネス英語を教材化していますので、まずはこういった基礎の部分を習得してしまいましょう。
TOEICの教材によく出てくるビジネス表現もこれにあたります。
世界共通で使えるパスポートのようなものですので、あまり深く考えずに、こういうものかと思ってテキパキと覚えてしまいましょう!
Step3: 自分の業界、想定される場面に特化したトレーニングをしよう
ある程度ベーシックなビジネス英語をマスターしたら、いよいよ自分の業界やミッションに特化したトレーニングを行いましょう。
具体的には、以下のようなトレーニングが有効です。
〜想定されるシチュエーションのロールプレイング〜
以下のような状況を想定して、講師に相手になってもらい、ロールプレイングをしましょう。
・大勢を前にしたプレゼンテーション
・自社、協力会社双方を交えたディスカッション
・アポイントを取るための電話営業
・トラブル時の対処方法
・感謝や謝罪など、気持ちの伝え方
・パーティや懇親会での会話
・展示会で来場者に興味を持たせるような声の掛け方
〜語彙のビルドアップ〜
以下、自分でできることは自分でしましょう。
(→例えばERP開発で有名なSAP社は、日本人は「サップ」と発音する人が多いですが、欧米圏では「エスエーピー」と読みます)
・業界用語や専門用語
・旬のキーワード(例えばIT系であれば、AI、RPA、SCM、CRMなど)
〜できることなら社内でも実戦環境に身を置こう〜
あなたの狙っているポジションや、英語を使うであろうシチュエーションは、本当に、英語力がついてからでなくては一切立ち入ることのできない領域でしょうか?
これは会社によりけりだと思います。
企業によっては、海外部門で働きたいという強い意欲をアピールすることにより、即戦力ではなくとも、勉強的な位置づけで海外出張に同行させてもらえる会社もあります。
ちなみに筆者は、新卒で最初に入った会社で、業務半分・研修半分という立場で、オーストリアへ出張をさせてもらった経験があります。この経験は、その後の外国語学習に非常に大きな影響を及ぼしています。
やはり、実際にどんな場面でどういった英会話が必要になるのかを、1日も早く体感できるものならば、それに越したことはありません。ぜひ、社内で上司などに、そういった研修や同行が可能か、聞いてみましょう。積極的な姿勢も高評価につながること間違いなしです。
また、現地には行けなくとも、実際にどんな英語力が必要になりそうか、見当くらいはつくと思います。
そして、情報収集が十分にできたら、それを講師やコンサルタントに伝えて、トレーニング内容をさらにブラッシュアップすれば、より大きな効果を得ることができます。
Step4: 英語が上手くなることではなく、ビジネス上の成功をゴールにしよう
筆者の友人には、日本人に英語を教えている外国人が大勢いますが、彼らが口を揃えていうこととして、
「日本人は間違いを恐れてコミュケーションが萎縮してしまうのが欠点だ」という指摘があります。
これは、実際に英語圏へ旅行をしてみると、つくづく痛感することです。
ニューヨークなどでは、移民の人たちや、外国からの旅行者、留学生など、多くの「英語非ネイティブ」の人たちが、英語が下手なことなんて全然気にせずに、大声で堂々と自己主張している姿に、圧倒されます。
日本人は、性格的に几帳面であり、何事もきちんと正確にやらないと気が済まないという性質があります。
もちろんこれは悪い面ばかりではありません。
英会話においても、間違って伝わってしまったがために、大事な商談が流れてしまうなんてことも、もちろんあります。
ですが、ここで言いたいことは、ビジネス英語をやるというのであれば、最終目標は英語が上手くなることでなく、あくまでもビジネスで成功することだということです。
ビジネスは結果がすべてです。
最低限の英語力でもクライアントの心を掴まえてたくさんの契約をとってくるBさん。
あなたが社長ならどちらに海外営業を任せたいですか?
答えは明白です。
ビジネス英語にトライする方は、ぜひとも、「結果を出して会社に利益をもたらす瞬間」を心に描き、日々のトレーニングに励んで頂ければと思います。
ビジネスでオススメのマンツーマン英会話スクール
それでは、NAO的にオススメのマンツーマンの英会話スクールを紹介させていただきます。こちらのページはb わたしの英会話さんのサイトのスペースをお借りして執筆させていただいていますので、bさんも紹介させていただきます。(グループレッスンや男性サラリーマン向けの英会話スクールは対象外ですので除外しました)。
ビジネスパーソンにオススメのマンツーマンの英会話スクール
マンツーマンの英会話スクールとして老舗といえばGabaさんです。私も体験レッスンを受けたこともありますし、ほぼ、都内であれば主要駅にスクールを構えていますので便利でおすすめです。ビジネスマンも多い英会話スクールですので、講師たちも慣れていると思います。
ビジネス英会話といえばベルリッツさんが有名どころですね。NAOもベルリッツに通っていたことがありますが、やはり、ビジネス英会話に強いスクールでオススメです。
女性、英会話力に自信のない人がビジネス英会話を学ぶのにオススメ
こちらのスペースをお借りしていますが、女性で英会話に自信のない初心者にはオススメです。特に、学生時代英語を勉強したのはうん十年前で、英会話話せるようにはなりたいけど、とにかく英会話スクールって敷居が高い!という人にオススメします。ビジネス英会話とはいえ、取引先からのちょっとした電話対応等初心者向けのシチュエーションでオススメです。
まとめ
以上、マンツーマン英会話スクールでビジネス英語を学ぶ場合のポイントについて、解説しました。
筆者の友人で、某世界最大手電子機器メーカーのニューヨーク支店で働く女性がいます。
そこは24時間体制で機器の修理サポートをしており、ITエンジニアはもちろん、医者、メーカーの研究職、クリエーターなど、あらゆるユーザーが、まるでERに急病人を搬送するかのごとくに、機器の修理依頼をしてくるそうです。
彼女らに課せられるプレッシャーは並大抵のものではなく、ストレスのために文句を言い出すスタッフなどもおり、リーダー職の彼女は日々格闘しているようですが、それでも、世界のビジネスの最先端でしのぎを削るトップレベルのクライアント達から期待されることは、とても励みになると、言っていました。
冒頭でふれたように、あらゆる仕事にはミッションがあります。
海外などの大舞台に出れば、ミッションの規模も大きくなります。
苦労も多くなるでしょうが、成果を出したときの喜びも、また格別なものでしょう。
ビジネス英会話に挑戦するみなさんにも、刺激的で充実した職業人生が訪れることを、心から祈ります。
ぜひとも、効果的なトレーニング方法を見つけてみてくださいね!
お読みいただきありがとうございました。
英会話ハンターNAO
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