Simple Past Tense: WAS + Adjectives
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day 11は、be動詞(過去形)と主語の内容を説明する箇所が形容詞となるケースを紹介します。
おさらいとなりますが、形容詞は名詞の前に置かれてその名詞の意味を「限定」したり、名詞を主語としてbe動詞を挟み込んでその名詞の意味を「説明」する際に用いられます。また、その名詞の後ろに直接置かれてその名詞の意味を「説明」することもあります。Day11では、単純過去+形容詞、という形になっていますが、時制が現在形、過去形、現在完了形になっても、原則は同じです。(単純過去の解説はPJ1 Day18にあります)
例えば、This is a beautiful flower.のbeautifulという形容詞はflowerという名詞の前に置かれることによって、色んな鼻がある中でも「美しい花」なのだと、意味を「限定」していることが分かります。この分の意味は、「これは美しい花だ。」ですね。
一方、This flower is beautiful.では、this flowerがどんな花なのかをbe動詞を挟んでbeautifulだと「説明」していることが分かります。この分の意味は、「この花は美しい。」ですね。
なお、名詞の後ろに形容詞が直接置かれて、その名詞の意味を「説明」する場合はそれほど多くありません。例えば、I want something cold.のcoldという形容詞は、somethingがどんな何なのかを「説明」していることになります。もっとも、cold somethingとは言いません。というのも、somethingのsomeは「ぼんやりした」イメージでしたよね。ぼんやりしているものの意味を前から「限定」することなんてできません。「ぼんやり」しているからこそ、あとで「冷たい」と付け加えて「説明」しているのです。
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