COULD YOU, WOULD YOU, CAN YOU, WOULD YOU MIND
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day4では、依頼文の作り方を説明します。can you~?、will you~?、could you~?、,would you~?、 can you~?、 would you mind~?などの微妙なニュアンスの違いを学びます。
■ can you?とwill you?
Will you~? には「断らないだろう」という前提があります(willは名詞で”意志”という意味があります)。ですので、見ず知らずの他人に使うのは少し失礼。逆に、友達同士や家族間などで使うのがいいですね。
A: Will you pass me the salt? (塩を取ってくれない?)
B: Sure. (いいよ)
Can you~?は「相手が断るかもしれない」という前提が含まれています。
A: Can you pass me the salt? (塩を取ってくれませんか?)
B: Certainly. (かしこまりました。)
■ could you?とwould you?
would you~? と could you~? はwill you~?とcan you~?の丁寧な依頼の表現です。過去形の助動詞が使われることによって丁寧になるのです。その理由は、過去形の持つ「遠い感じ」がする「距離感」です。日本語でも丁寧な言い回しには「距離感」を感じます(逆に「タメ口」をきかれると「距離感」が感じられず失礼だなと思いますね。)。なお、would you~?には、will you~?と同じく「断らないだろう」という前提があります。
A: Would you take me to the station?(駅まで連れて行ってもらえませんか?)
B: No problem.(構わないよ。)
could you~?は、can you~? の丁寧な言い方です。Can you~? と同じく「相手が断るかもしれない」という前提が含まれています。
A: Could you help me with my homework?(宿題を手伝って頂けませんか?)
B: I’m sorry I can’t.(ごめんなさい、できません。)
■ Do(Would) you mind ~ing …? (「~してもらえ(頂け)ますか。」)
元々は「~を気にしますか」という意味を持って聞かれるわけですから、「気にする」ならyes(すなわち「いいえ、できません」)、「気にしない」ならno(すなわち「はい、できます」)となります。
Would you mind calling me at 9PM? (9時に電話を頂けますか。)
⇒ Of course not.(わかりました。)=(I don’t mindなので分かりました)
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