Present Perfect Progressive
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day16では、現在完了進行形です。
現在完了進行形は、名前の通り現在完了形と進行形がくっついた形です。
現在完了進行形の形は「have(has)+ been + 動詞のing形」で「~し続けている」という意味です。意味としては、一見、PJ2のDay14で学んだ「継続」の現在完了形の意味と似ているように思えますが、使われ方は異なります。
【復習コーナー】
PJ2 – Day 7: 現在完了形(already / yet)
PJ2 – Day 8: 現在完了形(ever / never)
PJ2 – Day 14: 現在完了形(since / for)
現在完了形は、過去から現在へ「迫ってくる感覚」を持っており、まさに「継続」にピッタリです。この「継続」にピッタリな動詞は、それ自体継続的な意味を持っている「状態動詞」と呼ばれるものになります。「状態動詞」とは、その状態をすぐに変えることができない動詞で、「live, know, believe」等があります。「状態」をあらわすわけですから、原則として進行形にはできません。
一方、現在完了進行形は、現在完了形に「生き生きとした感覚」「まだ動作が終わっていない感覚」を持った進行形が合わさって「ある動作が過去から現在までずっと続いている感覚」を示します。進行形に使える動詞で、「play, run, study」等があります。
ポイントは、状態が継続していることを言いたい場合は現在完了形を、動作が連続していることを言いたい場合は現在完了進行形を使えばいいのです。
なお、現在完了形においても動作動詞を使ったり、現在完了進行形においても状態動詞を使うこともできます。例えば、上記の1目の例文を「もうずーっと住んでいるんだ」という気持ちを表したいのならば、こんな風に言い換えることもできます。
I have lived in Japan for 10 years. 私は日本に10年住んでいます(現在完了)
例:I have been living in Japan for ten years.
また、「去年から(日常的に)英語を勉強している:という気持ちを表したいなら、
例2:I have studied English since last year.
といった感じです。要するに、現在完了形や現在完了進行形の「カタチ」に込められた「気持ち」を理解することが大切というわけですね。
例1:I have been reading the book since this morning. 私は今朝から本を読んでます(現在完了進行形)
※現在完了進行形には経験や完了の意味はなく、継続「~し続けている」の意味しかありません。キーワードも現在完了形の継続と同じforとsinceです。
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