●o。.○o「私、今この色です!」色を使ったイディオム o○.。o●
こんにちは、Lilyです。
さて、突然ですが皆さん、これどういう意味かわかりますか?
『I saw red』
直訳すると:”赤を見た”ですよね?
実はコレ「カっとなった」っていう表現なんです。
(なんか犯行動機みたいですね…;)
言われてみれば「赤い色→怒る→カっとなる」と連想できなくもないですが、、
私達が日常的に日本語で使っている感情の表現、英語に直すと”色”が使われていることが多いんですよ!
少し前にも設問形式で”色”に関する慣用句のエントリーがありましたが、
スクールでお客様に、「その遣い方になった由来や、どんな場面で使っていいのかについても知りたいです!」
と、ご質問がありましたので、
今回は”色”ごとの項目に分けて、慣用句と例文で整理してみました。
それでは、少し紹介していきますね◎
【-赤の巻-】
◎激しいことや、マイナスのことを意味することが多い◎
<paint the town red/大騒ぎをする>
→街を赤く塗っちまうゼ!っていうことから、
周りを気にせず大騒ぎをして盛り上がることをいうんですね♪
例文:We painted the town red at Roppongi all night long!
ボクら昨日は六本木で夜通しドンチャン騒ぎをしたんだ!
<in the red/赤字になる>
→これは日本語と同じですね、、
赤字を出したときは”in the red”、逆に黒字のときは”in the black”
ちなみに、団体(企業)で使うときは”赤字”という意味ですが、
個人で使うときは”個人負債がある”の意味で使うことができます。
例文:Our company ended deep in the red this month.
今月うちの会社は大赤字で終わった。
例文:I am in the red.
私は借金がありますよ。
【-青の巻-】
◎調子が悪いことの象徴でもあるのが青◎
<feel blue/鬱々とした気分>
→日本語でも若干死語と化していますが”ブルーな気持ち”
単純に”青く感じる”って表現すれば良いんですね!
例文:I feel blue because I get dumped by my girlfriend
彼女に振られて、本気で気が滅入っているんだ。
<once in a blue moon/極稀なこと>
→直訳すると”一回の青い月”。
由来は色色あるようですが、ひと月のうち二回目の満月のことを意味し、
なかなか見ることができない貴重な様子からだそうです。
ちょっとロマンティックですよね♥
でも会話では、状況を気にせず使えるようです。
例文:What I have hair cut once in a blue moon. I will by myself.
ボクが髪を切りにいくことは滅多にないな。自分で切るからね。
<blue joke, blue comedy, blue film/卑猥な冗談、卑猥なコメディ、卑猥な映画>
→これは意外ですが、英語で青は”卑猥な”と表す色でもあります。
日本だと”ピンク”を使うところを、青で表現するから、
若干スマートに聞こえますよねー(笑)
<blue Monday/憂鬱な月曜日>
→お馴染み、ブルーマンデー!
サザエさん症候群、ガキの使い見たら明日は仕事って人多いはず。
【-白の巻-】
◎誠実な象徴として、また高貴なものの意味が強い白◎
<white elephant/無用の産物・厄介なもの>
→前にもAndreaからこの表現を聞いたことをキッカケにSakityさんが書いていましたね!
一瞬??って感じなのがこの”白い像”。
由来はもともと昔のタイで貴重とされたアルビノの白い像は、
皇室に献上する決まりがあったそう。
だけど、飼育には莫大なお金が掛かって持て余してしまうところから、
厄介な長物と思われていたようです。
例文:My dad has two cars and a motor bike. Mum says the running cost is white elephant!
うちの親父は二台の車とバイクを持っている。維持費嵩んで厄介だ!と母ちゃんが。
<show the white feather/弱音を吐く>
→何となくストーリーと意味が分かってしまうのが英語の面白いところ。
白旗を振るっていうニュアンスに近いのかな?白い羽根を見せる。
弱音をはくことは誰かに自分の白い羽根(繊細な部分)を見せるってこと。
Jacquelynに聞いたところ、鳥というのは外側はしっかりと色の濃い羽根を持つけど、
内臓に向かう内側に行くにつれて色のない白い真綿の様な羽根になるので、
それを敵に見せることは滅多にないことからこの表現になったのではと言っていました。
なるほどーー!
例文:Finally, she showed her white feather, she’s struggling to raise her child by herself.
とうとう彼女は弱音を吐いた。彼女は母子家庭で子供を育て苦労している。
<white lie/形式のお世辞・罪のないウソ>
→白は万国共通で”潔白”な色であることは確か。
「ウソが白い」ということは誰も傷つかないウソというこでしょう。
例文:She told me a white lie, she never want me disappointed.
彼女は優しいウソをついてくれた。ボクをガッカリさせたくなかったからだ。
【-黄の巻-】
◎臆病を揶揄する色が黄、英語の意味の黄色は結構残念なことが多い◎
<show a yellow/小心な部分を晒す>
→チキンハートを見せることを黄を使って言います。
あなたは誰にshow a yellowですか?!
<yellow dog/くだらない人間・臆病者>
→黄色が卑下的に使われることにも増して、犬というのは「飼われるもの」「繋がれているもの」
のように、自由が利かない暗喩として使われることの多い動物です。
ここの場合、人間にも満たないことを意味して使っているんですが、
かなり酷いですよね、いや、結構酷い言い方!
例文:He is completely yellow dog. He hasn’t tell a truth what he’s broken a baccarat glass.
彼は決定的に臆病者。まだバカラのグラスを壊した事実を言えてないのだ。
【-黒の巻-】
◎怪しいものを表すとき、言い換えることが多い黒◎
<black out/意識を失う>
→突然目眩がして、、、気が付いたら病院、、、!ていうパターンの時、
この表現を使います。
ちなみに反対の色の”white out”は誤字を修正するの意味。
bのレッスンパートナーたちはよくコンシェルジュデスクへ来て
「Can I borrow a white out?(修正テープ貸してくんない?)」
例文:I was totally black out then.
あのとき完全に意識を失っていた。
<paint someone black/人のことを悪く言う>
→色との組み合わせでまた出てきました”paint”
ここでは「誰かを黒く塗る」を人の悪口を言うと表現します。
例文:If you paint my brother black, I won’t take it!
もしキミがボクの弟の悪口を言ったら、許さないから!
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色を使って話す慣用句は日本にも多くありますが、
意外と英語の慣用句と共通することが多いですね!
使い方を間違えると度々差別用語としても使われたり、
幸せな場面にオシャレに使われたり。
結構、色を使って会話をすると、
「あ、この人、英語のこと良く知ってるな~」
って感心されると思いますよ!
ぜひ、みなさんもスマートに使ってみてくださいね!
Lily
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