WANT, WANT TO, WANT YOU TO
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day13では、want you to~を紹介します。これと似た表現としては、would like to~(PJ1 – Day4)やwant to~(PJ1 – Day19)を学んできましたが、want you to~という形は、「youに~して欲しい」という意味になります。
まず、want to~の考え方を学びましょう。
例1:I want a new car. (私は新しい車が欲しい。)
例2:I want to buy a new car. (私は新しい車を買いたい。)
2つめの例文の「to+動詞の原形」は、いわゆる「不定詞」です。
不定詞には、
①名詞的用法(~すること)
②形容詞的用法(~するための)
③副詞的用法(~するために/~して)
という3つの用いられ方があります。
詳しくはPJ4のDay17で学びます。
どのように用いられるかは、例文のどこに配置されるかによって決まります。すなわち、例文のto buy a new carは、want「~を欲しい」という動詞の後ろに置かれて「~」にあたる箇所を「新しい車を買うこと」で埋めているので、名詞的用法として考えられるというわけです(ここでは、want to~を「~したい」と覚えてしまえばいいでしょう)。
したがって、同じto buy a new carでも、I went to the shop to buy a new car.となれば、「私はお店に行った→(何のためかといえば・・・)→新しい車を買うために」」となるので、副詞用法として考えればいいということになります。
今回のポイントは、人に・・・して欲しい、というwant+toの使い方。基本形は下記のようになります。
want+目的語(人)+不定詞・・・「目的語(人)に~して欲しい」
また、似た形で、「would like+目的語(人)+不定詞」という使い方もあります。
例3:I want a new car. (私は新しい車が欲しい。)
例4:I want to buy a new car. (私は新しい車を買いたい。)
例5:I want you to buy a new car.
(私はあなたに新しい車を買って欲しい。)
不定詞を使う2つ目と3つ目の例文はwantを例would likeに置き換えることもできます。
例6:I would like to buy a new car.
例7:I would like you to buy a new car.
また疑問文にする場合はwould likeを使った場合は可能です。
例8:Would you like me to buy a new a car?
(あなたは私に新しい車を買って欲しい?)
うーむ!難しいと思うかもしれません。
じっくり読みながら理解してから、レッスンを受けるようにしましょう!
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