PJ2 – Day 7: Present Perfect with ALREADY and YET
Day 7・Day8・Day14では、現在完了形を紹介します。学生時代、英語を学ぶ際に苦労した文法の一つがこの現在完了形。まずは、現在形と現在完了形の違いを考えてみましょう。
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
例1:My Friend lives in Okinawa.
例2:My friend has lived in Okinawa.
例1は現在形、例2は現在完了形。どちらも「現在」であることは確かですが、この違いを日本語で表すのは難しいですね。それでも、この違いを感じ取りましょう。
例1からは「現在住んでいる」という状態で言葉から安定感を感じ取ってください。昨日今日で大きな違いがあるようには思えません。「私の友人は沖縄に住んでいる」といった感じです。一方、例2も「現在住んでいる」ことに変わりありませんが、それがいつから住んでいるのか、「過去から何かが迫ってくる感覚」を感じ取ることができます。
lived in Okinawaという事実の積み重ねを今、haveしている、というイメージです。従って、「私の友人は沖縄に住んでいたし、今も住んでいる」という感じです。ただ、これだと「だったらいつから住んでいたの?」と思いますよね。
ですので、実際に現在完了形が使われる場面では、この「迫ってくる感覚」を補うべく、since(~から)といった語句を伴うことが多いのです。
例2:My friend has lived in Okinawa since last year. (私の友人は去年から沖縄に住んでいる<もちろん今も住んでいる>。)
これは過去形との違いに置いても同じ事が言えます。例えば、
例3: I lost my key.(私は鍵をなくした。)
例4: I have lost my key.(私は鍵をなくしてしまった<今もない>)
例3は過去の事実を述べており、その事実が大きく変わるようなことは感じられません。一方、例4からは鍵をなくしたという事態が現在にまで迫っていて、だからこそ「今もない」となるわけです。
★ 現在完了形の作り方(基本形)
have + 過去分詞(主に動詞-ed)
現在完了形には「継続」「完了・結果」「経験」の3種類があと学生時代に学びますよね。ここでのイメージのつかみ方は、「過去から現在に迫ってくる感覚」をつかむことです。
現在完了形の文では、そうした感覚をふまえて、それがどのように迫ってくるのかを詳しく説明する語句が補われます。
現在に至るまでの動作の完了(already, yet等)
Day7では、いわゆる「完了・結果」を扱っていますが、これは間近に起こった出来事が「現在にせまってくる感覚」を表しています。そこで、このイメージと相性の良いのがalready(すでに)、just(ちょうど)、yet(もう、まだ)となるわけです。
例5:He has already finished his task.(彼はもう自分の仕事を終えました)
例6:Have you finished your task yet? No, not yet.(「もう仕事は終わりましたか」「いいえ、まだです」)
いかがでしたか?
現在完了形は、初級者レベルでは難易度の高いテーマですがここを押さえることが大事です!
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