カレンダーで頻繁に目にする「月」を表す英単語。
学生時代は必死に覚えていたけど、ふと考えるとあやふやになって、目にしてはいるけど100%正確に答えられるか?と言われると…といった方も多いと思います。
1日中映画館で過ごしていられる位に映画が大好き!Maffyです。
大学時代はアイルランドへの語学留学を経て、交換留学生と英語を話したい日本人学生の交流のサポートをしておりました。
現在は英会話スクール「b わたしの英会話」でお客さまと一緒に英会話力Brush Upに奮闘中!
また教材開発やネイティブ講師のお世話さま係(笑)も頑張っております♪
今回は基本ですが、意外と漏れがちな「月」を表す英語を略し方や発音など、一覧にして改めて解説いたします。
この記事では
・1月から12月の英語の一覧
・各月の英語の省略形
・各月の英語の発音
・英語の月名の由来
・英語の月と前置詞の関係性が理解できる
などを分かりやすく解説していますので、ご参考ください!
Contents
1月から12月の英語一覧表!スペル・省略形・発音をチェック
まずは1月から12月の英単語・発音記号・省略形を一覧で確認してみましょう!
何気なく普段は書いたり見たりしていますが、月の名称は固有名詞として扱われますので、頭文字は必ず大文字になります。
また、月名の省略表記はフォーマルな文書でもよく見かけます。
基本的には『先頭3文字』が用いられており、省略形は末尾にピリオドを打つことで省略していることを示します。
つまり、5月「May」は元々3文字なのでピリオドは不要です。
また、6月と7月は4文字なので略さない場合も多く、その場合もピリオドは不要です。
ちなみに、9月は「Sep.」「Sept.」と表記としてはどちらも使われますが一般的には「Sept.」の4文字で省略されます。
実は書き方にもアメリカとイギリスでは、
アメリカ式:月日年(month, day, year) (例)February 11th, 2022
イギリス式:日月年(day, month, year) (例)11th February 2022
と上記のように順番が違いますので要注意です。
月日を数字で書く場合もありますが、混乱を防ぐためにも重要な書類などはアルファベットで書いた方が間違いも起こりにくいので正確ですね。
1月から12月の英語の発音まとめ
次に英語の「月」の発音を確認してみましょう。
【1月】
【2月】
【3月】
【4月】
【5月】
【6月】
【7月】
【8月】
【9月】
【10月】
【11月】
【12月】
英語の月名の由来とローマ神話
さて、一覧で確認したところで次は語源を紐解いてみます。
普段は“覚えること”だけに集中しますので、何度も書いたり歌で覚えたり…とそこまで手が届きませんが、語源を知ることで単語そのものに愛着が湧き印象に残りやすくなります。
逆にただ機械的に頭に叩き込むよりもいいかもしれません。
それよりもまずはとにかく覚えたい!という方は、YouTubeで調べると月名を覚えるための歌が沢山出てきますので、そちらで先に定着させてから由来を知るというのも同じく理解が深まりますのでお勧めです。
さて、英語の各月の名称は古代ローマで用いられていた月の名前に由来します。
古代ローマの神々の名前や「~番目の月」を意味する語彙などが語源です。
1月:January
ローマ神話の神Janus(ヤヌス)が由来です。
頭の前後に顔を持ち、古代ローマでは兵士が戦いへ出陣・帰還する際はヤヌスを祭った門を通る習慣があったことから物事の始まりと終わりを司る神とされています。
1月は1年の始まりでもあるので、この由来は分かりやすいですね。
2月:February
古代ローマ暦は農耕歴だったので畑仕事のない1月と2月は「死の季節」と呼ばれる空白期間にあたり、今でいう「3月」がいわゆる1番目の月でした。
毎年2月に行われていた戦死者の塊と戦争の罪を清める慰霊「Februalia:フェブルアーリア」の主神である神Februus(フェブルス)に由来しているとされています。
3月:March
ローマ神話の軍神Mars(マルス)が由来・語源とされています。
3月は農作業を始める月であるだけでなく、穏やかな気候からローマ軍が進軍に備え始める月としても重視されていました。
軍神マルスを祀る祭儀も多く行われていたようです。
ちなみに、スペルから「火星:Mars」を思い出す方もいらっしゃるかと思いますが、赤い色が戦火と血を連想させるとしてこちらも軍神Mars(マルス)から名付けられています。
4月:April
4月は草木が芽吹き花のつぼみが開く季節から、「開く」という意味のラテン語「Aprilis」を4月の名称として用いていたそうです。
ですが、ギリシャ神話の美の神Aphrodite(アフロディーテ)から名付けられたという別の説もあります。
5月:May
古代ローマでは5月1日に豊穣の女神Maia(マイア)を祀り供物が捧げられました。
現在のヨーロッパにおける五月祭(メーデー)の由来となっており、5月を表すMayの語源ともされています。
6月:June
ローマの女神Juno(ユーノー)が由来とされています。
ギリシャ神話で最も力を持つ全能の神ゼウスの正妻であるJuno(ユーノー)は、当然女性神の中でも最高位に位置するだけでなく、結婚と出産を司る神です。
さて、6月と言えば「June Bride:6月の花嫁」を連想する方が多いのではないでしょうか。
Juno(ユーノー)は6月に結婚すると幸せになれるという言い伝えの由来でもあります。
7月:July
政治家であり軍人でもあるJulius Caesar(ジュリアス・シーザー)が誕生月に自分の名を付けたことが由来とされています。
古代ローマ歴を改め「ユリウス歴」を制定していることでも知られています。
彼の名前自体はラテン語に近い読み方で「ユリウス・カエサル」の方が馴染みのある人が多いかもしれません。
7月はユリウス歴となるまで元々5を意味するラテン語から「Quintilis」と呼ばれ、従来のローマ暦では3月から数えて5番目にあたる月でした。
彼の栄光を称える意味での改称だったとも言われておりますが、自分の名前が月の名前となり今も使われていることに関して彼がどう思っているのかが何だか気になってしまうMaffyです。(笑)
8月:August
初代ローマ皇帝Augustus(アウグストゥス)に由来するとされています。
彼はJulius Caesar(ジュリアス・シーザー)の養子であり、養父にならって誕生月である8月に自分の名前を付けたと言われております。
9月~12月は数字を表すラテン語から
さて、8月までは神々の名前や皇帝などが由来となっておりましたが、9月からはいたってシンプル。
上述の通り古代ローマ歴は3月始まりの農耕歴であったことから、3月から数えて
7番目の月 = 9月:September(セプテンバー)は「7」を表すラテン語「septem」
8番目の月 = 10月:October(オクトーバー)は「8」を表すラテン語「octo」
9番目の月 = 11月:November(ノーヴェンバー)は「9」を表すラテン語「novem」
10番目の月 = 12月:December(ディッセンバー)は「10」を表すラテン語「decem」
が由来とされています。
こちらは覚えやすいかと言われたら逆に混乱してしまいそうですが(笑)
最近だと”オクトーバーフェスト”といった海外の季節特有のイベントが日本でも徐々に取り入れられているので、自然と覚えられることも出来そうですね!
英語で各月の表記方法をご紹介
頭文字は必ず大文字
英語で月の名前を書くときは、最初の文字は大文字にしましょう。例えば、1月は「January」、2月は「February」です。文章の中でも、月名の最初の文字は大文字です。
このルールは人の名前や国名にも当てはまります。例えば、「1月の終わりまでに書類を提出してください」と書くときは
Please hand in the document by the end of January.
となります。「january」と小文字では間違いなので注意しましょう。曜日も同じで、「Sunday」や「Monday」と大文字で書きます。大文字と小文字を間違えないように気をつけてくださいね。
省略形にはピリオドが必要
英語で月を省略するときは、ピリオドを使うのがルールです。1月は「Jan.」、8月は「Aug.」と書きます。
しかし、全ての月にピリオドが必要なわけではありません。「May」はもともと3文字なので、ピリオドはいりません。同じく「June」や「July」も短いので、ピリオドは不要です。
ただし、9月の「September」は「Sept.」のように省略することがあり、このときはピリオドが必要です。英語で省略形を書くときは、このピリオドのルールを覚えておきましょう。
英語で年月日を書く順番は?
英語で年月日を書くとき、アメリカ式とイギリス式があります。
アメリカ式は「月→日→年」。例えば、2023年10月20日は
October 20th, 2023
となります。
イギリス式は「日→月→年」で、同じ日は
20th October 2023
と書きます。
アメリカでは月の後にカンマを使いますが、イギリスでは不要です。カジュアルな書き方では、スラッシュを使って「10/20/2023」や「20/10/2023」のように書きます。
英語で日付を書くときは、日本語と違う順番で、アメリカとイギリスで少し違います。大事なのは、月と日、年の順番を覚えることです。
月の初旬・中旬・下旬は英語でなんと言う?
英語で「月の上旬、中旬、下旬」を表現する際には、「early・mid-・late」という英単語を使用します。例を挙げると、4月の上旬は「early April」となり、中旬は「mid-April」、下旬は「late April」として表現されます。
The event will take place in early December.
そのイベントは12月上旬に開催されます。
These berries are harvested from mid-August to early September.
これらのベリーは8月中旬から9月上旬にかけて収穫される。
Cherry blossoms start to bloom in late March in this area.
この地域では、桜は3月下旬に咲き始めます。
月の初めや終わりに関しては「beginning」や「end」を使用します。
He started his business at the beginning of October.
彼は10月初めに起業した。
The head office will be relocated at the end of May.
5月末に本社を移転する予定です。
これらの表現を覚えることで、英文の中で時期を具体的に伝えることができます。
「○月○日の週」「○月1週目」「○月最終」などは英語で?
「◯月◯日の週」は「the week of」を使用して表現します。
Let’s schedule a meeting the week of June 5th!
6月5日の週にミーティングを設定しましょう!
「◯月1週目」のように月の特定の週を指定したい場合は、「the first week of」のように表現します。
It should be ready to ship out the first week of March.
3月第1週には出荷出来る予定です。
また、「◯月最終週」を指す時には、「the last week of」を使います。
I’m heading back home the last week of December.
12月最終週に実家へ帰る予定です。
さらに、「◯月最終日」を指す際には、「the end of」というフレーズを利用します。
Today is the end of July.
今日は7月最終日です。
英語の月と前置詞の関係性について
さて、月を表す英語を使うにあたって切っても切れない関係なのが「前置詞」です。
ポイントをまとめますと、特定の月に何かをする場合は“in”
I will go to France in March.
私は3月にフランスへ行きます。
「~までに」と期限を表す場合は“by” ”until/till” ”to”
I have to submit my report by the end of October.
10月末迄にレポートを出さなければならない。
「~から」は“from”と“since”
I will be a college student from this April.
今年の4月から大学生になります。
I have started learning the piano since last December.
去年の12月からピアノを習い始めました。
といった使い分けになりますのでこちらも併せて覚えておくと便利ですよ!
あわせて知っておきたい!季節・曜日の英語
ここからは番外編として、あわせて知っておきたい「季節や曜日の英語」を解説します。
ぜひご参考くださいね。
季節を表す英語
季節を表す英語はこちらです。
・四季:four seasons
・春:Spring
・夏:Summer
・秋(主にアメリカ):Fall
・秋(主にイギリス):Autumn
・冬:Winter
「秋」だけアメリカとイギリスで使われる英語が異なりますので、注意しておきましょう。
曜日を表す英語
次に曜日を表す英語を見てみましょう。
・月曜日:Monday
・火曜日:Tuesday
・水曜日:Wednesday
・木曜日:Thursday
・金曜日:Friday
・土曜日:Saturday
・日曜日:Sunday
日付を表す英語
最後に日付を表す英語を見ていきましょう。
ポイントは1日〜3日は「1st, 2nd, 3rd」で、4日以降は数字の後に「th」をつけるだけです。
1日 / First / 1st
2日 / Second / 2nd
3日 / Third / 3rd
4日 / Fourth / 4th
5日 / Fifth / 5th
6日 / Sixth / 6th
7日 / Seventh / 7th
8日 / Eighth / 8th
9日 / Ninth / 9th
10日 / Tenth / 10th
11日 / Eleventh / 11th
12日 / Twelfth / 12th
13日 / Thirteenth / 13th
14日 / Fourteenth / 14th
15日 / Fifteenth / 15th
16日 / Sixteenth / 16th
17日 / Seventeenth / 17th
18日 / Eighteenth / 18th
19日 / Nineteenth / 19th
20日 / Twentieth / 20th
21日 / Twenty-first / 21st
22日 / Twenty-second / 22nd
23日 / Twenty-third / 23rd
24日 / Twenty-fourth / 24th
25日 / Twenty-fifth / 25th
26日 / Twenty-sixth / 26th
27日 / Twenty-seventh / 27th
28日 / Twenty-eighth / 28th
29日 / Twenty-ninth / 29th
30日 / Thirtieth / 30th
31日 / Thirty-first / 31st
まとめ
「月」を表す英語は一見覚えているかと思いきや漏れやすい部分でもあります。
学生時代は単語テストでうっかりスペルミスをしてしまい…等、苦い思い出がある方も多いかもしれませんが、今回は由来や語源も併せてご紹介しましたので定着がより深まってくれるとMaffyとしてはとっても嬉しいです!
最近はカレンダーに書いてあることも多いので、目にした際には声に出して読んだり、自分の誕生日を英語で書いたり、定着するまでにたくさん触れてみてくださいね!
また「もっと英語が上達したい!」という方は、こちらのYouTube動画「【完全ガイド】英語独学 – 大人になってからのムダのない独学用教材!」をご覧になってみてください!