Noun Clauses
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day4では、名詞節を紹介します。名詞は、主語や目的語や補語、前置詞の目的語の役割を担う「ことば」でしたね。本日扱う名詞節も、[接続詞+主語+動詞…]の「カタマリ」そのものが、名詞同様の役割を担います。
このように、接続詞+主語+動詞…のカタマリは、どのように英文の中で配置されるかによって、それが名詞として扱われるのか(名詞節)、副詞として扱われるのか(副詞節)が決まります。
以下の例文では、すべて名詞節が動詞の目的語に配置されています。接続詞の意味を確認しつつ、英文を左から順番に読み進めてみて、主語+動詞に続いて「何を?」とツッコミながら読んでいけば、自ずから名詞節が続くことがイメージできるでしょう。
訳してみると、「~(という)こと」と節全体を名詞のカタマリとして訳せたら名詞節です。
[that節] 例1:I think that she forgot calling him.(私は思う→何を?→彼女が彼に電話するのを忘れたことを。→ 彼女は、彼に電話をするの(すること)を忘れたと思う。) [what節] 例2:I couldn’t understand what she said.
(私は理解できなかった→何を?→彼女が言ったことを。→ 私は彼女が言ったことを理解できなかった。) [wh-間接疑問文] 例3:Do you know who that girl is?
(知っているかい?→何を?→あの少女が誰かってことを。→あなたは、あの少女が誰かということを知っていますか。)
例4:I could ask them where the treasure was.
(彼らに聞くことができたよ→何を→どこに宝物があるのかということを。→彼らに、宝物はどこにあるのか(ということ)を聞くことができた。)
例5:You can decide whether you’re going or not.
(あなたが決めることができるよ→何を→行くか行かないかということを。→あなたは行くか行かないか(ということ)を決めることができる。)
例6:I don’t know where the bus goes.
(分からないよ→何を?→どこにバスが行くのかということを→私は、バスがどこに行くのか(ということ)を知らないんだ。)
(私は分からないなぁ→何を?彼女が彼を好きかどうかということを。→私は彼女が彼を好きかどうか(ということ)を分からない)