先日「b わたしの英会話」のお客さまのレッスンで出ていた表現で
「on behalf of ~」
というものがあります。
英語を勉強したことがある人なら、聞いたことがあるフレーズかと思います。
この記事では「on behalf of ~」の意味と使い方を例文多めで解説していますので、チェックしてみてくださいね。
Contents
「on behalf of ~」の意味とは?
「on behalf of ~」の意味はこちらです。
on behalf of ~
〜の代わりに
〜の代理で
〜を代表して
〜のために
「behalf」自体に「誰かの代理として」という意味がありますが単体で使うことは少ないです。
「behalf」を使うときは「on behalf of」の形で使うことが多いですね。
どんなシーンで使うかというと、上司の代理でなにかを英語で伝えなければならないとき。
例えば…
・秘書業務をしていて、上司の代理で、アメリカ本社と電話会議を設定するとき
・コンサルティング会社や監査法人などで、海外との共同プロジェクトにあたっていて、上司の代理でコンタクトを取るとき
・日本の会社で、海外子会社に上司に代わって指示出ししたいとき
・海外の方の結婚式に際して、会社スタッフを代理してお祝いを書くとき
・(自分自身が上席の立場の場合)会社を代表して・・・と申し上げるとき
などなど、メールでは活躍する機会の多いフレーズであること間違いなしです!
きっと、上司の方もそんなフレーズの混じったメールを見たら安心することでしょう。
また「on behalf of」には「〜のために」という意味もあります。
例えば「on behalf of the young」だと「若い人々のために」ということになります。
「on behalf of ~」の使い方を例文でマスターしよう
ここからは「on behalf of ~」の使い方を例文でご紹介します。
On behalf of Mr. Yamamoto, I am writing this email to you.
(上司の)山本に代理しまして、こちらのメールを書いております。
I’m making this phone call to you on behalf of Ms. Aniston.
(私の上司の)アニストンに代わってお電話しています。
I would like to present congratulations on behalf of everyone from 2008 graduates.
2008年度卒業生を代表してお祝いを述べます。
She solicited donations on behalf of the Community Chest.
彼女は共同募金運動のために寄付を求めた.
「on behalf of ~」が使えるとビジネスシーンで、かなり役に立ちそうですね!
また別に「in behalf of」というフレーズもあり、「~の利益のために」という意味になります。
昔の英語では「on behalf of(~に代わって、~の代理として)」と「in behalf of(~の利益のために)」は別の意味でした。
しかし現代(特にアメリカ)の英語では特に区別はなく、そのときのノリにあわせてどちらでも問題なく使われているみたいです。
「in behalf of」の例文はこちら!
In behalf of the staff of one’s company, I would like to thank you for your contribution to the compnany over the past few years.
全社を代表して、あなたの会社への貢献に対して感謝を述べたいと思います。
また「on(in) behalf of」を日常会話で使っている人がいるとすると、かなりの英会話の達人か、意味からして硬派なシーンで英語を話している人でしょう。
「on one’s behalf」はより会話的な表現
「on behalf of」より会話的に噛み砕いた表現として、「on one’s behalf」という表現もあります。
「on one’s behalf」の使い方を例文でチェックしてみましょう。
I would like to apologize on my son’s behalf.
息子に代わってお詫び申し上げます。
I am acting this action on his behalf.
彼に代わってこの行動をとっています。
英語の独学で失敗したくない方へ
この記事を読んでいる方の中には、英語を独学されている方も多いかと思います。
ただ「この方法で合っているのかな?」と不安になるときもありますよね。
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このYouTubeチャンネルでは、「b わたしの英会話」の代表取締役である大山俊輔が、英語の独学方法をわかりやすく解説しています。
まずは、こちらの動画「【完全攻略】大人の英語初心者向け独学勉強法【保存版】」をチェックしてみてください!
【追記】
また、最近はZoomを使って英語でコミュニケーションをすることも多いと思います。
こちらのYouTube動画「【Zoomにも対応】英語の会議で失敗しないための鉄板英語フレーズ50選【ビジネス英語】」で、Zoomで使える英語フレーズを解説していますので、チェックしてみてください。
記事はこちら:Zoom会議・リモート会議などオンライン会議でよく使われる英語会議用鉄板フレーズ50選!!【初心者向け】
まとめ
最後に今回の内容をまとめておきます。
・on(in) behalf of
〜に代わって、〜の代理で
〜のために
※メールなどのビジネス書面でよく使われる
・on one’s behalf
〜に代わって
※会話的な表現で使われる
ついつい日本語の感覚で英語の文章を書いてしまうと、どうしても主語は「I」とか「she / he / they」になりがちです。
しかし実際にはアクションを起こしているのは自分でも、それは誰かのためにしていることってよくありますよね。
そんなビジネス英会話のシーンでは、この「behalf」が大活躍します。
まずはメールから「on behalf of」を、そして慣れてきたら会話の中で「on one’s behalf」を使ってみてください!