恋と仕事に効く英語

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日本人はPlease を使いすぎ? お願い・依頼するときに使える便利な英語表現!


Kai
Kaiです。小さい頃からディズニー映画が大好きで日本と違う文化や歴史にトキメキながら海外に憧れを持っていました。トロント留学や航空業界での経験を活かし、現在は『b わたしの英会話』で語学カウンセラーとして勤務しています。お客さまへのより良いサポートのためにも自分自身も英語学習も頑張っています!
今回の『恋と仕事に効く英語』は「教えてください」「お願いがあります」「~していただけませんか」など『お願い・依頼』の時に使う英語表現を学びます!

学生時代に「文頭か文末に“please”を付けると丁寧な依頼の表現になる」と習ったかと思いますが、実はpleaseの使い方は注意が必要なんです!

この記事をご覧いただくと会議やメール、上司への依頼などの場面で、失礼のない丁寧なお願いや依頼の英語表現が使えるようになりますよ!

使い方に要注意!実は“please”は上から目線ってホント?

学生時代、「~してください」とお願い・依頼をする時の英語といえば“please”と習ってきましたよね。例文を見てみましょう!

Please be quiet.
 静かにしてください。
Please let me know as soon as you can.
 出来るだけ早く教えてください。
Please send me a reply.
 お返事をください。
・Get me a refill, please?
 おかわりをください。
・Help me, please.
 助けてください。
・Make a copy of this, please.
 コピーを取ってください。

上記のようにpleaseを文頭に付けて「Please+命令文」、または文末に付けて「命令文,+please*」として使います。
前後どちらかにpleaseを付けることで命令文の「Be quiet. (静かにして)」が「Please be quiet.(静かにしてください)」と丁寧なニュアンスに変わります。
*文末に付けるときは命令文との間をコンマ(,)で区切ります

但し、注意したいのは「pleaseを付けても丁寧になっただけで命令文のままである」ということです。

ですので「pleaseを付けとけば丁寧な表現になるんでしょ!」と思い込んでいる方は要注意です!

命令文の文頭や文末にpleaseを付けることで「~をして下さい」という表現になるのは文法的には間違いではないのですが、「それをやってくれることが前提」でお願いしているニュアンスとなり、上司や目上の人に使うと失礼にあたる場合もあります。

POINT

pleaseを使った命令形は上司や目上の人に使うのは要注意!同僚や後輩、店員さんなどに丁寧にお願い事をしたいときに使いましょう!

敬語として丁寧にお願い・依頼するときの英語表現は?

敬語として丁寧にお願い・依頼するときには「Could you~?」「Would you~?」の表現が便利です。

どちらも日本語の「~してくださいませんか?」「~していただいても大丈夫でしょうか?」などと相手に敬意を示し、選択や判断の余地を与えるニュアンスとなり丁寧な印象を与えることができます。

例文を見てみましょう!

・Please be quiet.静かにしてください。
 →Could you keep it down a little please?もう少し静かにしてもらえますか? 
・Please send us an email .メールをください。
 →Could you send us an email?メールをいただくことは出来ますでしょうか?
・Please send me a reply. お返事をください。
 →Would you send me a reply?お返事をいただけますでしょうか?

いかがでしょうか?pleaseだけよりずっと丁寧なニュアンスになりますね!

「Could you~?」と「Would you~?」の使い分けは?

Could you~?:~することは可能でいらっしゃいますか?
Would you~?”:~する意志はおありでしょうか?

「Could you~?(可能かどうか)」と「Would you~?(意志があるか)」とニュアンスの違いがありますが、いずれも「~していただけませんか?」と丁寧にお願い・依頼する表現です。

Could we have a meeting?
 ミーティングをお願い出来ますか?
Could you check out the attachment?
 添付をご確認いただけますか?
Could you send me a product sample?
 貴社の製品サンプルを送っていただけませんか?
Could you come by later?
 後で来ていただけますか?
Would you look over my report ?
 私のレポートに目を通していただけますでしょうか?
Would you show me how to use this?
 この使い方を教えていただけますか?
Would you do me a favor?
 お願いがあるのですが?

POINT

canは「可能」、willは「意志」の意味を持つ助動詞です。
canの過去形=could、willの過去形=wouldと助動詞の過去形を使っていますが、このcouldとwouldは過去のことを表しているのではなく、仮定法の形として使われています。仮定法にすることで、丁寧なニュアンスを生み出すのです!

Kai
このことを意識して上記の例文を見ると使い分けが理解出来ると思います。
より丁寧で上司や目上の人などにも使える表現は「Would you~?」の方ですが、日本語でもあまりに丁寧な口調で話すとトゥーマッチで相手に不思議に思われてしまうこともありますので、その場の雰囲気や人間関係で使い分けましょう!

メールやビジネスで丁寧にお願い・依頼するときに便利な英語表現は?

It would be great if you could~

命令調でなくifを使用しているので「~していただけると幸いです」「~していただけると助かります」という気持ちが伝わる柔らかい表現です。

I would be great if you could attend the meeting.
 会議に出席していただけるととても助かります
It would be great if we could get the document in PDF format.
 その書類をPDF形式でいただけると幸いです
It would be great if we could meet again.
 またお会いできると嬉しいです

I would appreciate it if you~

It would be great if you could~と似た表現ですが、I would appreciateは主語がI/We(私/私達)なので、「~していただけると私/私達が助けられます/私/私達が嬉しいです」と気持ちが伝わってきます。

I would appreciate it if you could call me when you have a time.
 お手すきの際にお電話をいただけますと幸いです。
I would appreciate it if you didn’t smoke.
 タバコを吸わないでくださると嬉しいです。
We would appreciate it if you would consider our proposal.
 弊社の提案をご検討いただければ幸いです。

日本語同様、英語でもお願いする際の言葉遣いひとつで相手が受け取る印象はガラッと変わります!!

ぜひ会議やメール、上司への依頼などの場面で今回学んだ表現を活用してくださいね!!

また、こちらの記事もあなたの英語力UPに役立つので、あわせてご覧ください。

===Kai===

b わたしの英会話が運営する恋と仕事に効く英語執筆チームです。スクールで勤務するカウンセラー、外国人講師、そして、その他スタッフがお客様サポートを通じて「あ、このフレーズ使える!」「これって英語でなんていうんだろう?」と疑問に思ったことを記事を通じて解説しています。


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