MBAビジネス英会話 第6回 Economic Value Added(EVA) (1)

マンツーマン英会話スクール 「b わたしの英会話」による新連載。マーケティング、経営戦略、ファイナンスなど、ビジネススクールのクラス討議に英語で参加するとしたら・・・。具体的な場面を想定して、よく使われる便利な表現や間違いやすいポイントを、ネイティブスピーカーが徹底伝授。
第6回は経営指標としてEVAを取り入れることの正否について討議の様子を覗いてみよう。


―――英語で言ってみよう
■日本語の意味に合うように、空欄に適切な語を入れて英文を完成させてみよう(日本語の文面の下に、空欄を残した英語の文例を掲載してあります。まずは日本語の文面だけをもとに、ご自分だったら、どんな話し方をするか考えてみてください。
講師:これまで経営指標として、一般的な売上高や利益に加え、ROA(総資産利益率)、ROE(自己資本利益率)などを紹介してきました。これらの指標にも弱点がありますが、例えばどんな例が挙げられますか。
Teacher: In addition to general sales volume and profit, so far we have introduced “ROA” or “Return on Assets”, “ROE” or “Return on Equity” and so on as management 【1.指標】. These indicators also have their own weak points. What kind of examples can you come up with?
A:利益には、株主からの期待が反映されないという点はどうでしょう。
A: What about profits, where the hopes and expectations of the shareholders are not properly reflected?
B:会計方針によって、数字はいかようにも加工できる点ではないでしょうか。あるいは、歴史がある企業には土地などの不動産を含む資産があり、結果としてROAが高くなったりします。
B: I think depending on the accounting policy 【2.~の方向性】, different figures can be arrived at. More specifically, companies with longer histories have more latent assets such as land which as a result gives for a higher ROA.
講師:どちらも良い指摘ですね。そうした問題意識を背景に、新しい経営指標として登場して注目を集めているのがEVA(経済付加価値)です。皆さんも、この単語は聞いたことがあるのではないでしょうか。EVAは、税引後営業利益(NOPAD)-投下資本額×加重平均資本コスト(WACC)により、算出されます。
Teacher: Both are good points. Keeping those problems in mind, “EVA”, short for “Economic Value Added”, is attracting a lot of 【3.注目】 as a new management indicator. I think perhaps everyone is at least familiar with the word. “EVA” is a figure arrived at by subtracting the invested capital from the NOPAD, “Net Operating Profit after Tax”, and then multiplying that figure by the WACC or “Weighted Average Cost of Capital”.
C:資本コストを勘案するということは、会計の中に財務の要素が加味されるということですか。
C: So, is that to say that the cost of capital will now be taken into consideration as a financial element in the accounts.
講師:そのとおり、良いポイントです。それがEVAの大きな特徴の一つです。EVAは、損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)の両方から企業が生み出した価値をキャッシュで把握し、しかも価値を生み出すにあたり投下した資本のコストまでを反映しているのです。また、会計方針にあまり左右されないという特徴もあります。皆さんと議論したい点は、これを経営管理上の指標として自社に導入すべきか、という点です。Aさんは、どう思いますか。
Teacher: That’s correct. A nice point. That is a big characteristic of EVA. It allows us to get a 【4.把握】, in cash terms, of a company’s position through its PL, Profit and Loss Statement and BS, Balance Sheet but with the value generated by invested capital also taken into account. Furthermore, it has the characteristic of not particularly being affected either way by the accounting policy pursued. The point that I would like to discuss with everyone is whether this should be adopted as an indicator by your own companies. Mr. A, what do you think?
A:我が社では難しいと思います。WACCなど、財務の概念も理解しなければならない指標を一般社員までもが理解して使いこなすのは大変です。
A: I think it would be difficult for our company to adopt. I think it will be very difficult for ordinary employees to grasp such financial concepts as WACC.
B:我が社も同じです。「そんな複雑なものを使わなくても、ROAやROEで十分だ」という意見が過半を占めると思います。
B: I think the same is true for my company. I imagine a majority of people will hold the opinion that just using ROA and ROE will be enough, without resorting to these kinds of difficult concepts.
講師:二人の言い分ももっともですね。しかし、花王やオリックス、松下電工などは、ほぼ10年前から、EVAを導入しています。これは、なぜだと思いますか。
Teacher: I think both of your opinions have a lot of weight. However Kao, Orix, Matsushita and others have been using EVA as an indicator for almost 10 years now. Why do you think this might be?
A:うーん。株主が入れろと指摘したのでしょうか。
A: Um…. I guess it was at the request of shareholders.
C:海外の投資家が増えたからではないでしょうか。資本市場がグローバル化している背景を考えると、世界の顧客だけではなく、世界の資金提供者を味方につける必要が出てきたのだと思います。
C:Is not perhaps because the number of overseas investors is increasing? Against a background of globalization of capital markets, it has become necessary to 【5.応える】 to the needs of not only customers but to the providers of capital as well.
講師:それは大いにあり得るでしょうね。もう一つは、ちょっと難しい話になりますが、EVAを上げることは企業価値向上に密接に関わるのです。これについては次回、議論しましょう。
Teacher: Yes, I think that is certainly a major factor. It’s a slightly difficult topic but raising EVA is closely related to raising the value of a company. Let’s discuss this further next time.
答えと解説は11月21日に掲載します。

%A5%D3%A5%B8%A5%CD%A5%B9%A1%A1%B1%D1%B2%F1%CF%C3.jpg
b はビジネス英会話・ビジネス英語もお任せ!

b わたしの英会話 トップページに戻る
恋と仕事に効く英語を購読する
体験レッスンのお申込みをする
資料請求ダウンロードはこちら

英語を話せるようになりたい方へ

当ブログは「b わたしの英会話」が運営しています。

「b わたしの英会話」では、まずは独学をキッカケにスタートしてその後、しっかりと学びたい!ということで、通いはじめるお客様は多くいらっしゃいます。

特に、私たちのスクールでは毎回のレッスンで学んだ単語やフレーズを「レッスンレコード」というオンラインノートに毎回記帳します。クラスの中で、自分にあった単語やフレーズを使った文章を作ってもらって、それを自分の台本代わりにすれば、会話の上達速度も圧倒的に早くなるのでおすすめですよ。

もし、同じように独学に限界を感じ始めている方は体験レッスンで雰囲気を見てみるといいと思いますよ。初回は無料で受けられますので、まずは、雰囲気を見てみたい方にもオススメです。

また、今はまだ体験レッスンは早いかなぁ・・・・。
そんな方は、資料請求だけしておくと後で様々なキャンペーンの特典などありますのでおすすめです。

コース内容及び料金イメージはこちらからダウンロードが可能です
英会話超初心者脱出資料請求

 

私たち、b わたしの英会話では一緒に働くコンシェルジュ職(カウンセラー)ポジションの募集をしています。英語を使った仕事を通じて、自分のスキルを高めてみたい方、接客の好きな方にピッタリのポジションです。応募されたい方は、こちらのリンクをご参照ください。

また、当面はオンラインで英語学習をしてみたい。
そんな方のための「わたしのオンライン」コースもおすすめです!
初月わずか550円ではじめられるので、まずはお試し!



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です



 
 


英語が全くダメな人のためのOLあんちょこ英語集 bわたしの英会話 無料ダウンロード

言えたら安心の「これだけ」海外旅行フレーズ集 bわたしの英会話 無料ダウンロード

特典付き資料請求

その他、マンツーマン英会話「bわたしの英会話」の知りたい情報が満載!今スグ見られる!!

【 特 典 付 き 】『bわたしの英会話:ココが知りたい! 資 料 請 求 ダウンロード』 システムや料金情報、各スクール情報など、人気のコンテンツがすぐにご覧いただけます!


ご相談専門お電話番号


※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。
button_lesson_anime_s
無料体験レッスン
※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。
button_lesson_anime_s
無料体験レッスン