【2か国ワーホリ体験】ワーホリとは?年齢や期間などの条件も簡単に解説

【2か国ワーホリ体験】ワーホリとは?年齢や期間などの条件も簡単に解説

Tekです。以前ツアーコンダクターとして働いていたときに海外旅行を担当し、英語の必要性を痛感しました…!苦手な英語を克服すべく思い切って挑戦したワーキングホリデーがとても楽しく、カナダとニュージーランド2カ国での滞在を経て帰国。現在は『bわたしの英会話』で語学カウンセラーとして勤務しています。

この記事では、自身の経験をもとにワーホリを徹底解説します!ワーホリに興味はあるけど、どんなものか分からない…。海外ってだけでちょっと怖い…。などなど、知らないからこそ悩みはどんどん沸いてきますよね。ワーホリの全体像を掴んで、まずは不安を払拭しましょう!

そもそもワーホリとは?簡単に分かりやすくご紹介

そもそもワーホリとは?簡単に分かりやすくご紹介

まずはワーキングホリデー(略してワーホリ)制度についてご紹介します。そもそも何の為に設けられたもので、誰が使えるものなのかなど、さっそく見ていきましょう!

ワーキングホリデー制度について

1980年に日本とオーストラリアとの間で始まり、2020年に40周年を迎えたワーキングホリデー制度。簡単にお伝えすると、日本と協定を結ぶ提携国や地域に長期間滞在できる制度です。それぞれの国や地域が、文化や生活様式を理解する機会を相手国の若い世代に提供し、両国間の相互理解を深めることが趣旨とされています。

滞在可能期間は基本的に1年間。通常様々な制限が設けられる海外長期滞在が、ワーキングホリデービザを使えば叶ってしまうのです。対象年齢18歳~30歳という制限が設けられているものの、ワーキングホリデービザを使って滞在できる国や地域の数に制限はありません。だからこそ、「カナダでワーホリをした後に、次はニュージーランドへ!」なんてこともできちゃうんです。ただし、1カ国につき1回までという決まりは存在します。例えば「カナダが楽しかったから、もう1年ワーキングホリデービザを使って滞在したい!」と思っても叶わないのが辛いところ。

しかし、期限があるからこそ湧いてくる「有意義な1年にしよう!」という意識が、より良いワーキングホリデーにしてくれることは間違いありません。長期滞在することで観光で訪れる時とは違う魅力に触れられますし、何よりワーキングホリデーで得られる経験は一生物。せっかく行くなら目的を持って挑戦したいものですね!

ワーホリ制度の利用条件

ワーキングホリデービザの発給には、年齢制限を含むいくつかの条件が存在します。

・子どもや被扶養者を同伴しないこと
・ワーホリビザ申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること(※年齢制限は国により異なる)
・有効なパスポートと、帰りの切符(または切符を購入するための資金)を所持すること
・当面の生活維持に必要な資金を所持すること
・健康であること
・ビザの発給を申請する国で、過去にワーホリビザを発給されたことがないこと

以上の条件の他に、国ごとに違う条件が設けられている場合もあります。ワーホリ準備の第一歩として、気になる国のビザ取得条件チェックから始めてみても良いですね!

ワーホリと留学の違いは?

海外に長期滞在できるという点で似通い、混同されやすいワーホリと留学。違いを一言でお伝えするなら、滞在国で働くことができるかどうかです。留学では基本的に海外で就労することはできませんし、仮に就労が許されているとしても就労可能時間はかなり制限されます。また留学に必要な学生ビザは、学校に通っている間のみ海外滞在が許可されるというものです。その点ワーキングホリデービザを使えば、渡航後にがっつり働いてみたり、旅行をしたり、語学学校に通ってみたりと選択肢が広がります。現地滞在中の自由度の高さはワーキングホリデービザ最大の魅力ですね!

資金面から考えてみても、現地で資金調達ができるワーキングホリデーは多額の蓄えがなくとも挑戦できるため、留学よりもハードルが低いと言えるでしょう。近年では日本で働くより多くの収入を得て、収支をプラスにして帰国する人も増えているくらいなんですよ!

ワーホリ提携国一覧と3つの注意点

ワーホリ提携国一覧と3つの注意点

毎年多くの日本人がワーキングホリデービザを使って渡航する中、実はその約9割は英語初級者で、約7割は女性なんだそうです。「初めての海外がワーキングホリデー!」なんて人が少なくないのは、日本と協定を結んでいる国の治安が安定している証拠。ここではワーキングホリデービザが利用可能な29か国(2023年8月現在)と、対象年齢・滞在期間、ビザの発給枠に関する注意点をご紹介します!

ワーホリ提携国

【アジア】
韓国、台湾、香港

【オセアニア】
オーストラリア、ニュージーランド

【ヨーロッパ】
フランス、ドイツ、英国、アイルランド、デンマーク、ノルウェー、ポルトガル、ポーランド、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アイスランド、チェコ、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、フィンランド、ラトビア

【北・中央アメリカ】
カナダ

【南アメリカ】
アルゼンチン、チリ、ウルグアイ

ワーホリの年齢制限についての注意点

ワーキングホリデー制度は『青少年の国際交流』が目的の為、ほとんどの国の対象年齢は18歳~30歳です。しかし中には年齢制限の低い国もあり、一部例を挙げると、韓国は18歳~25歳、アイスランドは18歳~26歳など制限されているため注意が必要です。

また、一部では「オーストラリアの年齢制限が35歳まで引き上げられた!」という情報が出回っています。残念ながらそれはフランスやイタリアなどの一部の国を対象としたもので、2023年現在も日本人の対象年齢は18歳~30歳で変わりありません。ワーキングホリデーの渡航先として絶大な人気を誇るオーストラリアだからこそ、良くも悪くも様々な情報が飛び交っています。年齢制限が変わることもあるので、渡航を考えている国の情報は随時チェックすることをおすすめします!

ワーホリの滞在期間についての注意点

対象年齢と同じく注意しておきたいのが滞在期間です。ワーホリビザで滞在出来る期間は基本的に1年間とされているものの、実は1年以上滞在できる国がいくつかあります。ワーホリの渡航先として人気を集める国の中で、滞在可能期間が1年を越える国を抜粋してご紹介します!

オーストラリア

オーストラリアのワーホリ期間は、最長3年間まで延長が可能です。1年目は他の国同様ワーキングホリデービザで滞在し、その後セカンドワーキングホリデービザ、サードワーキングホリデービザを適宜申請することで滞在期間を伸ばすことができるのです。主な申請条件は、オーストラリア政府が指定した地域で、特定の職種に一定期間従事すること。特定の職種で代表的なものは、農園での果実・野菜などの収穫や梱包、家畜の飼育などが挙げられます。いくつかの申請条件はあれど、ワーホリ協定国の中でも最長の3年間という滞在期間は、渡航先として人気を集める大きな理由のひとつにもなっています。

ニュージーランド

ニュージーランドのワーホリ期間は基本的に1年間ですが、3ヶ月の延長が可能です。申請条件は、ワーキングホリデー期間12ヶ月のうち、ニュージーランド国内の農園でフルーツピッキングなどの就労経験が3ヶ月以上あることです。オーストラリアと比べると短く感じますが、延長制度を設けている国は少ないので数ヶ月とはいえ貴重なチャンスですね!

イギリス

イギリスのワーホリ期間は2年間です。オーストラリア・ニュージーランドと違う点は、延長申請の必要がなく無条件で2年間の滞在が許可されるということ。ただしイギリスのワーキングホリデービザは抽選式の為、皆が皆行けるわけではないので注意が必要です。毎年定員が発表され、例年1月と7月の年2回に分けて抽選が行われます。その当選倍率は例年約10倍と言われており、まさに運頼み!私も何度か応募しましたが、残念ながら1度も当選することはありませんでした…。イギリスへワーホリに行きたいと思った時は、まずは抽選に応募し、他の国への渡航も同時に検討しておくことをおすすめします。

ワーホリの国選びにおいて、滞在可能期間は大きなポイントのひとつ。実際に行ったからこそ思うのは、ワーホリは慣れてきた頃に終わってしまうということです。「1年以上滞在できる国があるなら、最初からその国にすればよかった…!」なんて、私と同じ思いをしないように、滞在可能期間も踏まえて渡航先を選んでみてくださいね!

ビザ発給枠についての注意点

3つ目の注意点としてご紹介したいのが、各国のワーホリビザ発給枠です。ワーホリ協定を結んでいる29カ国のうち、ビザ発給枠の制限がないのは僅か9カ国。例えば、イギリスは前述の通り発給枠が少なく応募数も多いため毎年抽選式ですし、人気渡航先のカナダは年間6500枠とされています。発給枠が限られている国への渡航を検討している場合は、兎にも角にも早めの準備と申請をおすすめします。ワーホリに向けてやるべきことは沢山ありますが、ビザが確保できなければ元も子もありません。発給枠の有無や申請受付開始時期に注意して、スムーズに準備が進むように余裕を持って動きましょう!

ワーホリ前に英語を準備するメリット3選

ワーホリ前に英語を準備するメリット3選

「ワーホリに行けば英語が話せるようになる」と思っていませんか?もし現時点で「私は英語初心者です!」と自信を持って言えちゃう過去の私のような方がいるなら、事前に準備をしてワーホリに臨むことを強くおすすめします。その理由として、ワーホリ前に英語を準備することで得られるメリットを3つご紹介します!

交友関係が広がる!

初ワーホリで渡航する人の多くは、語学学校に通うことから現地生活をスタートさせます。語学学校自体は、現地生活に慣れるきっかけにもなりますし、様々な情報収集もできるので、初めてのワーホリであれば尚更おすすめです。しかしワーホリ人気国ともなると、初級レベルのクラスは日本人がほとんど。英語を準備せずに行くと、日本人の友人が沢山でき、日本人と毎日日本語で会話するという、日本にいるときと何ら変わらない日々が待っています。少し上のクラスで多国籍なクラスメイトと接するチャンスを得ることも、全て英語の語学学校の授業をスムーズに受けることも、事前準備次第で叶います。もちろん現地の人とコミュニケーションを取るときの積極性にも差が出ますし、できることから英語の準備を始めておくことが、ワーホリの良きスタートに繋がることは間違いありません。

職種の選択肢が広がる!

例えばレストランのお皿洗いやホテルの清掃スタッフなど、英語が堪能でなくとも就ける仕事はいくつかあります。日本人が採用されやすい日本食レストランも、ワーホリで選ぶ職場として人気です。しかし、ローカルレストランやカフェなど英語を使う機会の多い仕事をしたいと思ったとき、求められるのはやはり英語力です。カナダワーホリで出会った友人は、はじめは日本食レストランで働きながら英語を勉強し、ワーホリの後半ではローカルレストランで働いていました。一朝一夕で何とかなるものではないからこそ、現地でも諦めずコツコツ英語に向き合うことが大切ですが、職種の選択肢を増やすためにも事前に準備をするに越したことはありません。

ワーホリ後の選択肢が広がる!

社会人ともなれば、仕事を辞めてワーホリに行く人がほとんどです。帰国後にまた日本で働くことを考えると、海外で過ごす1年間を社会人として経歴のない空白期間のように感じてしまう人もいます。ワーキングホリデーを人生の夏休みにすることなく、英語力が伸ばせたと言えたなら、目的を持って過ごせたなら、それは帰国後の武器になります。事前に英語を準備しておけば、交友関係にせよ職種にせよ英語環境を自ら選ぶことができますし、日々の生活の質やワーホリの充実度も高まります。毎日日本人の友だちと遊びまわるのもとても楽しいのですが、なんとなく過ごして終わらせたくないとお思いであれば是非今からご準備を…!!

こちらの動画「【完全ガイド】英語独学 – 大人になってからのムダのない独学用教材!」で、大人の効率良い英語学習法を分かりやすく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事ではワーホリの全体像を掴んでもらうべく、事前に知っておいた方が良い点をピックアップしてみました!未経験には不安が付き物ですが、要点を押さえてひとつひとつ準備を進めていけば、ワーホリ実現は決して難しいことではありません。エージェントに相談したり、ワーキングホリデー協会のサポートを活用するという手段もあります。自分に合った方法で準備を進め、クリアな状態で渡航できるよう整えていきましょう!

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