皆さま、こんにちは!
「b わたしの英会話」のBobです☆
今日、ふと思ったんです。ミドルネームってなんかかっこいいなぁって!
私も欲しいなぁって!思っちゃいました(笑)
レッスン・パートナーも普段はMichaelとかJessyって話していますが、パスポートなどを見せてもらうと、かっこいい名前が真ん中に入ってます。
調べてみると、日本ではミドルネームは登録できないみたいですね!
となるとミドルネームを持つには海外の人と結婚するしかないですね(笑)
実は、かつては日本でも苗字と名前の間に官職などを入れるミドルネームみたいなものがあったそうです。
例えば、誰でも知ってる織田信長は、「織田”上総介”信長」とか「織田”弾正忠平朝臣”信長」と、その時々の自分の官職などに基づいて持っていたそうです。
でも、本人も何度か変わったので、「あれ、今の自分のミドルネームなんだっけ?」と書き間違えたりしたものが残ってるそうですよ。
というわけで今回の記事では、「そもそもミドルネームとは何だっけ?」ということを解説し、そのあとに人気のミドルネームを一覧にしてご紹介します。
ぜひ最後までご覧くださいね。
Contents
ミドルベームとは?
ミドルネームとは、名前(ファーストネーム)と苗字(ファミリーネーム)の間に位置する名前です。
ファーストネーム・ミドルネーム・ラストネーム
この独特な名前は、元々は洗礼名から来ており、同姓同名の人物との区別、あるいは個人のアイデンティティを強調するために使われます。
洗礼名とは、一部のキリスト教徒が洗礼を受けるときにつけられる名前です。
例えば、「ドナルド・ジョン・トランプ」の「ジョン」のように、中間の位置にあるためミドルネームと呼ばれています。
アメリカでは、ミドルネームの使用が一般的であり、時には日本名がミドルネームとして用いられることもあります。
しかし、日常生活で常に使われるわけではなく、親しい間柄でも知らない人が多いです。
また、ミドルネームには個人差があり、好んで使用する人もいれば、逆に公表を避ける人もいます。
ミドルネームは、個人の名前におけるユニークな部分であり、文化や伝統に根差した興味深い側面を持ちます。
ミドルネームをつける意味や理由は?
一般的に欧米圏でミドルネームをつけるときは、下記の意味合いでつけることが多いです。
・洗礼名として
・ご先祖の名前
・母方の姓
・自分の旧姓
・自分の尊敬する人の名前
・他の人と名前がかぶるのを防ぐ
それでは、順番に解説していくので、一緒に見ていきましょう。
洗礼名としてミドルネームをつける
洗礼名としてミドルネームをつけることは、洗礼式における伝統的な慣習です。
一般に、この名前は誕生時に親や近親者によって決められ、その後の洗礼式で正式に使われます。
成人してから改宗する場合、自分で洗礼名を選ぶこともあります。
洗礼名は、個人の信仰や家族の願いを反映する大切なものです。
この慣習により、信仰深い名前が次世代にも受け継がれていきます。
ご先祖の名前をミドルネームにする
ご先祖や祖父母の名前を受け継ぐ伝統は、ミドルネームにも反映されています。
特に長男に対して、この慣習が見られることが多いでしょう。
時には家族や親戚から、特定の先祖の名前を継がせるようにという期待が寄せられる場合もあります。
ファーストネームとしては抵抗があるが、ミドルネームならという考え方で、先祖の名前を継ぐ選択をする人もいます。
このようにミドルネームには、家族を偲ぶ深い愛情や敬意が込められています。
母方の姓をミドルネームにつける
北欧においては、母方の姓をミドルネームとして使用する習慣が一般的です。
この慣習は、家族のルーツや先祖への敬意を示す手段として重視されています。
母親の旧姓を子どもの名前に織り込むことで、家系の歴史を保存し、次世代へと伝承することができるのです。
このやり方には、家族間の絆を深め、先祖を偲ぶ深い思いが込められています。
自分の旧姓をミドルネームにする
結婚により姓が変わる際、旧姓をミドルネームとして名前に留める選択をする女性がいます。
特に国際結婚を経験する日本女性の間では、この慣習が一般的です。
この方法により、先祖への敬意や家族への愛情を形にし、自身のアイデンティティを保持することが可能になります。
旧姓をミドルネームにすることで、個人の歴史と家系の繋がりを大切にする心が表れます。
自分の尊敬する人の名前をミドルネームにつける
最近は尊敬する人物の名前をミドルネームに選ぶケースが増えています。
これは、その人のようになってほしいという願いを子どもの名前に込めるためです。
尊敬する有名人の名前をミドルネームにすることで、子どもにその人物の素晴らしい資質や成就を受け継がせたいという願いが表れています。
名前は人の一生を象徴するものであり、ミドルネームには深い意味が込められているのです。
他の人と名前がかぶるのを防ぐため
ミドルネームの存在は、同姓同名の人と区別する役割も担っています。
例えば、アメリカには「ジョン・スミス」が数多くいますが、「ジョン・エドワード・スミス」ならば重複の可能性は低くなります。
名前の種類が限られる欧米では、家族や親戚の名前をファーストネームにすることが一般的であり、ミドルネームはその中で独自性を確保する手段となります。
ミドルネームは国や地域によってちがう?
欧米では姓の種類が少ないことや、自分の子供に親と同じ名前を付けることがあるため、ミドルネームで区別する必要があります。
例えば、ジョン・F・ケネディも、「ジョン・ケネディ」だけの場合は、かなり多くの人がヒットします。
しかし、ミドルネーム(F:フィッツジェラルド)が入るだけで、あの大統領だと特定されます。
日本もよくある苗字だと同姓同名になりやすいですが、「斉藤アレクサンドリア花子」 など、ミドルネームが入るとすごく区別ができていいですよね!
(かなり極端ですが(;^ω^))
また、イギリスでは先祖のファーストネームをミドルネームにつける風習があります。
Micheal Andrew Fox
↓
Tom Michael Fox
↓
John Tom Fox
↓
Aaron John Fox
(名前は適当ですが)こんな感じです!
父親の名前をミドルネームにすることで一族の伝統、つながりをとても大切にするそうです。
兄弟が多くなると、皆同じになるのかな?と思いますがそうでもなく、次男以降のミドルネームは何でもいいみたいです!(笑)
文化の違いってとっても面白いですよね。
代表的なミドルネーム一覧をご紹介
ミドルネームは地域や文化によって多様ですが、英語圏でよく見られる代表的なものを挙げてみます。
男性の代表的なミドルネーム
・James
・John
・Michael
・William
・David
・Robert
・Joseph
・Charles
・Thomas
・Edward
女性の代表的なミドルネーム
・Marie
・Ann
・Elizabeth
・Jane
・Lee
・Lynn
・Grace
・Rose
・Louise
・May
これらの名前は、第一名(ファーストネーム)だけでなく、ミドルネームとしても広く用いられています。
地域や家族の伝統によって、他にも多様なミドルネームが選ばれることがあります。
誰のミドルネームか分かりますか?面白い例をご紹介
さてここで、天才画家ピカソの本名を紹介します♪
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアーノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ
です!!びっくりですよね!
さて、ミドルネームはどちらでしょうか?
正解は、ルイス・ピカソより前は全てミドルネームなんです!
本人も覚えられなかったようです…(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
普段の英語の文法ばどの役立つ情報とは違いますが、英語を学ぶ上で、文化などの違いも知るととっても面白いです!(^^)
また、こちらの記事でもあなたの英語力UPに繋がるコンテンツをご紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
Bob☆