英会話スクールカウンセラーとして働いているPamです。
わたしたちが「やさしい人だね」「環境にやさしいね」「やさしく扱ってね」など日常の色々な場面で使っている“やさしい”ですが、英語ではなんと言うでしょうか?
やさしい=“Kind”で覚えている人も多いのではないでしょうか?
“kind”以外にもたくさんのワードがあるので、今回はネイティブ講師に聞いたよく使う表現をご紹介いたします!
Contents
英語の「優しい」の使い分け!ニュアンスの違い
特に人の行為や性格を表すときに使う「やさしい」は英語ではたくさんの表現があります。
英語の優しいの使い分け1:Kind
まず最初に思い浮かぶ単語だと思います!
“Kind”は「親切な、思いやりのある」という意味で、親切な行為や親切な人という表現でよく使いますね。
Tom:Oh my gosh, I forgot to bring the textbook.
やば!教科書忘れちゃった。
Bob:Let’s share my textbook.
テキスト一緒に見よう。
Tom:Thank you, you are so kind.
ありがとう。やさしいね。
英語の優しいの使い分け2:Nice
“Nice”は「良い」という意味で、人柄がいい=“やさしい”を表現できます。
主に口語で使われます。
Pam:He is so nice.
彼はやさしい(性格がいい)ですね。
英語の優しいの使い分け3:Sweet
女性がよく使う表現です!
Kindと同じく、やさしい、思いやりのあるという意味で使われます。
Pam:I made a cheesecake for your birthday today!
今日お誕生日だから、チーズケーキ作ってきたよ!
Joy:I love it! That’s so sweet of you.
あなたが作るチーズケーキ大好き!ありがとう!
“so sweet”とセットで使うことが多いです。
また、「That’s so sweet of you.」は「Thank you. You are so sweet to do that for me.」とも言い換えることができ「わたしのためにわざわざやってくれてありがとう(やさしい)」という “ありがとう”という意味を含んだ「やさしい」として使うことができます!
英語の優しいの使い分け4:Gentle
わたしたちは「gentleman(紳士)」という意味でよく使いますね。Gentleには優しい、温和な、穏やかな、上品な、などの意味があり、それらのニュアンスをもっています。
同じ“やさしい”でも
Kindを使った場合:He is kind person.(彼はやさしい人=助けてくれるような人)
Gentleを使った場合:He is gentle person.(彼はやさしい人=穏やかな性格をしている人)
このようにニュアンスが異なります。
また、Soft(やわらかい)といニュアンスがあり、「やさしい声」「やさしい色」と使うことができます。
Pam:What is your room like?
あなたの部屋どんな感じ?
Amanda:My room is decorated in gentle colors.
やさしい色でインテリアをまとめているわ。
英語の優しいの使い分け5:Thoughtful
Thoughtfulは(人や行動が)思いやりのある、心のこもった、気が利くという意味があります。
・I like this restaurant, because it provides a thorough and thoughtful service.
心のこもったサービスを完璧に提供してくれるので、わたしはこのレストラン好きです。
・どちらも「思いやりをありがとう」という意味
(カジュアル)How thoughtful of you!
(フォーマル)That’s very thoughtful of you.
英語の優しいの使い分け6:Considerate
動詞の“Consider”は熟慮するという意味があり、Considerateは「よく考えて相手を傷つけないやさしさ」というニュアンスで使うことができます。
少しフォーマルな場面で使います。
Pam:Mark is a very considerate person.
Markってとても思いやりのある人よね。
Amanda:Yes, I hope my son will be like him one day.
そうよね、息子にはそういう人になって欲しいわ。
英語の優しいの使い分け7:Caring
面倒見が良い、思いやりのある、親身な、と言う意味があり、相手のことを思いやるやさしさを表します。
Pam:Tom is very caring.
Tomって本当にやさしいわよね。
Amanda: He has always been this way.
彼は前からそうよね。
性格だけじゃない“やさしい”の英語の使い方!
“やさしい”という言葉は人の性格だけでなく、「環境にやさしい」や簡単というニュアンスで「やさしいテスト」などということがありますよね。
この“やさしい”は上記でご紹介したKindなどを使えません!
英語の優しいの使い分け8:Friendly
~にとってやさしい、親しみやすい、適した、害を与えない
・Eco-friendly:環境にやさしい(リサイクル商品などにも記載されています!)
・environment/environmentally-friendly:環境にやさしい
・ planet-friendly:地球環境にやさしい
・earth-friendly:地球にやさしい
・User-friendly:ユーザーにやさしい
・animal-friendly:動物にやさしい(動物連れで行ける)
・budget-friendly:お財布にやさしい
※Budget:予算、家計、生活費
ネイティブは特に“Eco-friendly”と“User-friendly”をよく使うそうです!
英語の優しいの使い分け9:Easy
“簡単”という意味ですが、“やさしい”に言い換えて使うこともありますよね。
Tom:How was the English test?
英語のテストどうだった?
Mark:It was easy.
やさしかったよ。(簡単だったよ)
This book is easy, so I will try a more difficult one.
この本はやさしすぎたので、もう少し難しいのに挑戦してみようっと。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語にはKindだけではなく“やさしい”と表現できる単語がたくさんありましたね!
性格を表すときはどんな “やさしさ”なのか考えて、ニュアンスを伝えられるといいですね!
今日ご紹介した単語は全てネイティブがよく使う表現なので是非色々使えるようになって、ネイティブに近づきましょう☆彡