ライアン・ビンガム : ジョージ・クルーニー
アレックス・ゴーラン : ヴェラ・ファーミガ
ナタリー・キーナー : アナ・ケンドリック
監督・脚本・製作:ジェイソン・ライトマン
◆ Story of “Up in the Air”◆
ライアン・ビンガム“リストラ宣告人”年間322日も出張で飛び回り、企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロフェッショナル。肉親とも距離を置き、結婚にも興味を持たないのが彼の主義。
しがらみという煩わしい人生の“荷物”を背負うことなく、1,000万マイルを達成することが彼の夢。
しかし、“心のマイル”は限りなくゼロに近かった・・・
いつも人に囲まれながら、実は人とつながっていないライアンにとって、マイレージは本当の人生から逃避している距離を意味していた。
彼は全米中を旅しながら二度と会うことのない相手に人生のやり直しを宣告。次々と出てくる言葉は、あくまでもリストラによるトラブルを回避するためのテクニックにしか過ぎない。
そんなライアンに予期せぬ出会いが訪れる。
一人目は彼と同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンのアレックス。
二人目は会社から大きな期待を寄せられた典型的な現代っ子の女性新入社員、ナタリー。
さらに、これまで避けてきた家族との“つながり”を試される大問題が発生。
そこには人生で初めて“今までの自分”と“これからの自分”の距離を感じ始めるライアンがいた。
「バックパックに入らない荷物は一切背負わない」
人を“きる”職業の敏腕リストラ宣告人が、人と“つながる”ことに気づいたとき・・・
◆ One point English from “Up in the Air”◆
◎It’s simple a life choice.
(選択肢のひとつだ)
生き方を否定されたライアンの言葉です。
考えに信念を持っているライアンですが、「選択肢のひとつに過ぎない」ともとれますよね。
人との出会いで人生が変わっていく・・・皆さんも経験があるのでは??
ちなみに・・・原題の“Up in the Air”を直訳すると、
①上空に ②未定で、漠然とした ③有頂天になって
という意味になります。
日本題とは全く違うタイトルですよね。
映画を観るまでは日本題がピッタリだと思いましたが、観た後には
“Up in the Air”
・・・なるほど!と思えた映画です。
Rico