USED TO and DIDN’T USE TO
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day19では、過去の習慣・状態をあらわすused to (didn’t use to)を紹介します。
Day18で学んだmightと同様に助動詞の後ろは動詞の原形なので、be動詞はisではなく原形のbeを用います。
助動詞used toには、以下2つの意味があります。
・過去の習慣:「(以前)よく~したものだ」
・過去の状態:「(以前)~だった」
She used to be kind.「彼女は、以前親切でした。」
この文は、以前親切だった(けど今は親切ではないかもしれない)という過去の状態を表します。
もし、単純過去でしたらどうでしょう?
例1:She was kind.(彼女は親切でした)。
こちらでは、単純に過去の事実として彼女が親切だったということで、今も親切かもしれません。すなわち、used to~は、単純な過去の文と比較して、現在との対比が強く意識された表現となっています。
次に、過去の習慣のused toを用いた以下の文をみてみましょう。
例2:He used to go fishing.(彼は、(以前)よく釣りに行ったものだ。」
否定文は、used toのusedの部分が一般動詞の過去形なので、一般動詞の否定文と同じようにdidn’tをusedの前に置き、usedを原形のuseに直し、「(以前)あまり~しなかった(習慣)」「(以前は)~でなかった(状態)」となります。同様に疑問文の場合は、usedを一般動詞の過去形と考え、Didを主語の前に置き ます。ただし、否定文、疑問文ともに、used toについては現在形useに戻さず、didn’t used toやDid he used toのようにusedのまま使うこともあります。
最後に、似ていますがbe used to ~ingで「…~に慣れている」という意味があります。この場合、注意スべき点は、toの後ろが動詞の原形ではなく、動詞のing形をとっているということです。もっとも、口語表現では動詞の原形を使うこともあります。
例3:He is used to play golf. (彼はゴルフに慣れている。)
例4:He used to play golf.(彼は以前ゴルフをしたものだ。(口語表現))
さて、これでPhoto Journal2も終了となります!
ちょうど、ここまでで中学英語はほぼ制覇した感じです。ここまでに学んだ文法や単語を実際に会話に落としこむことができるまで練習すれば、十分に海外旅行で通じるレベルにはなっています。もう、英会話初級者だなんて言われないレベルです。
さぁ、次はPhoto Journal3に入ります。
でもご安心ください。まだまだ、学生時代の知識で十分に対応できる内容です。
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