1996年にアメリカで製作された映画でシェークスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」を舞台や設定を現代風にして描かれています。
時代設定が、中世のヨーロッパではなく現代のブラジルに、そして、両家の争いはマフィア同士の抗争に置き換えられています。
ですが、セリフは400年前に書かれた原作に忠実に再現されており、最初は少し違和感がありますが、見ていくうちにそれも気にならなくなってきます!!!
俳優たちはアメリカ英語の発音ではっきりと話しているので、聞き取るのはさほど難しくありません。若き日のディカプリオが好演してますので、ファンは絶対にみておかなきゃ!という映画です。
現代風でおしゃれになった作品を楽しみながら、古典英語に触れることができる面白い作品です。
◆Story of “Romeo + Juliet” - 『ロミオ+ジュリエット』のストーリー◆
舞台はヴェローナ・ビーチ(架空の都市)。二大名門として知られるモンタギュー家と
キャピュレット家は、家長はもとより下男にいたるまで仇敵視しあう仲で
血で血を洗う争いが絶えない状態が続いていました。
モンタギューの一人息子ロミオは、ロザラインへの片思いに苦しみ塞ぎこんでいました。
気晴らしにと、友人たちとキャピュレット家のパーティに忍び込んだロミオは、
キャピュレットの一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちます。
そして二人は修道僧ロレンスの元で秘かに結婚します。
ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つことを期待していました。
しかし結婚の直後、ロミオは街頭での争いに巻き込まれ、
親友・マキューシオを殺された仕返しにキャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまい、ロミオはヴェローナ・ビーチから追放の罪に処されます。
一方、キャピュレットは悲しみにくれるジュリエットに大公の親戚のパリスと結婚することを命じられるのです。
ジュリエットに助けを求められたロレンスは、彼女をロミオに添わせるべく、
仮死の毒を使った計略を立てる。しかしこの計画は追放されていたロミオにうまく伝わらず、ジュリエットが死んだと思ったロミオは教会の仮死状態のジュリエットの前で毒を飲んでしまいます。
その直後に仮死状態から目覚めたジュリエットもロミオがもっていた銃で後を追うのです。
*ロミオとジュリエットを語るとき、誰もが知っているシーンがあります。
◆ One Point English “Romeo + Juliet”◆ - 『ロミオ+ジュリエット』ワンポイント英会話◆
Romeo, O Romeo! wherefore art thou Romeo?
(ロミオ、オーロミオ!貴方はなぜロミオなの?)
Deny thy father and refuse thy name;
(その名をお捨てになって)
Or, if thou wilt not, be but sworn my love,
And I’ll no longer be a Capulet.
(できぬなら、私がキャピュレットをすてます。)
‘Tis but thy name that is my enemy;
(敵なのはそのお名前だけ)
Thou art thyself, though not a Montague.
(名前などになんの意味があるの?)
What’s Montague?
(モンタギューって何?)
It is not hand, not foot, not arm, not face,
(手でもない、足でもない、腕でもない、顔でもない。)
nor any other part belonging to a man.
(人の体のどの部分でもありません。)
O be some other name!
(どうか、別のお名前に!)
What’s in a name?
(名前っていったい何?)
That which we call a rose by any other word would smell as sweet.
(バラが別の名前でもその香りには変わらない。)
Retain that dear perfection which he owes without that title.
(ロミオというお名前を捨てても、あの完璧なお姿に変わりはないはず。)
Romeo, doff thy name, and for thy name, which is no part of thee,
Take all myself.
(ロミオ、そのお名前をお捨てに!そして私を受け入れて!)
よく耳にするそのジュリエットの美しいセリフをPICK UPしてみました。
セリフを暗唱してみるのもいいかもしれません。
Nokota