マザーテレサといえば、貧しい人のために障害働くことを捧げた人物で有名ですね。
マザーテレサの平和への貢献度はとても高く、ノーベル平和賞をはじめとして、さまざまな賞を受賞しています。
またマザーテレサには数多くの名言があり、私たちの人生に気づきや救いを与えてくれます。
この記事では
・マザーテレサとはどんな人?
・マザーテレサの生い立ちと生き方について
・マザーテレサの名言、格言集(英語和訳つき)
をまとめていますので、ご覧になってみてくださいね。
Contents
マザーテレサはどんな人?
それではまず、マザーテレサがどんな人なのか見てみましょう。
・出身地:オスマン帝国(現在の北マケドニア共和国)
・生年月日:1910年8月26日
・死没:1997年9月5日(87歳)
・崇敬する教派:カトリック教
・受賞、受章歴
-1962年:マグサイサイ賞平和・国際理解部門
-1971年:ヨハネ23世教皇平和賞
-1972年:ジョン・F・ケネディ賞
-1973年:テンプルトン賞
-1975年:アルベルト・シュヴァイツァー賞
-1979年:ノーベル平和賞
-1980年:バーラト・ラトナ賞
-1983年:優秀修道会賞
-1985年:大統領自由勲章
-1992年:ガウデイム・エト・スペス賞
-1996年:アメリカ合衆国名誉市民
-1997年:議会名誉黄金勲章
マザーテレサは40歳のときに
「飢えた人、裸の人、家のない人、体の不自由な人、病気の人、必要とされることのないすべての人、愛されていない人、誰からも世話されない人のために働く」
ということを目的に「神の愛の宣教者会」を創立します。
このとき、修道会のリーダーとして「マザー」と呼ばれるようになります。
その後、インド政府の協力でヒンズー教の廃寺院を譲り受けたマザーテレサは、あの有名な「死を待つ人の家」というホスピスを設立しました。
このホスピスでは、ケアする人の状態や宗派は関係なく活動していたため、世界中の国や人から関心を持たれ、多くの援助が集まることになります。
マザーテレサの活動はカトリック教会を刺激し、世界中にマザーテレサの想いに共感した修道会が設立されていきました。
マザーテレサの生い立ち・生き方について
続きまして、マザーテレサの生い立ちや生き方をみていきましょう。
・1910年(0歳):東ヨーロッパの北マケドニア共和国で3人兄弟の末っ子として生まれる
・1919年(9歳):父が急死
・1928年(18歳):アイルランドのロレト修道女会に入る
・1931年(21歳):インド、コルカタの聖マリア学院で地理と歴史を子供たちに教える
・1944年(34歳):聖マリア学院での校長に任命される
・1946年(36歳):ダージリンに向かう列車の中で「もっとも貧しい人のために働きなさい」と神から告げられる
・1948年(38歳):修道院を出てインドのスラム街に入り、ホームレスの子供たちを集めて街頭での無料授業を始める
・1950年:(40歳):「神の愛の宣教者会」を設立
・1952年:(42歳):「死を待つ人の家」を設立
・1965年(55歳):インド国外での活動を始める
・1979年:(69歳):ノーベル平和賞を受賞
・1989年:(79歳):心臓病のため、ペースメーカーの取りつけ手術を行う
・1991年:(81歳):長年の夢だった故郷に支部を設立する
・1993年:(83歳):マラリアや骨にヒビが入る怪我をし、健康状態が悪くなる
・1997年:(47歳):「神の愛の宣教者会」の総長を辞任し、コルカタのマザーハウスで息を引き取る
マザーテレサが生まれたマケドニア地方にはイスラム教徒が多かったのですが、両親はその地方では珍しいキリスト教でした。
両親は信仰心が高く、貧しい人への施しを積極的に行っており、幼少期のマザーテレサもその影響を強く受けた言われています。
実際に、12歳の頃には「将来はインドで修道女として働きたい」と考えるようになります。
その念願をマザーテレサが21歳に叶え、インドのコルカタの聖マリア学院で子供たちに勉強を教え始めます。
マザーテレサ自身、地理が好きで彼女のユーモアあふれる授業は生徒の間から大変な人気だったと言われています。
マザーテレサの人生で1番の転機は36歳のときです。
インドのダージリンに向かう汽車の中で
「すべてを捨て、もっとも貧しい人の間で働くように」
と神からお告げがあったそうです。
そのお告げを受けて、修道院外のスラム街などで活動をしたいと考えたマザーテレサでしたが、カトリック教会の上層部はすぐには許可を出しませんでした。
それでもマザーテレサの決意は強く、38歳のときにインドのスラム街でホームレスの子供たちに無料で授業を行うようになります。
当時のインドは国内のヒンドゥー教とイスラム教の激しい対立がありました。
また元々同じ国だったインドとパキスタンが宗教の違いを巡って、印パ戦争が始まり多くの死傷者が出ました。
そうした背景もあって、マザーテレサは「貧しい人のために働きたい」という想いがより強くなったと考えられますね。
インドのスラム街で働き始めたあと、聖マリア学院の教え子がボランティアで集まりだし、地元の人たちや教会からはもちろん、世界中の国々からの共感を得て寄付が集まるようになりました。
マザーテレサの名言・格言集(英語和訳つき)
マザーテレサは数多くの名言や格言を残しています。
ここではマザーテレサの生き方や、なにを大切にしてたかが分かる名言に触れてみましょう。
マザーテレサの英語名言1:思考に気をつけなさい
Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words.
Be careful of your words, for your words become your deeds.
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
Be careful of your habits for your habits become your character.
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
この言葉を1度は聞いたことがある人も多いかと思いますが、マザーテレサが言った言葉と知らない人は多いのではないでしょうか。
普段から「なにを考えているか?」や自分の言葉の大切さに気づかされる名言だと思います。
マザーテレサの英語名言2:パンよりも愛情に飢えている人が多い
There is more hunger for love and apprecition in this world than for bread.
この世にはパンに飢えている人たちより、愛や感謝に飢えている人のほうが多いのです。
この名言から「愛と理解を求めている人が多いのなら、それを与えられる人になりなさい」ということが伝わってきます。
私たちが人生をより豊かにしていくために「愛と理解」を大切にしていきたいところですね。
マザーテレサの英語名言3:ちょっとした笑顔の力は大きい
We shall never know all the good that a simple smile can do.
ちょっとした笑顔が可能にするすべての良いことを私たちは知らない。
あなたのちょっとした笑顔が周りの人の気持ちを明るくさせ、それが伝染していくことでより良い世の中になっていくと思います。
日頃から笑顔で人に接したいものですね。
マザーテレサの英語名言4:愛とは小さいことを大きな愛情で行うこと
Love is doing small things with great love
愛とは小さなことを大きな愛情を持って行うことなのです。
「愛」と聞くと大きいことをイメージしがちですが、実はそうではなく、小さいことでいいから心を込めてすることが大切だと伝わる名言です。
マザーテレサの英語名言5:人を許しなさい
People are often unreasonable and self-centered.
Forgive them anyway.
人はしばしば理不尽で自己中心的です。
それでも許しなさい。
確かに人は「自分が可愛い」と思い、生きている人がほとんどですよね。
そんな中でマザーテレサは自分のことより他人のことを考え、許す心を大切に人と接していたのが伝わりますね。
マザーテレサの英語名言集
The miracle is not that we do this work, but that we are happy to do it.
奇跡なのは、私たちがこの仕事をすることではなく、それをすることが幸せだということです。
Intense love does not measure, it just gives.
強い愛は、分け隔てをせず、ただ与えるものです。
If you can’t feed a hundred people, then feed just one.
もしあなたが百人の人に食料を与えることができないのなら、ただ一人の人に与えなさい。
Every time you smile at someone, it is an action of love, a gift to that person, a beautiful thing.
誰かに微笑みかけること、それは愛の表現であり、その人へのすばらしい贈り物となるのです。
Do not wait for leaders; do it alone, person to person.
リーダーを待つのはおよしなさい。一人で、人から人へと行えばいいのです。
If you are kind, people may accure you of ulterior motives.
Be kind anyway.
人に優しく接すると人はあなたの動機を詮索するかもしれません。
それでも人に優しくしなさい
The most terrible poverty is loneliness, and the feeling of being unloved.
最もひどい貧困とは、孤独であり、愛されていないという思いなのです。
You can give the poor even your life, but if you don’t do it with a smile, you give them nothing.
貧しい人たちに生命だってあげることはできます。しかし、微笑を浮かべてそれをしなければ、何も与えることにはなりません。
It is not how much we do, but how much love we put in the doing.
It is not how much we give, but how much love we put in the giving.
大切なのは、どれだけ多くをほどこしたかではなく、それをするのに、どれだけ多くの愛をこめたかです。
大切なのは、どれだけ多くを与えたかではなく、それを与えることに、どれだけ愛をこめたかです。
God doesn’t require us to succeed;
he only requires that you try.
神様は私たちに成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけです。
まとめ
マザーテレサの人物像や生い立ち、名言などをご紹介しましたが、いかがでしょうか?
マザーテレサのように「人を愛すること」を大切にすることで、あなたの人生をより豊かにするでしょう。