ケイト・ハドソン、ガエル・ガルシア・ベルナル主演。
突然ガンを宣告されたキャリアウーマンが、残された時間に苦悩しながら自身の人生を見つめ直す姿を描いたラブストーリー。
◆ Story of “A Little Bit of Heaven” – 映画『私だけのハッピー・エンディング』のストーリー◆
恋に仕事に順調な日々を過ごす30歳のキャリアウーマン、マーリー(ケイト・ハドソン)は、ある日突然ガンを宣告される。
友人や両親の前ではいつも通りの笑顔で明るく振舞っていたが、刻々と進行していく病状に動揺を隠すことができない。
死の予感におびえる中、主治医のジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)との出会いが彼女の心を癒やしていく。
何も起こっていないかのようにいつもの笑顔で元気に過ごそうとするマーリーだったが、友達はハレモノに触るようにマーリーに接し、母・ヴェバリー(キャシー・ベイツ)はただ悲しみオドオドするばかり。父は離れて暮らしていたために、 どう接していいかも分からない。
周りの気遣いにマーリーはイライラしてしまい、八つ当たりする日々。友達とも険悪になり、両親との溝も深まっていく・・・。
だがそんなマーリーを静かに受け止めてくれるジュリアンの存在がいつしか彼女の心を 溶かし始めていた。
明るく振舞い、自分の気持ちを隠していたが、本当は本気になって向き合って、傷つくのが怖かったのだ。
ジュリアンが側にいてくれるおかげで友人や両親、愛する人に心を開き、素直になる大切さを知っていくマーリー。しかしその喜びに気付いた時、彼女に残された時間はあとわずかだった・・・。
◆ One Point English from “A Little Bit of Heaven” – 映画『私だけのハッピー・エンディング』のワンポイント英会話◆
Marley: Do you mind if I ask you a personal question?
(個人的なこと聞いてもいい?)
Julian: No.
(どうぞ)
マーリーとジュリアンが初めて二人で出かけたときの二人の会話です。
Do you mind=あなたは気にしますか?
相手に許可を求めるときの表現ですね!
答えが
Yes=はい、気にします。
No=いいえ、気にしません。
となるのです!
この表現はうっかり答えを逆に言ってしまいやすいので要注意です。
この質問の仕方はとっても丁寧な表現なので、
その要望にはできる限り応える努力をするべきのようですが、
それでもどうしてもお断りする場合は、
「Yes」と答えてしまうとかなりぶっきらぼうに聞こえるかと思うので、
そんなときは、状況にもよりますが、
Sorry, I'd rather you didn’t.
(すみません、出来ればしないでいただきたいのですが)
とお答えするのが良いかも?
覚えておくと便利な表現ですよ!
「余命6ヶ月」と重いテーマではありますが、テンポよく物語が進んでいくので、
観やすい映画だと思います。
マーリーのように、明るく振舞っているのは傷つくのが怖いから・・・。
そんな思いを抱えている人も多いのでは?!
物語が進んでいく中で、自分の周りの人たちがどれだけ自分を大切に思っていたかを感じ、
それぞれの表現の仕方でその思いを伝えあっていく姿には、心をうたれます。
観終わったあと、なんだか温かい気持ちになれる、そんな映画です。
Marimekko