こんにちは、「b わたしの英会話」Aprilです。
さて、英語が苦手な方でもリンゴを英語で「Apple」というのは知っていますよね!
では「Apple」を使った英語表現が実はたくさんあることをご存知ですか?
「リンゴを食べると医者いらず」
これは日本人にも馴染みのあることわざですね。
実はリンゴは4,000年以上前から栽培されていたと言われており、世界中には多くの「Apple」を使った慣用句が存在していますので、これからご紹介していきます!
Appleの意味はリンゴだけだと思っていた…。そんな方はぜひこの記事を読んで物知りになってしまいましょう☆
Contents
【前提】りんごは英語で?
まずは、りんごを英語でなんと言うか確認しておきましょう!
ほとんどの人は知っていると思いますが、りんごは英語で「apple」と言います。
また、複数形のりんごは「apples」となります。
apple(りんご)の冠詞について
「apple」は母音から始まっているので、冠詞に注意が必要です。
冠詞の基本を確認しておくと、こちらのようになります。
不定冠詞:「a」「an」
定冠詞:「the」
「apple」は母音から始まっているので、「an apple」となります。
また「the apple」というときの「the」は「ザ」ではなくて「ジ」になりますので、ご注意ください。
▼▼「the apple」の発音はこちら▼▼
「apple(りんご)」を使った様々な英語表現をご紹介
「リンゴ」に関する日本語はいくつかありますね。英語ではなんというのか見ていきましょう☆
「apple(りんご)」を使った英単語
・青リンゴ 「green apple」
海外ではよく見かける黄色っぽいリンゴもgreen appleです。
・リンゴ酢 「apple vinegar」
・リンゴ飴 「candy apple」
飴ではなくチョコでコーティングされていれば、chocolate appleになります。
・毒リンゴ 「poison apple」
童話“白雪姫”に出てきますね!
・焼きリンゴ 「baked apple」
・アップルパイ 「apple pie」
パン屋さんに売っているような三角形をしたものは「apple turnover(アップル ターンオーバー)」とも呼びます。
・リンゴ病 「Fifth disease」
頬が赤くなることから日本ではリンゴ病と呼びますが、英語ではAppleを使いません。5番目に発見された皮膚病でFifth diseaseと呼ぶそうです。
「apple(りんご)」を使ったことわざ・英語慣用句
・一日一個のリンゴで医者いらず
「An apple a day keeps the doctor away.」
りんごは非常に栄養価が高く、また日持ちのする果物です。
古くから優れた食材として親しまれてきた証ですね。
日本でも体調が悪い時にすりおろしリンゴを食べたり、健康のイメージがありますね。
・リンゴは木から遠くへは落ちない
「The apple never falls far from the tree」
日本語だと「蛙の子は蛙」です。子供は結局親に似るという意味です。
・腐ったリンゴ1個ですべてが腐る
「One bad apple spoils the barrel.」
腐ったリンゴが1つあると、伝染して樽の他のリンゴまですべて腐ってしまうことから、一人でも悪い人がいればその周囲まで悪影響をおよぼすという意味です。
英語ではAppleが「リンゴ」以外の意味で使われることもある
Appleは「リンゴ」以外の意味でも使われることもあります。
例えば「Adam’s apple」、この意味がわかりますか?
これは男性の“喉仏”という意味です。Appleからは想像もつかない意味で驚いてしまいますよね。
このような「リンゴじゃない☆Appleあるある」を見ていきましょう!
・Adam’s apple
意味:(男性の)喉仏
聖書でアダムが「禁断の果実」を食べたとき、そのかけらが喉仏になった、という言い伝えからきています。
一説で、「禁断の果実」はリンゴだったと言われています。
・Polish the apple
意味:ゴマをする
お世辞を言ったりして相手の機嫌を取ろうとすることですね。
先生に気に入られようとした生徒がりんごを磨いてプレゼントした、というイメージからきています。
I hate people who apple polish their superiors.
上司にゴマをするような人は大嫌いです。
・Bad apple
意味:問題児、他人に悪影響を及ぼす人
ことわざ「One bad apple spoils the barrel.」に出てきましたね!
A few bad apples are all you need for a class to become chaotic.
良くない生徒が数人いるだけで、授業は大混乱だ。
・Big Apple
意味:ニューヨーク
由来は諸説あるようですが、赤いりんごはニューヨークの象徴であるとされています。
・apples and oranges
意味:比較できないこと
日本語でいう「水と油」に近いものですね。
It’s apples and oranges.
それは比較できないことだよ。
・as American as apple pie
意味:とてもアメリカらしい、いかにもアメリカ的
現代に通ずるタイプのアップルパイが生まれたのはアメリカです。アップルパイはアメリカではおふくろの味、日本でいう「味噌汁」に近い存在のようです。
He was born in Japan but raised in New York, so he’s as American as apple pie.
彼の生まれは日本ですが、アメリカ育ちなのでとてもアメリカンな人です。
・The apple of my eye
意味:目に入れても痛くない(くらい大切なもの)
直訳するとちょっとおかしな文章ですが、Appleは「大事なもの」の意味で使われることが多いです。
My son is the apple of my eye.
息子は目に入れても痛くない(くらい愛おしい)
リンゴの他にもある★果物を使用した慣用句
日本にも果物を使用した慣用句がありますね。例えば、
「桃栗三年柿八年」=何事も何かを成し遂げるには時間がかかる
やはり昔から私たちの生活に身近だった食べ物は、慣用句として使用されやすいのでしょう。
そこで最後に、海外ならではの「Apple」以外の果物を使った慣用句をみていきましょう!
バナナを使った英語の慣用句
・going bananas
意味:頭がおかしくなる、熱狂する
How was Justin Biebe’s concert?
ジャスティンビーバーのコンサートどうだった?
I went bananas. He was so cool than I expected!
気が狂うかと思うくらい興奮したわ! 想像以上にかっこよくて!
レモンを使った英語の慣用句
・to buy a lemon
意味:役に立たないもの、欠陥のあるもの
I’m gonna buy a car.
車買う予定なのよ。
Don’t buy a lemon.
不良品は買わないようにね。
サクランボを使った英語の慣用句
・cherry-pick
意味:いいとこ取りをする、一番いいものを選ぶ
We’re going to an all-you-can-eat buffet today, so I have to cherry-pick from a wide variety of foods.
今日はビュッフェに行くんだから、たくさんのメニューから一番美味しいものを選ばないとね。
プラムを使った英語の慣用句
・a plum job
意味:割のいい仕事、オイシイ仕事
My sister landed a plum job with a smart art gallery.
妹はおしゃれなアートギャラリーで割の良い仕事に就きました。
ブドウを使った英語の慣用句
・sour grapes
意味:負け惜しみ
It’s just sour grapes. You don’t need to worry about it.
そんなのただの負け惜しみだから、気にすることないよ。
イソップ物語「キツネとブドウ」で、ブドウを取れなかったキツネが「あのブドウはきっと酸っぱいよ」と負け惜しみを言ったことが由来のようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Appleの一単語でこんなにもたくさんの意味があるとは思わなかったと思います!
私も外国人から「Big Apple」と言われて、Bigなリンゴ…?と戸惑ってしまったことがありました((+_+))
ネイティブ講師とのレッスンでは、このような知っていると役立つ慣用句をたくさんならえるのが魅力です。
突然会話の中に慣用句が混ざっても、「その意味知ってるよ~!」と自信をもって答えられたら素敵ですね♪
April