稲荷町駅は、上野駅と田原町の間にある銀座線の駅。稲荷町駅を降り立つと、下谷稲荷という大きな稲荷があります。稲荷町駅は銀座線の中で最も乗降人員が少ない駅なので、訪れたことがない方にも分かりやすいように稲荷町の魅力をご紹介します。
稲荷町には、奈良時代に創建され、都内で最も古いお稲荷様である「下谷神社」があります。御祭神は、大年神(オオトシノカミ)と日本武尊(ヤマトタケルノミコト)で、西暦730年に建立されました。上野忍ヶ丘の地に五穀を主宰し、厚く産業を守護し給い、「商売繁盛」「家内安全」にご利益がある神様といわれています。この神社では、毎月限定の御朱印を発行しています。御朱印集めをしている人には必見です。マンツーマンの英会話レッスンを日本橋で学んだあとの楽しみとして、毎月の御朱印を集めるのもすてきですね。
また、稲荷町には有名な浮世絵師である葛飾北斎の墓があります。北斎の名作である「富嶽三十六景」は、日本を代表する風景画です。また、「神奈川沖浪裏」という浮世絵は、題名は分からなくても必ず見たことがある波の絵です。数々の代表作を持つ北斎ですが、人生は波乱万丈で生涯に30回改号し、93回も転居したと言われています。なんと、1日に3回引っ越したこともあるそうです。そこまで転居を繰り返した北斎が永住することになったともいえるのが稲荷町。一度は訪れてみる価値がありますね。