WILL HAVE DONE and WON’T HAVE DONE
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day16では、will+完了形を伴った未来の表現を紹介します。Day12でも触れたように、完了形のhave+過去分詞は、ある時点に立った上で、それ以前から何かが迫ってくる感覚を持っていました。この感覚に助動詞willを伴うと、未来のある時点までには「~してしまっているだろう」と言いあらわすことができるのです。もちろん、現在完了と同じように「継続、経験、完了、結果」を意味する未来の表現を作り出すことができます。willをhave+過去分詞の前に置くだけです。
未来のある時点をはっきりさせるために、それを意味する語句を伴うことが多く、例えば「by」を使ってby the time~「~の時まで」やby 25th「25日まで」等置きます。
by ~(~までには)、by the time~…(~するまでには)
if ~(…もし~ならば)
(来月でここに20年住んでいることになる。) [経験] 例2:If you go to TDL again, you will have been there 100 times.
(もしまたTDLに行ったら、君は100回行ったことになる。) [完了] 例3:By the time I come home, my mother will have cooked dinner.
(私が帰るまでにはお母さんが夕食を作り終えているだろう。) [結果] 例4:If you play games, you will have failed the exam.
(もしゲームをしたら、君は試験に落ちるだろう。)
なお、「もうずーっと~している」と、動作が連続していることを表現したい場合、現在完了形が進行形と合わさった現在完了進行形を用いることは、PJ3のDay16で学びました。では、それが未来のある時点まで「ずーっと~している」と言いたい場合はどうでしょう?これもwillを使えば大丈夫。「will+have+been+動詞のing」であらわすことができます。ただし、口語ではあまり使いません。
例5:You will have been playing the piano for twenty years by the time you graduate from university. (あなたは大学を卒業するまでに、20年間ピアノを弾いていることになるでしょう。)
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