Day 2: SOME and ANY with Uncountable Nouns
【はじめに】
このカテゴリでは、b わたしの英会話で使われているPhoto Journalという教材で扱われている英語文法の解説コーナーです。
b わたしの英会話は会話専門の英会話スクールですので、ここでの文法解説は「英単語」や「英語表現」に内在するイメージを直感的に理解する認知文法の考えを参照して作成されています。
従いまして、学生時代のような英語→日本語翻訳のための文法ではなく、「会話」として使えるように直感的理解を優先した解説となっています。もし、より詳細な文法解説を見られたい方は他のページをご参照くださいね。もし、英会話学習を検討されている方はb わたしの英会話のHPへどうぞ。
Day2では「some」と「any」を紹介します。「いくつかの~」という意味で、可算名詞と不可算名詞に関係なく使うことができますが、Day 2では不可算名詞に対して使っています。一般的に、「some」は肯定文に、「any」は否定文と疑問文に対して使われます(例外もあります)。
もう少し、ニュアンスで分かるように説明しましょう。Someは、一般的には「いくつかの~」という意味で捉えられていますが、本質的には、「モノがぼんやりとある」というイメージを持った単語です。「モノがぼんやりとある」ということは、その名詞の質もはっきりとしないということを意味します。ですので、someは可算名詞でも不可算名詞でも、そのどちらにでも使うことができるのです。
anyは一般的には否定文でも疑問文で使われる単語だと捉えられていますが、本質的には「何でもいい」というイメージを持っており、相手に選択の自由を与える意味を持った単語です。例えば、anyone(誰でも)、anything(何でも)、anytime(いつでも)等を思い出すといいでしょう。
ここからanyが否定形で用いられる(not~any)とき、「何でもいいわけじゃない」となり、選択の自由が否定されているのが分かります。また、疑問文で用いられる時は、「何でもいいんだけど、どれがいい?」というニュアンスで、選択の自由を与えている感覚が感じられます。
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